リミックス(アレンジ:別バージョン)で遊べ
ご挨拶
嫌いな言葉(現象:気象)は「梅雨の中休み」の川内です。
中休みする梅雨の代わりにこちらは体力削られるのですよ。
さて、今回も前回に引き続きmusicfulの遊び方です。
前回の記事はこちら
前回予告した通り今回は「リミックス機能」についてのお話です。
※記事作成時点では「カバー」と表示されていましたが、現在は「リミックス」と表示されています。機能は同じです。
「とにかくやってみよう」が合言葉

musicfulのメイン画面と言っても良い「AI音楽作成画面」です。この画面の正式名称は違うかもしれませんが、新しく音楽を作成させるページですね。
今回お話しする「カバー機能」は、画面左のメニューバーにある「AIカバー」のことではありません。※「カバー」は「リミックス」に名称変更されています。
過去に作成した楽曲が右に並んでいますが、その楽曲の横にある【︙】をクリックすると出てくるメニューから進みます。

クリックするとサブメニュー一覧が出てきます。
その中の「作成」にマウスポインタを乗せるとさらにメニューが出ます。
そこで一番上の「リミックス」をクリック。
(それにしてもたくさんのメニューがありますよね。楽しそう)

今回は男女のフォークデュオの曲「明日は知らない」のレゲエバージョンを作ります。
日本のフォークや昔ながらの歌謡曲とレゲエって親和性があるんですよね。
坂本九さんの「上を向いて歩こう」のレゲエバージョンも有名です。
まずは原曲を聴いてみて下さい。
いい歌詞ですね。真面目に書いただけあります。
さて、そんなどうでもいいことは置いといて、今回は「リミックス」ですので、入力するのは「音楽のスタイル」の部分だけでOKです。歌詞をいじることもできるのですが、それは今回の最後の章でやってみます。
レゲエバージョンにするにあたって記入したプロンプトは以下の通り。
Emo hip-hop reggae with half-time dembow drums, dusty boom-bap kicks, rimshot snares, and skanking upstroke guitar on the offbeats. Melodic bassline, dub-style delay throws, tape saturation, and anxious minor-key synth leads. Layered rap vocals with shouted gang harmonies, ragged ad-libs, and spacious low-end.
そしてできたのがこれです。
メロディーラインはほとんど変更されず、若干後ノリになっているだけですが、伴奏の裏打ちの軽快さと相まってしっかりレゲエ化しています。
はい、楽しい。
この「ジャンル変更」は手軽にできて、楽曲に新しい光をあてられるので色々やってみると趣がありますよ。
別バージョンといえばコレでしょ?
おそらく誰しもお気に入りのアーティストがいらっしゃることと思います。
好みのアーティストを追っかけていると、同じ曲の別バージョンに出くわします。
アルバムバージョン、シングルバージョン、そしてライブバージョン。
スタジオ収録版(音源版)にはないライブ版独特のその時にしかない「熱」が私は好物です。
そして、その時にしかない特別な演奏なんてされるともうたまらないですね。
メタリカがオーケストラと共演する「S&M」なんかが代表的でしょうか。私はあまりメタリカは通ってきていませんが。
今回はオペラチックな「太陽のアイスバイン」をメタル風にします。
原曲はこちら。
聴きましたか?
ではメタルアレンジしたライブバージョンはこちら。
スクリプトは以下の通り
Live-performance energy with high quality mic, crowd-room ambience, and slightly overdriven preamps. Tight live drums, aggressive electric guitar riffs, punchy bass, and real-time synth layers hit hard with minimal editing, sudden dynamic drops, and extended instrumental breaks. large hall reverb, amp hiss, and human timing keep it urgent and immediate.
これだけで歓声もいい感じに加わってライブ感満載になります。
もう頭を振らずにはいられません。
ちなみにこれが私にとっての本題なので避けては通れませんので言っておきますが、この「太陽のアイスバイン」は医師による積極的安楽死・尊厳死をテーマに書いた同名タイトルの小説が元になっています。
電子書籍で単体と、短編・掌編集の紙の書籍のどちらかでどうぞ。
この世から全ての争いがなくなりますように
最後に紹介するのは「平和の種子」という楽曲です。
オリジナル版はシンガーソングライターによる弾き語りに少し飾りをつけた程度のシンプルな曲という感じで作らせました。
