『坂町駅開業70周年・荒川町制施行30周年 記念入場券』🚂
【新潟の古紙物紹介】🧐
『坂町駅開業70周年・荒川町制施行30周年 記念入場券』🚂
新潟鉄道管理局 発行/昭和59年(1984年)頃
坂町駅 140円券・70円券×2 計3枚組

羽越本線と米坂線が交わる坂町駅の開業70年と、荒川町制30年を同時に祝う記念券。駅の歴史と町の歩みを丁寧に記した、小さな郷土資料のような一組🎫
【内容など解説】🧐
・発行は新潟鉄道管理局。
坂町駅は大正3年(1914年)11月1日開業、羽越本線・米坂線が交わる日本海縦貫線の要衝。
米坂線の終着駅が村上・新発田・中条ではなく坂町になったのは地形と建設経緯によるそうな。
山形側・新潟側それぞれ別々に工事が進み、荒川沿いの山間部を抜けてきた路線がちょうど羽越本線と交わる地点が坂町だった。新発田まで延ばすより、既存の羽越本線に接続させること自体が目的となり、坂町が結節点として完結した🛤️
◯駅構内にはかつて機関区が置かれ、D51形・9600形などの蒸気機関車が配置。貨物ヤードも有する鉄道運用上、重要拠点だった。
◯券面には9600形・C571の往年の姿、荒川農業用取水堰と磐梯朝日大橋の風景、荒川町役場、岩船広域綜合体育館を収録。
◯裏面に「坂町駅のあゆみ」「荒川町のあゆみ」の年表、岩船広域綜合体育館・町の花木サザンカの解説まで添えた充実の構成。

◯荒川町は昭和29年(1954年)12月に保内村・金屋村の合併で誕生。
平成20年(2008年)に村上市・神林村・朝日村・山北町と合併し、現在は村上市の一部。
◯米坂線は令和4年(2022年)8月の豪雨で被災し、坂町〜今泉間は現在も運休・代行バス対応が続いており、路線の行方が注目されている。
📖 紙が語る「歴史の断面」
駅の70年と町の30年——刻まれた年数は違えど、同じ土地に根ざした時間の重なり、蒸気機関車が走り抜けた風景と、サザンカが静かに咲く町の姿が、一組の小さな券に封じ込められている。
今、その米坂線は被災から3年を経てなお復旧の行方が定まらない。
あの頃の賑わいを思えば、券の重みがひとしお増すかと😌


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