ストレンジャーシングス シーズン5 ネタバレ感想
※ストレンジャーシングス1~5のネタバレをしています
シリーズ最終章にふさわしい幕引き
何の気なしにシーズン1を見てからその世界観に夢中になったストレンジャーシングスシリーズですが、ついにラストシーズンを見終えました。
見終わった後、しばらく言葉が出ませんでした。
シーズン5は、シリーズ最終章にふさわしい壮大かつ感動的な内容でした。これだけ多くの登場人物を抱え、複雑な世界観を築き上げてきた作品が、最後にここまで綺麗に着地できるとは。ダファー兄弟の手腕に心から敬意を表したいと思います。
アップサイドダウンの衝撃的な真実
今回最も度肝を抜かれたのが、アップサイドダウンに関する真相でした。
これまでアップサイドダウンはホーキンスと表裏一体の「裏世界」として描かれてきました。しかしシーズン5で明かされたのは、アップサイドダウンはあくまで橋に過ぎず、その先に本当の別世界「アビス」が存在するという事実です。
「まだその先があったのか」という驚きと興奮は、シリーズを通じても屈指の瞬間でした。
「成長」というテーマが全編を貫いていた
シーズン5を見終えて最も印象に残ったテーマは「成長」です。
ウィルの覚醒とジョイスの変化
シーズン1から被害者の立場に置かれ続けてきたウィル。そのウィルが今シーズンついに覚醒し、自らの意志で戦いに臨む姿には胸が熱くなりました。同性愛者という特徴ゆえに皆と違うことに恐怖や不安を覚えていましたが、ロビンとの会話を経て、皆の前で涙ながらに本当の自分を明らかにするシーンは、ウィルというキャラクターの魅力が最高潮に達した瞬間でした。
我が子を危険な目に遭わせたくないジョイスも、ウィルの覚悟を知り、最後はウィルに委ねる選択をします。シーズン1から必死に息子を守り続けてきたジョイスが、息子を一人の大人として認めたシーンでした。
ホッパーの子離れ
イレブンに対して過保護気味だったホッパーも、最終的にはイレブンの選択を信じるようになります。そして最終話でホッパーがマイクに対して、自分自身の経験を踏まえながら語りかけるシーン。あの場面には、ホッパー自身が真に子離れできたことが表れていました。
ジョナサンとナンシーの決断
同じ危機を何度も共有し、深い絆で結ばれていた2人。しかしすれ違いが積み重なった末に、最後はお互いの本音をぶつけ合い、アンプロポーズという形で関係に区切りをつけます。依存ではなく、自然体で向き合える関係へ。ある意味でこの2人の結末も、それぞれの成長の証だったと思います。
クラーク先生、ついに本格参戦
個人的に今シーズンで特に嬉しかったのが、クラーク先生の本格参戦です。
これまで出番こそ少なかったものの、豊富な科学知識を持った教育者として、登場するたびに確かな存在感を残してきたクラーク先生。シーズン5ではついに仲間の一人として、ダスティンの捜索やアップサイドダウン突入のサポートで大活躍しました。
今回も、恋人と寝ているところを叩き起こされる不憫な巻き込まれ方でしたが・・・
エリカとの掛け合いももっとたくさん見たかったです。
イレブンは本当に生きているのか
カリの力を借りてみんなを欺き、遠く離れた場所で生きているというマイクの話はあくまで仮説に過ぎません。しかしそれを信じると仲間たちが力強く言い切る、あの演出が憎いです。イレブンは本当に生きているのか、いつかはマイク達と会えるのか、それは全て視聴者の解釈に委ねられます。確証はなくても信じることの大切さを教えてくれました。
ラストエピソードの余韻(D&Dのバトン)
最終話の余韻は、言葉にするのが難しいほど素晴らしいものでした。
シーズン1の冒頭と同じく地下室でD&Dに興じるマイクたち。あの頃のあどけないティーンエイジャーが、今や立派な大人の姿でテーブルを囲んでいる。ゲームを終えた彼らが階段を上がった後、今度はあの当時のマイク達と同年代のホリーやデレクたちが同じようにD&Dに夢中になっている。
このシリーズの象徴であるD&Dが、まるでバトンのように次の世代へと引き継がれる。マイクがそれを笑顔で見つめるシーンに胸が熱くなりました。
エンディングでは過去の様々な場面がイラストで流れ、音楽と相まって涙がこみ上げてしました。
ありがとう、ストレンジャー・シングス
未知なる恐怖との闘い、仲間との友情と絆、成長、そして懐かしい80年代の空気。これだけはまったドラマシリーズは、後にも先にもこれだけかもしれません。
このシリーズは色々なテーマでいくらでも語ることができそうです。本当に素晴らしい視聴体験でした。

