ずぼら一家の家庭菜園気合い入れスギ失敗顛末記 ⅩⅦ 梅仕事www Sponsored by コスモライフ株式会社 & 有機培養土ガウディ
土用丑の日前後付 梅仕事www
妹家尓 開有花之 梅花 實之成名者 左右将為
妹が家に 咲きたる花の 梅の花 実にし成りなば かもかくもせむ
恋人の家に咲く梅の花、あの花が実となったら……

本邦で花といったら桜、でなく梅の時代もあった、とはよく聞くところではありますが、じゃ、実は? と続けて思ってしまう自分は、天邪鬼なのか、単純喰いしん坊なのか? 万葉時なら、橘(蜜柑)じゃないかなぁ、と思うんだがそれはともかく、上記引用させてもらった歌は、花は梅、の万葉の頃、奇を衒ったのか、私同様喰い気ファースト人だったからってはまさか無かろうが、ともあれ珍しく実の方も読んだもの。現代語訳ラストが切れているのは此処の部分の解釈が分かれていたから。前置き前提部が梅実に託けて、妹と呼ばれる恋人の成熟に掛けているってのは、まぁ、共通してたし、上に挙げなかった、「かもかくもせむ」のところも、「思う 通り/よう/まま にしましょう」「どうにか/どのようにも しよう」なんかで、相聞歌から分かれた譬喩歌だから確実とはいえないにしても粗確実恋の歌な訳だから、つまりは結婚しましょうということらしいんだが、ここんとこのトーンが解釈人其々で分かれてんのよ。現実悲恋の実らぬ恋だから実ったら、と妄想?してんだに愚痴?ってんだ解釈している方もいるし、恋人(の母)からのはっきりさせろ攻勢に、「えー、その件につきましてにございましてはですねー、えー、今は、そのー、時宜に叶っていないと言いましょうか、えー、梅の実が成ったときに亦要御相談ということに私としては、ですねー」というような、牛歩戦術?っぽい引き延ばし答弁という解釈していた人もいるし、で、私自身は、こうした解釈を拝読させてもらう前の一読目、は、なんてか、即物的な俺様解釈してしまったんですよね。

梅と限らず果実と限らず、我が庭と限らず、一応食べ物には限定しておこうかな、皆様、大量取得食材前にわくわくした経験ありません? 食物栽培者採取者に猟師や漁師でなくとも、青果店でのおつとめ品とか、閉店間際に「二皿、いや、三皿なら一枚でお勉強しちゃうよ」「よし買った」とかの課程経て、テーブルに戦利品陳列させて獺祭魚、さあて、奈何に料してくれようか。あれしてこれして、とにもかくにもいかにせむ、あーれーとBGM流れると更に意気が揚がる、あの高揚感。一度体験しちゃうと、もうオープニング曲流れるだけで、ってはズレた。本筋戻せば、それこそ梅なら、花が咲いたときにもう期待。ベテランなら、梅木植えたときから北叟笑むことだってできるかな? 実が成ったら、梅酒に梅干し、塩に赤紫蘇はと、夢想は広がり妄想弾む(や、ベテランなら獲らぬ狸でない現実青写真だって)。
ね? 大漁旗掲げて帰途に着き(庭からなら台所へ)、何品作れるかなーと愉しく悩んだ経験持ちなら、この和歌詠むと、さ、「ふっ、実に成るのが待ち遠しいぜ。成ったら、俺が思う様に、あれにこれにもしてやるぜ」ってな俺様誤解釈しちゃっても仕方無いって思って――くれないですか、はい、そうですね、妄想が激しい質とはよく言われます。詠んだ方は、万葉歌人の貴族様(しかも権門藤原御曹司)。実の方を詠ったとはいえ、実際自分収穫して料理迄した経験がおありとは思い難い。生活実感「詠み人しらず」だったら、ワンチャンあったかもしれないんだけどなぁ(<-未だ言うか)。ってか、此処の主体がよー解らんのよ。御曹司が自分の思う通りに自分がするんだ解釈でなく、妹と呼ばれる恋人の方が「思う通り」に詠み人が致しましょうって解釈もあるんだよ。「実に成る迄せっせと世話を焼くが良い。そしたら、わたくしの思う様にしてやるわ。僕たるお前は喜んで従うのでしょう? ふふっ待ち遠しいことね?」ってな女王様? うーん、うちのこたちはこっちっぽい(言う迄も無いことでしょうが、こんな解釈をしている方はいらっしゃいませんでした。まぁ、(結婚の)約束してくれたら何でもするよ解釈をしていた方はいらしたんですけどね)? 手をいっぱい(母が)掛けたんだよ。とはいえ、母には言いたいことがあるんだが。

