子ども向けのお菓子を買いに行ったはずが、気づけば飴23袋だった話
もうすぐ中国へ行くので、
旦那と一緒に親戚へのお土産を買いに行った。
配る相手は親戚の子どもたち。
小学生や中学生くらいの子が多いらしい。
私は勝手に、
ラムネとか、
グミとか、
小さいビスケットとか、
そういうものを想像していた。
だって子どもだし。
子どもが喜びそうなお菓子を選ぶものだと思っていた。
ところが。
気づけば旦那のカゴには抹茶の飴ばかり入っていた。
抹茶ミルク飴。
また抹茶ミルク飴。
さらに抹茶ミルク飴。
思わず聞いた。
「子どもに配るんだよね?」
すると旦那は、
「そうだよ。」
と当たり前のように答えた。
さらに聞いてみる。
「でも飴ばっかり?」
すると返ってきた答えは、
「安くていっぱい入ってるから。」
だった。
なるほど。
いや、なるほどなのか?
私はつい、
「せめてキャラクターのお菓子とかの方がよくない?」
と言った。
すると旦那も売り場を見ながら探し始めた。
その時見つけたのが、
ぺこちゃんの抹茶ミルキーだった。
「これいいじゃん!」
日本の代表的なお菓子のぺこちゃん。
しかも抹茶味。
日本らしさもある。
それを見て私も、
「それならいいかも!」
と思った。
結局、最初に選んでいた抹茶飴の一部は、
ぺこちゃんシリーズに変更。
クレヨンしんちゃんの飴も追加されていた。
全部がおばあちゃんの家にありそうな渋い飴になるのは回避できたらしい。
実は途中で、
「ハッピーターンとかは?」
とも提案した。
日本のお菓子だし、
子どもも食べやすそうだと思ったからだ。
すると旦那は一言。
「そんなの中国にもいっぱいある。」
たしかに中国にも似たお菓子はあるらしいけど。
私の中ではハッピーターンは立派な日本のお菓子だった。
でも旦那の中では違ったらしい。
どうやら日本土産として大事なのは、
「日本で有名かどうか」
ではなく、
「日本らしさがあるかどうか」
のようだった。
そう考えると、
抹茶味をたくさん選んでいたのも少し納得できる。
中国のお菓子にも抹茶味はよくあるし、
この前旦那が中国から買ってきた月餅にも抹茶味が入っていた。
抹茶そのものが人気なのかもしれない。
後で数えてみたら、
全部で23袋。
クレヨンしんちゃんの飴が3袋。
抹茶のぺこちゃんミルキーが4袋。
普通のミルキーが2袋。
いちごミルキーが2袋。
バナナミルキーが2袋。
抹茶ミルク飴が5袋。
そして、のど飴が5袋。
私は最後まで思った。
「本当にこれ、子ども向けなんだよね?」
すると旦那は、
「余ったらおじいちゃんおばあちゃんにあげればいい。」
と言った。
その瞬間、
少しだけ謎が解けた気がした。
私はずっと、
「子ども向けのお菓子」
を選んでいるつもりだった。
でも旦那が選んでいたのは、
「親戚みんなに配るお土産」
だったのかもしれない。
そういえば旦那は昔から、
中国へ帰る時も大量の飴を買っていた。
中国から帰ってくる時も、
なぜか大量の飴を持って帰ってきていた。
当時の私は不思議だった。
私も旦那もそんなに飴を食べない。
結局ずっとお菓子箱に残り、
溶けてしまったものまであった。
だから去年は、
「お土産に飴はいらないからね!」
と念押ししたくらいだった。
でも今なら少し分かる。
旦那にとって飴は、
子どものためだけのお菓子ではなく、
みんなに配りやすくて、
大人も食べられて、
日持ちもする、
便利なお土産なのだ。
子ども向けのお菓子を買いに行ったはずなのに、
気づけば飴23袋。
国際結婚をしていると、
たまにこういうことがある。
そして毎回思う。
文化の違いって、
案外こういう飴1袋に詰まっているのかもしれない。
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