#297 「一人両利きの経営」がしたい。強者と弱者の戦略を使い分ける
いかがお過ごしでしょうか。林でございます。
今日は、木下斉さんが開校した「ジブン株式会社ビジネススクール」のテーマに沿った配信です。
初回のテーマは「ランチェスター戦略」。昔聞いたことがあるくらいの理解でしたが、いわゆるマーケット内の強者は強者なりの戦略を、弱者は弱者なりの戦略を、という考え方で、大抵の場合、弱い立場になる「個人=自分」を主語にした時には、弱者なりの戦い方を組み立てよう!というものです。
「ジブン株式会社ビジネススクール」の第一期は2025年3月まで続くということで、せっかくであれば、単にフレームワークに従った分析手法を学ぶだけではなくて、私なりの「ジブン株式会社経営」を実践しながら学ぶことで、自分の人生にもダイレクトに変化を付ける機会にしたいと考えています。
では、私なりの「ジブン株式会社経営」とは何なのか?
そして、そこに「弱者の戦略:一騎討ち・局地戦・接近戦」をどう適用するのか?ということを考えてみます。
人生の中で実現したい「一人両利きの経営」
イノベーション関連では有名すぎる入門書、「イノベーションのジレンマ」と「両利きの経営」ですが、これを個人でも実現できないか?と考えています。
「イノベーションのジレンマ」は、優秀な大企業が、既存の商品に関して持続的なイノベーションを行って高い収益を上げているが故に、ひょっこり現れた破壊的なイノベーションに遭遇しても、相対的に市場規模が小さいことや既存事業とのカニバリゼーションを恐れて、すぐに太刀打ちできず、破壊的イノベーションにゲームチェンジを許してしまうという考え方です。
一方で、スタンフォード大学大学院教授のチャールズ・オライリー氏と、ハーバードビジネススクール教授のマイケル・タッシュマン氏が提唱した「両利きの経営」は、組織がイノベーションのジレンマに対応するためには、一つの会社組織の中で既存事業の「深化」を担う組織と、新規事業の「探索」を担う組織の2種類を持ち、それぞれを別組織にするなどして明確に分けることで、序盤ではどうしても市場も収益性も小さくなりがちな新規事業も伸ばしていくという考え方に基づいています。
言われてみれば当たり前の「両利きの経営」ですが、会社組織において「両利きの経営」を実現するには、トップの覚悟と力強いリーダーシップが重要です。うまく実行管理しないと、既存事業を担う組織と新規事業を担う組織の間でハレーションが起きますし、リソース配分の面からも、どうしても「限りあるリソースを既存事業に割いた方が短期的な利益は大きくなるけれど、あえて収益性の低い新規事業側に充てる」というような判断が必要になるからです。
私が最近考えているのは、自分の人生を会社経営に見立てるのであれば、この「両利きの経営」を自分自身に適用できるのではないか?ということです。
複数の人数・ステークホルダーからなる会社組織における「両利きの経営」は、多くの人の感情や損得も関わってきてハンドリングが難しい一方で、自分個人の話であれば、自分で「両利きの経営」に取り組む意思を持って行動すればいいだけだからです。
自分自身が、自分の中にある「既存事業組織」と「新規事業組織」の両組織を管轄する社長であるために、自分にとって適度なリソース配分さえ実現できれば、十分に成立できると考えています。
「一人両利きの経営」の事業内容とは?
まず「既存事業」が指しているのは、本業です。
今の生活は、ほとんどこの本業からの収入で成り立っています。本業からの収入により住宅ローンの支払を行い、子ども2人を養っています。
私は共働きなので、厳密には妻の収入と合わせて合弁企業のようなものを作り、そこで家庭生活を運営しているわけです。
明日、詳細は記事にしようと思いますが、私は既存事業にあたる本業に15年近く取り組んできて、素敵な上司・同僚・後輩にも恵まれて充実した時間を送っています。自身もマネージャーの立場を経験し、マネジメントの楽しさと辛さも日々味わえており、既存事業は継続したいと考えています。
一方で、既存事業一本足では、外部環境が変わった時のリスク対応ができているとは言えません。好奇心旺盛な性格もあり、自分が本業を通じて身につけた個人能力をうまく他でも活用することで、人生ポートフォリオの多角化経営を進めたいと考えています。
それが「新規事業」であり、いきなり本業と同じサイズの事業にはならなくとも、これから中長期で見て徐々にポーションを上げていきたいという考えです。
では、自分視点での「新規事業」として、何をしていくのか。自分が提供できる価値とは何なのか。
弱者の戦略が活きる場所でのプロジェクト・企画実行
まだ抽象的なので、これから行動による検証を通じてシャープにしていきたいところですが、自分の事業として徐々に太くしていきたいのが「地域とそれ以外の場所を接続する事業」と「人財育成に関わる事業」です。
現在、知り合いがいるとある地域で、人財育成関連の事業支援をさせていただいています。もともとは実行フェーズにおけるピンポイントでの支援だったところから、徐々に企画立案のところから実行まで携わらせてもらえる部分を大きくさせていただき、多くのことを学ばせてもらっています。
「弱者の戦略」とは、一騎打ち・局地戦・接近戦ですが、まさしく自分の本業での経験と個人的なアウトプットとインプットの繰り返しで得られたものを体系的にまとめたものを武器にして、自分の身一つで前線で「一騎打ち」で戦っている状態です。
「地域で人手不足もあり現業で手一杯で、本当はデジタル化や人財育成、新企画を本腰入れてやりたいけれど、なかなか手を回す体力がない」状況にある組織や人がいるところにセグメントして、一緒にプロジェクトをドライブしたり、やってみたいけどなかなかやれない企画を一緒に中に入って実行する、という「局地戦」でのアプローチを取っています。
「接近戦」という観点では、自分がいろんな現場に足を運んで現物を見るのが好きというのもありますが、やはり当事者との直接的な会話を通じて状況を理解したり、ヒアリングして困っていることを体系的に見える化して課題抽出し、具体的な解決策を提案することもやってきました。
過去には、たまたま福井の実家に帰っていたときに連れていってもらった母親が勤める中小企業の染色工場のシステムリプレースについて、課題の具体化と解決策の提案を行ったこともあります。
現場の歳が近い方が困っている話を聞いているうちに、「何か力になりたい」と思ってしまったことがきっかけです。
このように、「地域でこういうことがやりたいけれど、なかなか企画の形にしてやり切るところまでドライブできない」とか「ぼんやり業務プロセスが非生産的だと感じているが、自分たちで要件定義して業者に発注できない」とか「管理職になりたくない人が多い組織におけるマネージャー育成」みたいな困り事に対して、一緒にプロジェクトや企画の中に入って最後までやり切る、みたいな価値の提供がしたいと考えています。
私は大企業にも勤めているので、大企業が手を出しにくい領域を知っています。
「小規模の個別案件」はその代表的なものですが、大企業のリソースを使わなくてもできることって沢山あって、スポット・有期限プロジェクトの支援をお願いしたい、みたいな話にも、比較的柔軟に対応できるのが、個人レベルの新規事業の良さです。
まずは、「一人両利きの経営」における「個人事業」について、ランチェスター戦略を切り口に言語化してみました。
「実際の行動による仮説検証」と「ビジネススクールの課題と真剣に向き合う」ことを通じて、人生にさらなる彩りを持たせていきたいと思います!
※2024/9/19追記
本アイデアをもとに立てた詳細の作戦をこちら↓でご紹介してますので、ぜひご覧ください!
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