決め手はBOOX GO 7。電子書籍リーダーのKindleとKobo、2台持ちをやめた話
去年まで、僕は電子書籍リーダーを2台持ちしていて、Kindle PaperwhiteとKobo Libra 2を使い分けていた。理由は単純で、本を買う場所が違ったからだ。
スマホでも読めるけど僕は断然、紙に近い感覚のE-Ink端末派。
なのでE-Inkで読むためにストアごとに専用端末を購入し、結果的に「KindleはKindle」「楽天KoboはKobo」という具合に2台体制になってしまっていた。
用途としてはマンガがメインで、たまに読みたいと思った本があるとキャンペーン等を利用してそのとき安いストアでまとめ買いをしている。
そんな風に定期的なセールにまんまと釣られているうちに、気づけばKindle・楽天Kobo・ebookjapanの3つのストアに本が分散していたのだ。
最近読んだお気に入り
最近買った中で、今一番のお気に入りは『日本三國』。
文明崩壊後の近未来日本を舞台にした内容で、主人公が武力じゃなく頭と口で成り上がっていく話だ。登場人物も皆それぞれ個性があって引き込まれるし、主人公の三角青輝にはちょっと憧れすら感じる。
出ている7巻まで最近読み切ったところで、アニメもAmazonプライムで観られるけど、なんとなくもったいない気がするのと、観始めにパワーが要るような気がして、なかなか手を出せずにいる。
その前に読んだお気に入りは『チ。―地球の運動について―』。
15世紀のヨーロッパを舞台に、禁じられた地動説を命がけで研究する人々の物語。登場人物たちの信念がとにかく刺さる。1巻を試し読みしたら面白くて、一気に全巻読破した。
アニメはテレビ放送中に全話録画したけど、テレビの前に座って観るのが性に合わなくて1回も観ないままだ。
ただ、サカナクションのOPは何度でも観たくなる。アニメの世界観と見事にマッチしていて、あの曲は入りからサビまで本当に中毒性がある。
寝る前の読書スタイル
スマホやタブレットでも読めるけど、長時間画面を見続けるのはどうしても苦手で、だから電子書籍はずっとE-Ink端末で読むのが僕のスタイルになっている。
読むのは、ほぼ毎晩ベッドの中。横になってページを開いた瞬間に寝落ちする日もあるけど、寝室に入ってからは極力スマホを見ないようにしているので、E-Ink端末だけは必ず枕元に置いている。
「読書したい」というより、スマホから距離を置きたい。そのための端末、という目的でもある。寝付けないときこそスマホは触りたくないからね。
真っ暗でも読みやすいので、夜に子供と一緒に寝ているときでも隣でこっそり読書ができて、まだ寝たくないのに動けない時間にとてもありがたい存在だ。
薄くて軽いので片手で持っても疲れないし、漫画が読みやすい7インチクラスの電子書籍リーダーはどれもコンパクトなので、タブレットみたいな大げさな感じもなく、出先でもラフに使える。
ebookjapanがさらに面倒だった
端末の2台持ちはまだギリ許せるとして、それでも困っていたのがebookjapanの存在だった。PayPay経済圏の僕にとってはお得に買える機会が多いのでつい利用してしまう。それで買ったのはいいけれど、手持ちのE-Ink端末では読めないという問題があった。
仕方なく、自動ページ送り→スクショ→JPEG→ZIPという一連の流れを自動化するツールを自作して、無理やりKobo Libra 2で読んでいた。技術的には解決できても、毎回やるのはやっぱり面倒だった。
BOOX GO 7を選んだ理由
あれこれ悩んでいた僕にとって最適な端末が、BOOX GO 7 だった。選んだ最大の決め手は、「Android搭載で全ストアのアプリが使えること」と「SDカードが挿せること」の2点だ。
ちなみにカラー版もあったけど、僕は迷わず白黒モデルを選んだ。
漫画やテキストメインの用途だとモノクロの方が紙の質感に近いと思ったし、カラーで読みたいなら、その時だけスマホやタブレットを使えばいい。