梅仕事、を検索すると、サジェスチョンに、気持ち悪い、と出る不思議さ、と感じる人の方が多いんじゃないかな、此処noteだと「丁寧な暮らし」が一大ジャンルだし。私自身は、仕事と付くと、不思議の国のアリスに出てくる白ウサギ、懐中時計取り出し見つめ、大変大変急げ急げ、と、つっぱしる系のイメージがあって、丁寧な暮らしとは逆方向なんだが。梅に限っても、仕事と付いたのは、「やっべ、いっぱい穫れたし、梅雨の合間に、へたほじくっての干しての大仕事、あぁ、忙しい忙しい」って感じで付いたんじゃないかなぁ、なんても思うんだが、如何でしょね? 取り敢えず、うちの梅仕事は、意識高い系と腐す人々から嫌われないと思うぞ。

母よ、何故タッパーに。
いや、タッパーを腐すつもりは毛頭ありませんが、こう……何と言いましょうか、アメリカーンなホームパーティ辺りにいるなら全然構わないんだが、「梅(仕事)」という言葉から、はんなりと醸し出されるところから、石油由来製品は、こう、何と言いましょうか、ね? 流石に古風に風雅に甕に漬けろとは言わないが。
重いのよ。梅の実ひとつひとつがしっかりずっしり重いのがいっぱいで、それに塩に液体焼酎に――あんたがやるって言うんなら、ガラス瓶にするけど?
済みません、母上のお好きに行ってください。
けど、イメージがなぁ、こう、何と言いましょうか、ね? 煌煌暮らしイメージにはやっぱりガラス製品が向いているというか…… っても、確かに、梅干し保存器に、うっすい耐熱ガラス使うってのは、危なっかしい気もするし、良いのか? しかし、イメージが……煌煌暮らしイメージ作りに要るのは腕力……?

あぁ、先に謝っておかないと。上の上、見栄えの為に、売り物梅を購入してきたものを先に挙げてしまいました、ごめんなさい。次の、此処のすぐ上写真がうちのこたちの初収穫分。これがね、ちょっと面白い。二本木から収穫したし、品種だって違う訳で、だから違うのは当然なんだけど、上記写真、一個だけでかいのあるの解る? これだけが裏年梅の方が結実させた実で、何というか、執念が。一点集中頑張った。これだけだけどっこれっだけっだけどっこれだけは負けないっ。みたいな? 母が笑い声上げながら、ありがと、来年(も?)頑張ってねー、と収穫させてもらいました。
勿論花も一杯咲かせてくれた表年のこも、(うち的には)大収穫させてくれてありがとー、です。花は歌心が芽生える程に麗しく、実の方は、段々と膨よかになっていくところが至極可愛らしく、私自身は、もうちょっと、オレンジ色ががって色味も可愛らしくなるのを見たかったんですが、粗、清冽色味の青梅状態で収穫。梅シロップや梅酒とかのは、こっちが向いているそうで。へぇ。で、うちのこたちは、梅干し向きに完熟――は、収穫後に、ちょっとおいておいたら、追熟していった(完熟っても、やーらかいってのはやりスギ、の手前辺りが宜しいとのこと)。っても、売り物南高梅には負けてるな? ぐらいで漬け込まれてしまいましたとさ。やるな>母(但、写真撮り忘れ癖有。追熟梅実に干したとこなど課程写真は何処ぉー。正にの梅仕事中、漬け込み写真が無いのは、まぁ、金気厳禁梅で、へた取りに、竹串でなく爪楊枝使用ってのを見せたくなかったからってのは解るんだが。)

