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VR PHOTOというカルチャーに触れる

先日、表参道で開催していたVR PHOTO EXHIBITION VOL.4に行ってきました。

VR PHOTO EXHIBITION VRL.4の写真展の様子

こちらのイベントでは、VR PHOTOと呼ばれる

VRChatなどのバーチャル空間内で、アバターたちの表情や風景、ドラマチックな瞬間を撮影するもう一つの写真表現

に焦点を当て、mo4caさん・グロウさん・なのさん・此花ゆうなさん・もんでぃーさんの5名のバーチャルフォトグラファーの作品を展示しています。

つまり、「VR空間で撮影された写真のみを展示している写真展」になります。

私自身、恥ずかしながら本展示会に参加するまでVR PHOTOというカルチャーの存在を知らなかったこともあり、かなりの衝撃を受けました。

そこで本記事では、VR PHOTOの歴史とその魅力について語っていきたいと思います。



VR PHOTOの歴史

①VRChatの登場(2017年〜)

VR PHOTOの歴史は、VRの一般層への普及の過程と密接に関連しています。

その中でも特に大きな影響を与えたのが、2017年にアメリカのベンチャー企業であるVRChat社がリリースした、現在最大級のメタバースプラットフォームであるVRChatの存在です。

バーチャル美少女ねむさんの記事によると、VRChatは全世界で数百万人規模のアクティブユーザーがいるとされています。

加えてVRChatは他のプラットフォームと比較して

  • 圧倒的な数のワールド数(2024年3月時点で9万種類のワールドが存在)

  • カメラ機能の自由度の高さ(アンカーや飛行モード、フォーカスなどの多彩の機能がある)

といった多数のメリットがあり、後述するようなカメラ機能を拡張するツールも積極的に開発されていることから、初心者から上級者まで幅広く撮影を楽しむことができます。

実際にVR PHOTOの作品を検索すると、大多数の方がVRChatを用いて撮影していることが確認できます。

②VirtualLensの登場(2020年〜)

その後、2020年頃にVRChatのカメラ拡張ツールとしての転換点となるアイテムが登場します。

それが、日本のクリエイターのろじ(っく)さんが開発したVirtualLensです。
(今ではさらに自由度の高いVirtualLens2が登場しています)

本アイテムは、VRChatの標準カメラよりもさらに高品質な被写界深度シミュレーションや顔検出のオートフォーカスを備えており、その便利さから今では世界中のVRChatユーザーが愛用しています。

加えて擬似的に光学レンズの効果を付加するシェーダーを用いることもでき、これらの機能によってVR空間にいながら本物さながらの高品質な写真を撮影することが可能になりました。

本アイテムの登場によりメタバースでの撮影のレベルは格段に上がり、バーチャルフォトグラファーという存在が一気に増えたと言えるでしょう。


バーチャルフォトグラファーの最前線

続いて、現在バーチャルフォトグラファーとして第一線で活躍されている3名の方々の作品をご紹介したいと思います。

はじめに、企業やイベントの撮影等の活動を通し、バーチャルフォトグラフィーの可能性を日々発信しているえこちんさん。

えこちんさんの作品①
えこちんさんの作品②

次に、VRフォトコンテストで多数の受賞歴があるBISさん。

BISさんの作品①
BISさんの作品②

最後に、前述したVR PHOTO EXHIBITIONにも参加されていたなのさん。

なのさんの作品①
なのさんの作品②

どの作品も個性的かつ魅力的で、「どうやればこんなかっこいい写真が撮れるんだ!」と思わず唸ってしまいました。

他にも様々な個性的なバーチャルフォトグラファーの方々がSNSに写真を投稿されていますので、自分のお気に入りのフォトグラファーの方を見つけてみるのも楽しいと思います。


人生初のVR PHOTOに挑戦してみる

体験してみないと分からない部分もあると思うので、私も実際に人生初のVR PHOTOに挑戦してみました。

※プラットフォームはCluster、アバターはまおーさんのRadDollV2を使用しています。

ワールド:https://cluster.mu/w/0830c1b5-d762-443a-af0e-b98bc60aed9d
ワールド:https://cluster.mu/w/51b75674-4c0b-46ce-a851-be983ec00b36
ワールド:https://cluster.mu/w/94a28117-1d82-4ae0-b28c-66dd9e97a090

実際に自分で撮影してみると分かりますが、VRは現実世界と比較して圧倒的に撮影の自由度が高く、あらゆる要素を自由に設定することができます。

そうした条件下で、前述したバーチャルフォトグラファーの皆様のように、アバターとワールドの魅力を引き出す1枚を撮影するのは想像以上に難しいと感じました。

しかし、圧倒的に自由度の高いVRだからこそ「どうやってVRならではの1枚を撮影するか」を考えて工夫することが非常に楽しかったです。

VR機器をお持ちの方はもちろん、お持ちでない方もPCを使ってVRChatやClusterの風景を撮影することができるため、ぜひ挑戦してみてください。


開催予定のVR PHOTOイベント

最後に、今後開催予定のVR PHOTOイベントをご紹介して終わりたいと思います。

あなたが主役の写真展 2025(7月18日〜)

はじめに、7月の東京会場をはじめ福岡・大阪会場+オンラインで開催される「あなたが主役の写真展 2025」

こちらは毎年開催されてきた「あなたが主役の写真展」とVR PHOTO PRINT CLUBというグループがコラボした写真展であり、応募されたすべての写真を展示する大規模な写真展になっています。

Virtual Photography Showcase 2025(7月23日〜)

次に、7月23日(水)から7月28日(日)にかけて、金沢21世紀美術館にて開催される「Virtual Photography Showcase 2025」

こちらは昨年度に続き二度目の開催であり、主催はバーチャルフォトグラファーのAmaNekoさん。

招待作家には、先ほど紹介したえこちんさんとBISさんを含む8名の方が予定されています。

Virtual Photography Showcase 2025の招待作家一覧

また、本展示会ではバーチャルフォトの展示だけではなく、様々な企画も予定されているとのことなので、私もぜひ行きたいと思います。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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