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POPとSNSを別々に作っていませんか?お客様の頭の中に「第一想起キーワード」を残す、売場と発信の一気通貫販促


POPとSNSを別々に作っていませんか?

お客様の頭の中に「第一想起キーワード」を残す、売場と発信の一気通貫販促

こんにちは、ぜっとです。

Instagramを更新する。

LINEを配信する。

Googleマップも整える。

店内にはPOPを付ける。

ホームページもある。

それなりに発信しているのに、なぜか売場では思ったほど商品が動かない。

そんなことはないでしょうか。

私自身、実際の店舗でSNSを更新したり、POPを作ったり、スタッフにLINE配信をお願いしたりしながら、この問題を何度も考えてきました。

写真が悪いのか。

文章が弱いのか。

フォロワーが少ないのか。

もっと目立つPOPにした方がいいのか。

もちろん、それが原因の場合もあります。

でも、もう一つ見落としやすい問題があります。

SNSと売場で、同じ商品について別々のことを伝えている。

商品は同じなのに、お客様の頭の中では一つにつながっていない。

私は最近、ここをかなり重要な販促課題として見ています。



お客様は「Instagram」「POP」「LINE」と分けて店を見ていない

店側から見ると、販促媒体は別々です。

Instagram。

LINE。

Googleマップ。

POP。

ホームページ。

note。

店頭チラシ。

それぞれ文字数も違いますし、役割も違います。

場合によっては担当する人も違います。

だから、お店側ではどうしても、

「Instagram投稿を作る」

「LINEを配信する」

「POPを書く」

という別々の仕事になりやすい。

ところが、お客様側から見ると違います。

全部、同じ店です。

Instagramで見た商品を、数時間後に実際の売場で探すことがあります。

LINEで届いた商品を思い出して、店へ来ることもあります。

Googleマップで店の雰囲気を確認してから、初めて来店する人もいます。

つまり、お客様の頭の中では、

SNS。

売場。

POP。

接客。

ホームページ。

これらが一つの店の情報として重なっています。

ここが、店舗側の管理方法と、お客様側の認知の大きな違いです。



同じ商品なのに、毎回違う意味を伝えていないか

例えば、ある商品をInstagramでは、

「忙しい日の夕飯に便利」

と紹介したとします。

ところが売場へ行くとPOPには、

「産地直送」

と書いてある。

LINEでは、

「今週のおすすめ商品」

ホームページでは、

「品質にこだわった商品」

スタッフからは、

「今かなり売れていますよ」

と説明される。

一つひとつは間違っていません。

全部、その商品の良さです。

でも、お客様からすると少し困ります。

結局、この商品は自分にとって何なのか。

ここがぼやけてしまうからです。

情報をたくさん伝えているのに、何も強く残らない。

販促では、この状態が意外と起こります。



「認知チャンク」という考え方

私は、この問題を考える時に「認知チャンク」という見方をしています。

難しい学術的な話をしたいわけではありません。

ここでは簡単に、

商品についてバラバラに存在している情報を、お客様が一つの意味として捉えられるまとまり

くらいに考えてください。

例えば、

商品名。

価格。

産地。

品質。

使い方。

食べる場面。

誰に向いているか。

どんな悩みを減らすのか。

こうした情報は、本来すべて別々です。

しかし、お客様の生活場面と結びついた時、それらが一つの意味としてまとまり始めます。

ただ「良い商品」と覚えてもらうのではありません。

「こんな時に思い出す商品」

になっていく。

私は、ここに店舗販促の重要なポイントがあると思っています。



そして重要になるのが「第一想起キーワード」

認知チャンクを考えると、もう一つ重要なものが見えてきます。

第一想起キーワードです。

この記事では、

ある場面になった時、お客様の頭の中で最初に思い出してほしい言葉

という意味で使います。

例えば、

「夕飯が面倒」

「手土産」

「週末のご褒美」

「初めてでも安心」

「すぐ食べられる」

「家族で楽しむ」

こうした言葉と、自店の商品やサービスが結びついている状態です。

商品そのものを思い出してもらう前に、

ある生活場面や困りごとが発生した時、その店や商品を思い出してもらう。

ここまでつながると、販促はかなり変わります。

単に商品の存在を知らせるだけではなくなるからです。

お客様の頭の中に、

「この場面なら、この店」

という小さな結びつきを作っていくことになります。



第一想起キーワードは、単なるキャッチコピーではない

ここは少し注意が必要です。

第一想起キーワードを決めれば、すぐ売れる。

そんな単純な話ではありません。

キャッチコピーを一つ決めて、InstagramにもPOPにも同じ文章を書けばいい、という話でもありません。

むしろ難しいのは、その前です。

本当にその商品に合っているのか。

お客様は実際にその場面で困っているのか。

他の商品ではなく、その商品をすすめる理由があるのか。

お店としてその言葉を継続して使えるのか。

実際の売場や接客と矛盾しないのか。

ここを間違えると、きれいな言葉を作っただけで終わります。

私は、第一想起キーワードは「広告用の言葉」というより、

店側の商品理解と、お客様側の生活認識が接続する場所

