Photo by
suzumuraxxxjun
あなたが他の女に乗り換えたから。
名は花子という。
彼女はいたって従順な女で、スマートで、色白な肌はいつも丁寧に磨き上げられていた。
地元出身なのに、訛りはなく、世界に羽ばたけるような印象を抱かせる。
毎週末には入念にスキンケアを行っていたおかけで、ここ何年も、男のアプローチがとぎれたことはなかったが、一途にひとりに尽くしていた。
そんな花子が事故にあう。
男にぶつかられ、腕を負傷。酔っ払っていた男は、花子と気づかずに、
花子は傷ついた。二度と男と口をきくまいと。
愛想も振りまかなくなった。
男は、美しく優しい花子がいいと、別の少し手頃な女に乗り換えた。
わたしよりその女がいいの?
花子は焦った。
プライドが許さない。わたしから乗り換えるなんて。あんな男に見限られるなんて。
このわたしが。
見てなさい、もう一度かがやくわ。
花子はもう一度、舞台にたった。
…というやりとりがあったかはわからないが。
金曜日だからふざけてみました。
花子はうちのパナソニックのオーブンレンジ、家主のわたしが寝ぼけてぶつけて壊してネットで注文したとたん、新しいのが届いたタイミングで突然復活いたしました。
意思疎通が図れてるんでしょうか。さよならがわかるんでしょうか。
…花子、すまない。もうしばらく付き合ってくれないか。
今日もお付き合いいただきありがとうございます😊
今から新しい女は返品です…!

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