そんな訳で、現在、まず先制、先に食することが可能な、副産物というにはうまみが過ぎる梅酢を奈何に活用するかで思案中。穏当に大根等、梅酢漬けにして(時折うち庭に生えてくる茗荷の梅酢漬けが私は好きさっ)、大量できるなら、梅酢ジュースだって夏にはすっきり旨いし(うちは、薄塩仕様で、焼酎に(も)漬け込んでいるんで、ジュースってのは、ちょい違うが)、と、SunSunSun対策夏バテ防止に酸酸酸、酸大活用術に悩むお歳頃(基本、母上が料理しますので、っていや、私もバテバテにバテる歳喰いじゃありますが)、土用丑の日梅干し日がきたら、かもかくもせむ。お父さん、一句詠んでみない?
嫌だよ、若かりしプロポーズ時の思い出が甘酸っぱいって思う奴だけじゃない。
とのこと。へぇ?
基本、あれもこれもと語ってくれる父なんですけどね(クラシックコンサート鑑賞後にとは聞いたんだけど)? ってな訳で、私はこれから父母の秘話探りに参りますので〆ます。そして夕立落雷気候が迫ってきていますので避雷針置かせてください。有機培養土ガウディ販売しているコスモライフのHPのコラムでも、梅について語っているページがありますよ、と書いている内に見事完成。ほめてっほめてっほめてっ。

以下おまけ注 特には必要無いんだが、如何にも恒例になってきた気が(自分では)するんで、収まりつかず気分解消で書かせて。
万葉集
注釈は要らんでしょーが、ってか、きっちり詳しく知りたい方は、そういうところへ行ってくだされ。画像拝借させてもらったところを書いておかんとならんので。タイトル画像に加工して使わせてもらったのが『[曼朱院本]萬葉集 20巻』(京都大学附属図書館所蔵 https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/item/rb00013506)。キャプションにも書いたけど、見開き画像丸々拝借させてもらったのが『萬葉集』(京都大学附属図書館所蔵の近衛文庫コレクションhttps://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/item/rb00008713)。
万葉 植物園/森林公園/公園/の径/の道
なんてのが、各地に大小いっぱいあるそーで。万葉植物栽培したいなら、訪れてみるのも愉しいかもしれませんね(日本在住者なら(ごめんなさい、但し、残念ながら沖縄県民北海道民除けば)、近場にひとつは絶対って程ある)。春日大社萬葉植物園が嚆矢。南高梅
梅処紀州和歌山のお梅様。勿論他にも名高い梅はたっくさんありますが、梅の時期に格別梅の産地でないところの青果店でお見掛けするのはまずこの品種、ってか、梅、という札でなく、南高梅、と絶対って程に書かれているブランドフルーツ。梅干しなら、まずこのお方、ですが、他にも色々ってより名品ありスギ問題発生して品種挙げられん。獺祭(魚)
獺が獲った魚を川岸に並べる習性を祭祀に見立てた、儒教の最も基本的な書である「経書」の一つ「禮(礼)記」の「月令篇(天文や暦のカレンダー系まとめ)」の「孟春之月……獺祭魚……」より、その様を表す。更には、唐の李商隠が号した(政治家でもあるけど、ポエムネームにしたって訳だね)為、詩作の為に数々の参考書を並べ開く様(お行儀が、いや、獺の行儀が良いってことか?)を表すようにも成り、更には多く引用することも表すようにも成った、ってことなんだが、私もそーだが、この言葉を知ってる人はきっと大半が、美味しい日本酒の名前がこれなんで、で、知ったんじゃないか? 後は俳人クラスタ(上記李商隠に加え正岡子規も御自身を獺祭書店主人と称していらっしゃったそうで。季語にも成ってるし)?獲らぬ狸の皮算用/青写真
未だ獲っていない、実際には獲れない可能性もある、狸の皮を幾らで売って儲けられるか、と、解説する迄もなく、もし知らなくても読めば、あぁ、と納得できる諺。うち梅だと、花が咲いている時期で梅実収穫数数えて、売って儲けることはできませんが、何日分の梅干しがあーるーと鼻孔膨らませる場合ですね。流石に結実してからは、実際収穫後青写真を描けますが。の、青写真は、実現可能な計画のこと。CADによって粗放逐された手描き設計図を、複写する際によく使われた写真技法で(青図、青焼き、ブループリントとも)、其処から完全予想図(を描く)、完全計画や未来予測なんて含意も生まれた。技法は去っても言葉の方は残る、とは言えないかな? このところさっぱり聞かねー。牛歩戦術
国会でお馴染み、っていや、そんなん馴染みになる会議は嫌だし、お牛様に失礼なんだが、牛車で優雅な道行き、ではなく、ゆっくり歩いていって決議を遅らせるという、主観交えさせて頂けるなら、戦術ってなぁ、色々せこいもんが結構ありますよね?
