小学生から10年以上悩んだ難治性ニキビ。23歳の女性に行った高頻度Vビーム戦略
私は名古屋・覚王山で、形成外科・皮膚科診療を行いながら、顔面の赤みや、難治性のニキビに悩む患者さんの診療を行っています。
赤み治療においては日本全国の来院があります。
毎日100名以上の症例を診察させていただく中で強く感じるのは、ニキビや赤みに深く悩む方の多くが、
「何をやっても治らない」「また悪化した」「もう治らないかもしれない」
そんな絶望感に近い感情を抱えているという現実です。
今回ご紹介させていただく23歳女性も、そのおひとりでした。
小学校時代から10年以上、ニキビとニキビ後の赤みに悩み続け、さまざまな治療を受けながらも改善しきらず、「ここが最後のかけ込み寺」という思いで当院を受診されました。お写真の使用をご許可いただきありがとうございます。
初診時は、顔全体に慢性的な赤みが存在し、特に両頬、鼻周囲、下顎には新しい炎症性ニキビが繰り返されていました。



標準的なニキビ外用治療に加え、ニキビ跡VビームⅡプログラムを提案しました。(ニキビ跡VビームⅡプログラムは服部形成外科・皮ふ科 院長服部友樹が考案した計画的にVビームを短期で照射していくプログラムです。
計12回の照射を3~5か月以内に行います。)2025年10月28日からレーザー照射を開始。そこから約3ヶ月間、高頻度で集中治療を継続しました。
回数を重ねるごとに変化が現れます。
まず、新しいニキビの数が減少。山あり谷ありですが、
肌全体の赤みも徐々に落ち着き始めました。
特に2026年1月頃からは、本人も実感するほど顔全体の色調が明るく変化し、肌の白さが際立つようになりました。
このプログラムにおいては日常生活への負担が比較的低い設定を重視していますので紫斑などの発生リスクが低く、継続しやすいです。
そして2026年1月31日、VビームⅡプログラムを終了。
この時点で炎症性ニキビは大きく減少し、次のステップとして、2026年2月よりノーリスによる赤み・質感改善治療へ移行し、いまも治療継続中です。(2026年5月執筆時現在)ノーリスによる治療にてこの状態よりもさらに肌の状態の改善を認めています(写真は有料記事部分にて紹介しています)

(治療開始3か月後)

(治療開始3か月後)

(治療開始3か月後)
さらに印象的だったのは、肌だけではありません。
治療が進むにつれて、患者さんの表情や会話内容に変化が現れました。治療時も笑顔が印象的でした。
私は、ここが最も大切だと思っています。
肌治療は、単なる見た目や症状の改善ではない。
人の感情や行動、人生そのものに影響する可能性があります。

12回治療終了後(下) 正面

12回治療終了後(下) 左頬
ここまでの内容だけを見ると、
「Vビームを定期的に照射したら改善した」
そう見えるかもしれません。
しかし実際には、単純にレーザーを照射しているわけではありません。
なぜ1週間ごとという高頻度で行うのか。なぜニキビ治療で赤みをターゲットにするVビームを重要視したのか。ノーリスへ移行して何を狙うのか。どのタイミングで出力や照射設計を変えていったのか。
そこには、日々膨大な症例を診察する中で積み重ねてきた、臨床的な考察と、安全にできる経験、そして照射法の調整があります。
肌の変化は
気持ちの変化につながることがあります。
さてここから続ける有料部分では、
①高頻度Vビームが重症ニキビに機能する理由
②炎症性ニキビと血管反応の関係性・照射間隔を短くする意味
③ニキビを治すのに知らねばならぬポルフィリンとは?
④ノーリスのニキビ治療における立ち位置
⑤ノーリスへ切り替えてからのさらなる経過写真
⑥副作用や限界・難治化する症例の特徴
(全6439文字 画像13枚)
について、できる限り具体的に解説していきます。
なぜ従来の治療でなおすことができないのか?またなぜこの治療頻度でないとうまくいかないケースがあるのかまで詳細に記載しています。
普段SNSでは書ききれない、実際の臨床の考え方、ニキビとの闘い方までを踏み込んでまとめました。本気で肌を変えたい方医師・看護師の方にも、ニキビ・赤みに長く悩んできた方の参考になれば幸いです。
今後、内容の追加に伴い価格を変更する可能性があります。
Vビーム治療(自由診療)
主な副作用 腫脹・紅斑・紫斑・熱傷・びらん・熱感・痒み・色素沈着等。
Vフェイシャルニキビ全顔1回 25,900円(税込)
ニキビ跡1ショット1,750円(税込)2ショット以降 650円
VビームⅡプログラム(Vフェイシャルニキビ全顔×6回+全顔無制限スポット×6回)149,000円(税込)※期限5ヶ月
ノーリス治療(自由診療)
主な副作用 腫脹・紅斑・紫斑・熱傷・びらん・熱感・痒み・色素沈着等。
オパール(全顔)1回 23,900円(税込)~
著者プロフィール 服部 友樹(はっとり ゆうき) 服部形成外科・皮ふ科 院長。 1日平均100名の症例を診察し、全国から来院する難治性の赤みやニキビに悩む患者に向き合う。キャンデラ社KOL(Key Opinion Leader)として医師・看護師向けセミナー講師を務めるほか、赤み・難治性ニキビ治療について全国から相談・見学依頼がある
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