文字中心ならモノクロ、カラー漫画をメインで読みたいならカラーがおすすめにはなるけど、カラー版は画面がやや暗く解像度が下がるので、自分の用途を考えてここは慎重に選んだほうがいい。
「カラーを選んでおけばモノクロも読める」という単純な考えだと、後悔する可能性もあるので注意してほしい。
背面にはシボ加工が施されているので、滑りにくく、指紋や汚れが目立ちにくいのも裸で使うには嬉しいポイントだ。

Kindle Paperwhiteは背面に指紋が残りやすくて少し気になっていたけれど、BOOXはその点でもまったくストレスがない。

Android搭載という自由
僕にとって初めてのAndroid搭載の電子書籍リーダー。Android搭載ということは、つまりGoogle Playからアプリを自由に入れられるということ。
KindleもebookjapanもアプリさえあればOKなので、これまでの「ストアごとに専用端末」という縛りから解放される。
ただ僕は、入れるアプリは最小限にして、読むことに特化させている。使い方も、ケースもペンも要らないシンプル運用で、専用の保護フィルムを貼って、画面保護のみにとどめている。
ちなみに、僕が使用しているBOOX正規品のフィルムは、Amazonでは見当たらなかった。iPadのように互換品のレビューも多くないため、安心感が欲しくて純正品を選んだ。
貼り付けも簡単で、すぐにへたる様子もないのでコスパはかなり良いと思う。3枚組になっているのもうれしい。
Android搭載でなんでもできそうな感はあるけど、あれこれ入れずに読むためだけの道具として割り切ったおかげで、気が散ることなく読書に集中できている。

記事を読むのにたまに使ったりもしている。
E‑Ink 特有の “もっさり感” は相変わらずあるものの、読書用途ならそこまで気にならない。昔の Kindle と比べれば十分に速いし、個人的には慣れればストレスにならないレベルに達していると思っている。
BOOX GO 7の物理ボタンは、デフォルトでは音量調整に割り当てられているけど、それだと読書特化の使い方においてボタンのメリットはないので、ページめくりに変更している。
まあそれでも、画面スライドによるページめくりの反応もそこまで悪くないので、実はほとんど使っていない。余計な部分をなくして、その分スリムになった方がいいかなと思ったりもする。

ただ、手袋をしている場合に押しやすかったり、ボタンをカスタムできるので、物理ボタンの優位性はある。
SDカードも使える
僕は、昔紙で読んでいた漫画はすべてScanSnapで自炊済だ。KindleにはSDカードスロットがないため、本体の容量を気にしながらデータをやりくりするしかなく、自炊本を大量に持ち歩くのには限界があった。
現実問題、昔の本をそこまで読むかといったらそんなことはないんだけど、そこは自己満でロマンの世界。
そこで便利なのが、BOOX GO がmicroSDに対応していることだ。スペック上は最大2TBまで対応しているが、2TBのSDカードは本体より高額になるので現実的ではない。
自分は余っていた32GのSDカードを刺したままにしているけど、それでも1冊100MBだとして、約320冊入ることになる。数千円で買える256GBや512GBのカードでも挿しておけば、195gの端末はもう完全な本棚代わりになる。まさに持ち運べる本棚だ。

SIMピンでスロット穴に力を入れて押し込む。抜けた後は、蓋になる部分がMicroSDカードトレイになっているのでそこに入れて、元の状態に戻す。
トレイを使わずにカードを直接スロットへ入れてしまい、取れなくなるトラブルが何件かあったらしいので、そこは少し注意が必要だ。
まとめ
KindleとKoboを2台持つことにずっとモヤモヤしていたけれど、BOOX GO 7がその理想をそのまま形にしてくれた。
購入先を絞っていない分、管理は少し面倒になるけど、本を安く買えるメリットを重視した結果だ。ストアごとにある「無料お試し」のキャンペーンを、これ1台で横断してたくさん読めるのもメリットとして大きい。
実際、ここで紹介した『日本三國』や『チ。―地球の運動について―』に出会えたのも、無料お試しがあって初めて読んで気に入ったのがきっかけだから。

しばらく使ってみて「これでいける」と思えたので、KindleとKoboはメルカリで売却し、その資金をそのままBOOX GO 7に充てた。結果的に“入れ替え”のような形で、2台あったガジェットがすっきり整った。
Kindleに比べるとレビューも少なくて最初は不安もあったけど、結果的には毎日寝る前に必ず触る大好きなガジェットのひとつになり満足している。
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