だと考えています。

だから、ここを決める作業は意外と深いのです。



SNSで作った認知が、売場で消えてしまう

せっかくSNSで一つの意味を伝えても、来店した瞬間に別の言葉へ切り替わると、その認知は弱くなります。

逆に、

Instagramで感じたこと。

LINEで読んだこと。

売場で目に入ったPOP。

スタッフから聞いた一言。

これらの方向がそろっていると、

「やっぱり、この商品はそういう商品なんだ」

という認識が少しずつ強くなります。

この繰り返しが大切です。

私は、POPを単なる「売場で目立たせる道具」としてだけ見ると、少しもったいないと思っています。

POPは、来店前にSNSなどで作られた認知と、実際の商品をもう一度つなぎ直す場所にもなります。

SNSを見た人がPOPを見て、

「あ、これだ」

と思う。

この「あ、これだ」が起きるかどうか。

かなり重要です。



AI時代だからこそ、言葉を増やす前に「何を残すか」を決める

生成AIを使えば、キャッチコピーはいくらでも作れます。

Instagram投稿も作れます。

LINE配信文も作れます。

POPの文章も作れます。

商品説明も作れます。

便利です。

私自身も使っています。

ただ、AIが優秀になるほど、別の問題が出てきます。

良い言葉を作りすぎる。

という問題です。

InstagramにはAという訴求。

LINEにはBという訴求。

POPにはC。

ホームページにはD。

全部、それなりに良い文章です。

しかし、お客様の頭の中ではまとまらない。

AIを使えば大量に言葉を作れる時代だからこそ、

「何を書くか」

より前に、

「何を残すか」

を人間側が決める必要があります。

認知チャンク。

第一想起キーワード。

私は、この二つを考える意味がそこにあると思っています。



問題は、第一想起キーワードを「何にするか」

ここまで読むと、

「では、自分の商品ではどんな第一想起キーワードを決めればいいのか」

と思うかもしれません。

実は、ここから先が難しいところです。

売りたい商品から決めるのか。

粗利の高い商品から考えるのか。

看板商品を中心にするのか。

お客様の悩みから逆算するのか。

季節や利用場面を見るのか。

競合との差を見るのか。

GoogleマップとInstagramでは、同じ認知をどう扱うのか。

LINEやPOPでは、どこまで言葉を削るのか。

スタッフの接客まで、どうつなぐのか。

さらに、販促して本当に商品が動いた時、

在庫は足りるのか。

粗利は残るのか。

欠品しないのか。

現場が回るのか。

ここまで考える必要があります。

ですから、この記事ではあえて具体的な設計手順までは書きません。

一つだけ持ち帰っていただくなら、

「自分の店は、同じ商品について媒体ごとに違う意味を伝えていないだろうか」

ここを一度見てみてください。

それだけでも、今までとは違うものが見えるかもしれません。



「何を発信するか」ではなく、「何として覚えてもらうか」

これからの中小店舗販促では、投稿数だけを増やすことが答えではないと思っています。

毎日Instagramを更新する。

LINEも送る。

POPも交換する。

Googleマップも更新する。

それでも、それぞれが別々に動いていたら、発信は点のままです。

大切なのは、

「お客様に、この商品を何として覚えてもらいたいのか」

「どんな場面で、何という言葉と一緒に思い出してほしいのか」

を先に考えることです。

そこに第一想起キーワードがあり、その周囲に認知チャンクが形成される。

そして、その意味をSNS、POP、売場、接客へつなげていく。

ここまでできると、販促は単なる投稿作業ではなくなります。

店全体で、お客様の認知を設計する仕事になっていきます。



『AI時代の中小店舗販促大全』では、その設計の続きをまとめています

今回の記事では、

認知チャンク。

第一想起キーワード。

SNSとPOPの認知を分断しない。

という入口だけを書きました。

しかし、実際にやろうとすると、この先にいくつもの判断があります。

何の商品を選ぶのか。

どんなお客様を想定するのか。

どんな生活場面へ接続するのか。

第一想起キーワードをどこから抽出するのか。

媒体ごとに何を残し、何を変えるのか。

売場と発信をどう一致させるのか。

スタッフの言葉をどう合わせるのか。

AIへどんな情報を渡すのか。

そして、売れたあとに利益と現場までどう確認するのか。

ここを一つずつ実務へ落としていくために作っているのが、

『AI時代の中小店舗販促大全』

です。

Googleマップ。

Instagram。

LINE。

POP。

note。

ホームページ。

店頭チラシ。

ZINE。

売場。

スタッフの接客。

これらを別々の販促施策ではなく、一つの顧客体験としてつなげて考えています。

SNS投稿の作り方だけを知りたい方には、少し大きすぎる教材かもしれません。

でも、

「投稿はしている。でも、店全体の販促がつながっていない気がする」

「AIを使っているのに、発信がバラバラになる」

「良い商品なのに、お客様の頭の中に強く残っていない」

そんな違和感がある方には、一度読んでいただきたい内容です。

第一想起キーワードを決めるところから、その先の売場と発信をどうつなげるのか。

その実践部分は、有料部分で詳しく扱っています。

AI時代の中小店舗販促大全はこちら

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