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激熱「大湯」国際大会と、ハーフパイプに消えていく生徒たちから学ぶサックスの極意

皆さんこんにちは、久住祐太です。
いつもはこのブログで「このコード進行が〜」とか「ジョン・コルトレーンが〜」とか、いかにもサックス奏者っぽいマニアックな話ばかりしていますが、今日は少し趣向を変えて先週末の出来事を。
実は先週末、うちのサックス教室の生徒さんご家族と一緒に、長野県の「野沢温泉スキー場」へ行ってきました!
「先生、初日一緒に滑りましょうよ!」というありがたいお誘い。もちろん二つ返事でOKしたわけですが、私にはある密かな野望がありました。それは、「生徒さんの前で華麗なターンを決め、サックスだけでなくスキーもイケてる先生をアピールする」というものです。
しかし、ゲレンデに出た瞬間にその野望は粉々に打ち砕かれました。
なんと生徒さん(お父さん)、ゴリゴリの元スキー部。ウェアの着こなしから滑り出す姿勢まで、完全に素人のそれではありません。さらに驚愕したのはお子さん二人。私がおっかなびっくり滑っている横を風のようにすり抜け、そのまま躊躇なく**「ハーフパイプ」**へと突入していったのです。
宙を舞う子供たちと、雪煙を上げてキレッキレのターンを刻むお父さん。私はといえば、ただその圧倒的な光景を前に、雪だるまのようにゲレンデに立ち尽くすことしかできませんでした(笑)。


「いかん、このままではサックス講師としての威厳まで溶けてしまう…!」完全に自信を喪失し、太ももも悲鳴を上げていた私は、冷え切った体と心を癒やすべく、野沢温泉名物の外湯「大湯」へと向かいました。

野沢の外湯は地元の方が管理されていて風情があって最高なのですが、一つだけ強烈な特徴があります。お湯が、尋常じゃなく熱いんです。

私が恐る恐る足を入れると、「アッッッツ!!!!」と声が出そうになるレベル。ふと周りを見ると、地元のおじいちゃんはもちろんのこと、インバウンドで訪れている海外からの屈強なスキーヤーたちも、顔を真っ赤にしながらお湯と格闘していました。

狭い湯船の中で繰り広げられる、国境を越えた**「第1回 熱湯風呂国際大会 in 大湯」**。誰が一番長くこの灼熱に耐えられるか。言葉は通じなくとも、お互いの目を見れば「お前、いけるか?」「オゥ、クレイジーホットダゼ…」という無言の会話が成立していました。

ここで役に立ったのが、長年サックスで培った「腹式呼吸」と「ロングトーン」です。「スー……ハァー……(熱い熱い熱い無理無理)」全身の力を抜き、極限までリラックスして熱湯と一体化する。無駄な力みは命取り。ただひたすらに、息のコントロールでお湯の圧倒的な熱さを受け流すのです。

まさか長野の熱湯風呂で、サックスの高音域(アルティッシモ)を当てにいく時の「極限のリラックスと呼吸法」を実践することになるとは思いませんでした。日本人代表としての奥ゆかしさと意地を見せ、なんとか国際大会を耐え抜きました。

風呂上がり、芯まで(というか骨まで)茹で上がった体でいただいた民宿の夕食。キンキンに冷えた瓶ビールと、最高に美味しい野沢菜漬け。これぞ日本の冬、至高の贅沢でした。気取ったフレンチも良いですが、こういう素朴で温かいご飯が結局一番沁みます。

ゲレンデでは生徒さんご家族に完全敗北しましたが、最高の時間を共有できました。サックスもスキーも、そして熱湯風呂も、「リラックスして無駄な力を抜くこと」が一番大切ですね。

当教室のレッスンでは熱湯風呂には入れませんが(笑)、どんな難曲でもリラックスして良い音で吹ける「体の使い方・呼吸法」はしっかりお教えしますよ!新しくサックスを始めたい方、スキー帰りで筋肉痛の方も、いつでも田園調布の教室でお待ちしております。

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