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『新しい佐渡案内』🚎昭和30年代前半推定佐渡観光社(新潟県両津市)発行


【新潟の古紙物紹介】🧐

『新しい佐渡案内』🚎
昭和30年代前半推定
佐渡観光社(新潟県両津市)発行

バスガイドが小木・矢島を指し示す表紙イラスト——蛇腹に折り畳まれた一冊を開くと、昭和の佐渡島がパノラマで広がる📃
カラー観光地図・名所写真・歴史年表・おけさの踊り方図解・御集印帳まで、これ一冊で佐渡旅行がまるごと完結する「昭和の佐渡パック」。

【内容など解説】🧐
⚫︎ この案内の最大の魅力は、その「物理的な豊かさ」にある。
表紙を開くと蛇腹状に展開するページが連なり、カラーの佐渡島観光絵図・白黒写真による名所案内・佐渡の歴史年表・佐渡おけさ踊り方図解・相川音頭踊り方図解、そして御集印帳までが一体となって封じ込められている。
定価八〇円でこれだけの情報密度——昭和の観光印刷物の底力を見せる一冊。


⚫︎ 表紙のイラストは緑の制服に帽子のバスガイドが小木・矢島の海を背に案内する構図。昭和らしい清潔感のある観光グラフィックで、当時の佐渡観光の「顔」がそこにある。


⚫︎ 折り込みの佐渡島観光絵図は、観光コース・定期バス路線・ハイキングコース・を分け示した彩色地図。
七浦海岸・大野亀・二ツ亀・相川・真野・佐渡金山・小木など主要スポットが愛らしいイラスト入りで描かれ、昭和の佐渡観光の全体像が一目で把握できる。


⚫︎ 「佐渡の歴史」の年表は722年(神亀元年)から1952年(昭和27年)まで、流人・金山・幕府直轄・近代交通の発達まで佐渡の通史を簡潔に収録。
旅先で歴史の文脈を確かめられる実用的な設計。


⚫︎ 「佐渡おけさの踊り方」「相川音頭の踊り方」は着物姿の踊り手のシルエット図解で各動作を番号順に示した、踊り指南ページ。
表紙に「踊り方説明入り」と謳うだけあって、観光客が宿や浜辺でその場で踊れるよう設計されている。
民謡と踊りを旅のパッケージに組み込んだ昭和の佐渡観光の発想が面白い。


⚫︎ 御集印帳は島内の神社・寺・名所をめぐってスタンプを集める仕様。
現代のスタンプラリーの原型がすでに昭和30年代の佐渡で実践されていたことを示す。


📖 紙が語る「歴史の断面」——昭和30年代、佐渡は「おけさと金山と七浦海岸」を看板に、多くの旅人を迎えようとしていた。
この小さな蛇腹の冊子には、島をあげて観光客をもてなそうとした時代の熱量と、手仕事の印刷物ならではの温かみが、今もそのまま残っている 😌

#カミログ新潟 #ぽんしゅ館クラフトマンシップ新潟本コーナー
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