『新潟縣概要 昭和28年刊』📙
【新潟の古書紹介】🧐
『新潟縣概要 昭和28年刊』📙
昭和28年(1953年)刊行の新潟県公式概要冊子。
講和条約発効の翌年、戦後復興から産業再建へと向かう時期の新潟県の姿をまとめた一冊。表紙は妙高高原・妙高山を描いたカラー刷りの絵。「MYOKOKOGEN」の案内標識が添えられ、観光地としての顔も打ち出している。

【内容など解説】🧐
◯ 地理・歴史・農林水産・工業・労働・観光など県政全般を網羅した総覧的な一冊。統計表・写真・図表を豊富に収録
◯ 農水産加工品の全国比較表や、機械工業・鉱工業など製造業の現場写真も掲載。産業再建へと向かう時代の胎動が伝わる
◯ 「県外へどれだけ働きに出たか」と題した全国地図・円グラフが目を引く。古くから人口流出が続く新潟の実態を、当時の数字で直視した紙面
◯ 農業・水産・工業・商業・労働・観光と多彩な分野のデータが一冊に凝縮されているのも特徴
【刊行の背景】
昭和27年(1952年)のサンフランシスコ講和条約発効で占領が終わり、都道府県が独自の地方行政を本格的に担い始めた時期。
昭和28年には町村合併促進法も公布され、地方行政の再編が全国的に動き出した。県がみずからの「いま」を数字と図版でまとめ、対外的にも発信する必要性が高まった、その産物とも言える刊行物と考えられる。
📖 紙が語る「歴史の断面」——成長前夜の活力と、人口流出という長年の課題が、一冊に同居するかと😕


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