『ときわ九十年誌』📖昭和41年(1966年) ときわ会(新潟大学教育学部附属小学校内)発行阿部守衛(ときわ会長)・山田又一 編集
【新潟の古書紹介】🧐
『ときわ九十年誌』📖
昭和41年(1966年)
ときわ会(新潟大学教育学部附属小学校内)発行
阿部守衛(ときわ会長)・山田又一 編集
明治7年(1874年)の官立新潟師範学校創立から、新潟第一師範、そして新潟大学教育学部へと至る師範教育の歩みと、その同窓会組織「ときわ会」の90年の足跡を編纂した記念誌。

【内容など解説】🧐
◯当初は昭和39年(1964年)に満90年記念大会を開催する予定であったものの、同年6月に発生した新潟地震の影響により刊行が延期され、昭和41年に満92年を数えて発刊に至ったという当時の切実な背景が記されている。

◯陸上競技部、籠球部、水泳部、剣道部、グラライダー部(航空部)、さらには相撲部といった部活動の歴史や寮誌・弁論の記録に至るまで、多岐にわたる校風と学生生活の様子が窺える。


◯表紙には、かつて白山浦の地に聳え立った洋風建築の旧校舎と重厚な赤レンガの正門が柔らかな水彩タッチで描かれており、ノスタルジーを感じさせる装丁となっている。

◯誌面冒頭の「校舎の変遷」には、明治8年に竣工した新潟学校時代の本校(現医大グラウンド)をはじめ、常盤ケ岡の旧校舎(明治26年)、白山浦の前校舎(明治43年)などの写真が並び、新潟の近代教育建築の歴史を視覚的に辿ることができる。

◯巻末の「母校90年 沿革図」(や年譜には、官立から県立への移管、新潟県小学校講習所や各師範学校の統合・変遷、さらに「新潟大火」などの災害史を含む背景まで詳細に整理されており、近代教育史・郷土史の貴重な一次資料となっている。


📖 紙が語る「歴史の断面」——新潟地震の試練を乗り越え、明治・大正・昭和を駆け抜けた師範教育の誉れと学風を後世に伝える一冊。
新潟の教育史・地域史を紐解く上で欠かせない重厚な記録である 😌
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