『二十万分一 佐渡 第十九行第二十一段』大正七年(1918年)製版 昭和十一年(1936年)修正昭和二十二年(1947年)印刷・発行内務省地理調査所 假製版
【新潟の古地図紹介】🧐
『二十万分一 佐渡 第十九行第二十一段』
大正七年(1918年)製版
昭和十一年(1936年)修正
昭和二十二年(1947年)印刷・発行
内務省地理調査所
假製版

等高線で佐渡の地形を克明に描いた、国家機関製の二十万分の一地形図。戦中から戦後直後へ——三つの時代をまたいで刷られた一枚🗾

【内容など解説】🧐
⚫︎ タイトルは「佐渡」、図郭番号は「第十九行第二十一段」。

これは明治〜昭和期に内務省地理調査所が日本全国を碁盤目状に分割して地形図を管理した際の座標番号で、「行」が緯度方向(北から南)、「段」が経度方向(西から東)を示す。
第十九行第二十一段は北緯37〜38度・東経138〜139度付近に相当し、佐渡島がちょうど収まるマス目。
図書館の棚番号のように、この番号ひとつで「どこの地図か」が一意に特定できる仕組み。
⚫︎ 大正七年(1918年)に製版、昭和十一年(1936年)に修正、昭和二十二年(1947年)に発行された「假製版」。


大正の測量成果が昭和初期に修正され、戦後すぐに刷られて世に出た、三世代にわたる地図。「假製版」とは正式版に対して測量・製図が暫定的なものとして発行されたことを示す表記で、戦後の混乱期に急いで刷られた背景がこの一語に滲む。
⚫︎ 彩色なし、単色刷り。
等高線による地形表現が精緻で、大佐渡・小佐渡の山脈・国仲平野の起伏が立体的に読み取れる。

旅行案内地図とは異なり、測量に基づく地形把握を目的とした実務的な一枚。
⚫︎ 凡例には鉄道(常用・特種)・国道・里道・隧道・各種施設・土地利用(田・沼・桑茶畑・果園・竹林等)など詳細な記号を収録。


📖 紙が語る「歴史の断面」——大正に測り、昭和に直し、戦後に刷った佐渡の地形図。
「假製版」の一語が、激動の時代をそのまま封じ込めている 😌


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