まずはこの曲を聴いて下さい。
はい、聴いていただいたところで、ちょっとこの曲は一部分だけ歌詞の解説をさせて下さい。
2番の最初に
遠い国だった場所に昨日の友達がいる
祈りと憎しみは同じ文字数で並ぶ
という歌詞が出てきます。
この曲もまた私の小説(未書籍化)を元にしているのですが、舞台背景がAI翻訳の発達で、SNSが全世界リアルタイムに国境もなく同じ言語で交流できるようになった世界の話なのです。
まだ現実世界でXがそれに近いことをする前に書いた物語です。
で、そのこと(リアルタイム自動翻訳)を歌詞として表現するのに
「祈り」と「憎しみ」が同じ文字数だと言っているのですが、これ、多分原作を読んでいてもわかりにくいだろうと思うので。
祈り(Prayer)と憎しみ(Hatred)、つまりは日本語では共通点のない二つの単語も、英語だと "Prayer" と "Hatred" が同じ文字数だと言っているのです。
いや、これ絶対わからんわ。どうしよう。
そう思った時に
「英語版にしてみよう」
と、遊び心に火がついたのです。
どうせなら曲の中で伝えきれない直接的な言葉を、ライブのMCとして喋らせよう、となったわけです。
歌詞自体は非常に壮大なものなので、ライブ版は曲調もフルオーケストラで壮大にしました。
まずはプロンプト。
Live performance in front of a gentlemanly audience, Intimate female vocal with rich emotional dynamics, starting as a whisper and growing into a powerful heartfelt chorus, Grand-theater operatic classical concert atmosphere with quiet lead vocals over piano and violin intro to chorus1, then Verse 2 blooms as harp arpeggios, flute, oboe, clarinet, bassoon, and soft brass enter. Timpani, tuba, euphonium, French horn, trombone, trumpet, piccolo, saxophone, strings, and choir build to a restrained half-volume peak before the final explosive applause. Impotent:The audience never sings except for the intro and outro, and they don't make noise.
そして、歌詞を全部英語にして(ChatGPTにサポートしてもらいました)、歌詞の最初と最後にMCを書き加えました。
曲自体の歌詞は省いて、MC部分だけ記します。
冒頭部分
[MC / A voice that is about to cry]
"Thank you for this day, for letting me sing here."
"And I pray this song can still be sung in a peaceful world forever."
"Seeds... of peace."
(Applause)
エンディング部分
[MC / A voice that is about to cry]
"May you and the ones you love"
"Still be smiling tomorrow."
(Crowd cheers)
"Thank you."
曲終わりの(Crowd cheers)の部分が結構重要です。多分。
これのアリ、ナシ、で比較していないのですが、要は観客からの声援で一呼吸おかせることで、あの "Thank you." がリアルになってくれたのだと思います。
※追記
元になった小説をnoteにアップしました。
終わりに
いかがでしたか?
「リミックス機能が面白い」と言った理由がわかっていただけましたでしょうか?
別バージョンを作る以外にも「いい曲に仕上がったけど、もうひと展開させても良かったかな」という場合にも、歌詞と展開を加えることで作品を磨き上げることもできます。
便利だね。
では、またいつか。
そうそう。
musicfulでは現在「ワールドミュージックカップ」というイベントをやっています。
恥ずかしながら私も詳細までは理解していないのですが、サッカーW杯の勝敗予測で生成時に使える「クレジット」を獲得できたり、応援する国の応援歌を作って応援したりして楽しむイベントのようです。
私も一曲ベタな曲を生成しましたよ。
なんかいきなり歌詞を間違えられるという事態("We Are Blue!!" と書いていたのに "We Are Nippon!!" と歌われた)が起きましたが、まあ、それもご愛嬌です。
日本語版musicfulの公式サイト、公式noteはこちら
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