唄い踊る彗星が渉む新たなクラシック
2020年以降、アーティストのパフォーマンスで250%の熱を感じることは不可能になったのか。いわゆる「チルい」音楽が若者の懐を掴んでいる現代のポップミュージック。そんななかで、随一の熱量を感じられたのが彼、Ayumu Imazu。
本稿では、彼の音楽をほぐすとともに、何故彼の音楽がそれほどのエネルギーを発しているのか考えたい。
シンガーソングライターであり、ダンサーであり、プロデューサー
Ayumu Imazuは、2000年5月12日生まれ、大阪府出身のアーティストであり、「シンガーソングライター」「ダンサー」「コレオグラファー」「プロデューサー」といった多様な肩書きを持ついわゆる”天才”。彼が天才と呼ばれる所以のひとつが、彼の”楽曲センス”。6歳からダンスを始め、14歳からニューヨークへとアーティスト留学を経験。そのため、彼は日本語と英語の二刀流で音を奏でるパフォーマンススタイルを武器としている。そのうえ、彼のエンターテインメントのルーツにおいては、”King of Pop"のマイケル・ジャクソンが大きな存在感を持っている。
安定したライヴ歌唱は勿論、ダンスで人を楽しませることにも重きを置いてきた人生であろう彼が、なぜ今注目されているのか。
”バズ”の裏に必ずいる天才
彼の人気が高まった楽曲のひとつに、「Obsessed」という曲がある。全英詞で構成された本作が、国内外でバズり、一躍”トレンドの核”となった。この”バズ”が生まれたのちにも、「Superstar」や「HOWL」といった名曲を世へ放ち、連発的な”バズ”を生み出すようになった。
ここで一曲。彼の運命をも変えた楽曲を聴いていただきたい。
2024年にリリース。「Obsessed」。
そして、この連発”バズ”で認知度が急上したと同時に、さらに彼を大きな舞台へと導く新たな制作スタイルが生まれる。それは、楽曲提供。
みなさん、2025年末から2026年前半にかけて”バズ”を起こしたKing&Princeの「Theater」という楽曲をご存知だろうか。音楽特番では必ず聴くほど、日本国民の耳に色をさした本作の作詞作曲・振り付けを担当したのが、彼、Ayumu Imazu。この事実を知らず楽曲を楽しんだ者も多いと思うが、この”バズ”が彼の人気をより上へ上へと導いたことは間違いない。彼の楽曲提供実績は本作だけでなく、同アーティストKing&Princeの「moooove!!」(振り付けは、高橋海人の大親友でありダンサーのKAITA)やAぇ! groupの「AKAN」など多く存在する。
ここで一曲聴いていただきたい。先ほど紹介させていただいた”大バズ”を産んだ楽曲。King&Princeで「Theater」。
これらの楽曲のように、”バズ”を起こしていたということは、SNS上で楽しまれた楽曲と解釈してしまうかもしれないが、こんなにもハイセンスな楽曲は、「ライブ」で披露された時に満開になる。
稀に見る250%のライヴパフォーマンス
彼のライヴパフォーマンスで、最も記憶に残るのは「楽しさ」。「かっこよさ」ではないのかと感じるかもしれない。「かっこよさ」は勿論、彼のライヴパフォーマンスにおいて大きく存在している。しかし、それを超える「楽しさ」が彼のエンターテインメントには存在する。
みなさんはライヴ会場で、自分もパフォーマンスの一員だと感じたことがあるだろうか。”コール”をして楽曲に参加する気持ちを味わうようなことはあるかもしれないが、ライヴでパフォーマーと中に自分が混じったような感覚を味わうことはなかなか無いであろう。その感覚をもたらせるのが、彼のライヴパフォーマンス。「はてはて、、、どういうことだ?」となっているであろう。その没入体験を味わい、その感覚の解像度を上げていただくためにも、ひとつのライヴ映像を見ていただきたい。
2025年11月24日に行われた「Ayumu Imazu LIVE 2025 – unbounded -」より「Superstar」。
私の言わんとしていることが理解いただけただろうか。そう、ひたすらに楽しいライヴ空間がここにあるということ。それは、Ayumu Imazu本人だけでなくダンサーの全員、オーディエンスまでもパフォーマーかのように盛り上がり楽しめるこの空間の尊さがあって生まれる。
まさに”エンターテイナー”。今のJ-POPにおいて、彼を超える歌って踊るソロアーティストはいないであろう。
着実に大きくなる彼の生きる場所
日々人気が上がっている彼だが、今年(2026年)の2月にSKY-HIがCEOを務める「BMSG」とパートナーシップを締結。そして、来年(2027年)の1月31日に初めての”日本武道館公演”を開催する予定である。彼はこれからもより大きなステージへと、夢を大きくしていくのだろう。
最後に
Ayumu Imazu の音楽の凄さは、このような文字では伝え切ることができず(今の私が持つ言語化能力の限界)、実際に彼の音楽を聴き楽しむことが最短距離であると今更言わせていただくが、彼の魅力をより多くの人に伝えられていたら本望である。
まさに”ハイセンス”な彼の音楽と”楽しい”パフォーマンス、そして彼自身の進化にこれからも期待していきたい。
本稿も最後まで読んでいただき、大変嬉しく思います。もしにこの記事が面白いと思っていただければ、「スキ」と本アカウントのフォローをお願いいたします。
次回は、以前紹介させていただいた大学生シンガーソングライター冴夜の楽曲を2曲ピックアップし、勝手に考察・解説させていただきます。
改めて、本稿も読んでいただき、ありがとうございました!次回の投稿もお楽しみにっ。
