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誰かの記憶の片隅に、私の小人たちが住んでいた話

先日開催されたキャンドルナイト。
揺れる灯りの中で、じっと作品を見つめてくれている一人の男性がいました。
その眼差しがとても温かくて、私はそっと声をかけました。
「これ、絵本になっているんですよ」と。すると、男性はパッと表情を和らげて、こう言ってくださったのです。「去年も出してましたよね?
実は、この作品の人形だけが、記憶に残っていて……」その言葉を聞いた瞬間、私の内側がじわっと震えました。1年という時間の中で、お会いしていないときも。その方の記憶の片隅のどこかに、私の作った小人たちがちゃんと生きて、住み続けてくれていたんだ。
そしてまたここに来てくれて新しい私達の作品を見てくれている。
またわざわざ遠方から私達が出展することを知って見に来てくれた人もいて、
また違う方は去年この小人達を写真に撮っていた人の作品に魅了されて現物が見れて感動していると。
人形これ全部手作りなんですか?!と。
創り手として、これほど報われる瞬間はありません。誰かの心の拠り所になるような、あなたの純粋な心にそっと寄り添うそんな「世界観」をこれからも形にしていきたい。
揺れるキャンドルの光の中で、そんな決意を新たにした夜でした。

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