『第5回全国育樹祭記念入場券』🌲昭和56年(1981)10月1日新潟鉄道管理局・中条駅発行/普通入場券110円・2枚組
【新潟の古紙物紹介】🧐
『第5回全国育樹祭記念入場券』🌲
昭和56年(1981)10月1日
新潟鉄道管理局・中条駅発行/普通入場券110円・2枚組
国鉄が発行した記念入場券。
全国育樹祭の開催にあわせて中条駅から発行されたもので、表面(胎内平の航空写真)・裏面(会場周辺地図入りリーフレット)の2点が揃った状態で残る🎫
【内容など解説】🧐
◯全国育樹祭は、昭和52年(1977)から、全国植樹祭を開催したことのある都道府県において毎年秋季に行われてきた行事 。
植えた木を「育てる」ことに焦点を当て、植樹祭と対をなす国土緑化行事として位置づけられた。
第5回(昭和56年)は新潟県北蒲原郡黒川村胎内平にて、昭和56年10月12日に開催。
全国植樹祭において天皇及び皇后が植えた樹木を皇族が手入れする のが中心行事で、この回では皇太子・同妃両殿下による天皇・皇后両陛下お手植えの杉のお手入れが行われた
◯券面表の航空写真には、緑に覆われた山間の胎内平と整備された会場区画が写る。
裏面リーフレットには会場周辺の詳細地図を掲載、磐梯朝日国立公園・飯豊連峰との位置関係のほか、胎内ヒュッテ・国設胎内スキー場・クレー射撃場・キャンプ場などの施設も記される

◯発行駅「中条駅」は羽越本線の駅。
リーフレット地図には平木田駅とともに位置が示されており、胎内平(黒川地区)への玄関口として機能していたことがわかる
◯会場の黒川村は江戸時代に黒川藩の陣屋が置かれた地で、村名は原油が流れていたことに由来するとも伝わる。平成17年(2005)9月1日、中条町との合併により胎内市が発足し黒川村は廃止 。胎内平はいま胎内市の一部となっている
◯当時の会場周辺は現在も山岳リゾートとして活用されており、胎内スキー場を有し ロイヤル胎内パークホテルとともに下越地方の観光拠点となっている。
◯育樹祭は現在も毎年秋に開催が続いており、直近では令和6年に第47回が福井県で、令和7年に第48回が宮城県で開催 されている。
昭和56年のこの券は、第5回——まだ歴史の浅かった行事の記録として残る。
📖 紙が語る「歴史の断面」
黒川村はもうない。でも胎内平の森は今日も育ち続け、育樹祭は第48回を数えた。一枚の入場券が、その出発点の空気を留めている😌
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