友達の親に1万円のGODIVA?中国人夫に驚いた話
国際結婚をしていると、
「え!?そこにも!?」
と驚くことが時々ある。
今回驚いたのは、プレゼントの話だった。
夫が日本で、中国人の友達が経営する会社で働いていた頃のこと。
その友達のご両親が、孫のお世話をするために中国から日本へ来ていた。
ある日、夫が言った。
「お世話になっているから、ご両親にプレゼントを渡したい。」
私は思わず聞き返した。
「ご両親に?」
友達本人ではない。
奥さんでもない。
ご両親である。
正直、かなり驚いた。
日本人の感覚だと、お世話になった本人にお礼をすることはあっても、その親御さんにまでプレゼントを渡す発想はあまりない気がする。
もちろん人によるとは思う。
でも私にはその感覚がなかった。
しかも困ったことがある。
好みが全く分からない。
自分の親へのプレゼントですら毎回悩む。
何が好きだろう。
使ってくれるかな。
喜んでくれるかな。
そんなことを考えながら選ぶ。
それなのに、友達の親の好みなんて分かるわけがない。
夫と一緒にお店を見て回った。
お酒がいいのか。
お菓子がいいのか。
色々見たけれど決めきれない。
そして私はだんだん疲れてきた。
最終的には半分やけくそで言った。
「じゃあ、この一番高いやつは?」
私が指差したのは、GODIVAの豪華なギフトセットだった。
引き出しまで付いた立派な箱。
値段はたしか1万円くらい。
夫も悩んでいたけれど、
「見栄えもいいし、これにしようか。」
と最終的にそのギフトセットに決まった。
年末年始に、そのプレゼントは無事に渡された。
今でも思う。
日本人の私なら、友達本人へのプレゼントでも悩む。
ましてや友達の親に1万円の贈り物なんて、なかなか思いつかない。
でも夫にとっては自然なことだった。
国際結婚をしてから何度も感じる。
日本では「本人との関係」を大切にする場面が多い。
一方で夫を見ていると、「本人を支えている家族との関係」も同じくらい大切にしているように見える。
友達本人だけではなく、その奥さんやご両親まで含めて人とのつながりを考えている。
最初は驚くことばかりだった。
でも今思うと、
「人との縁をとても大切にする文化なんだな」
と感じる。
もちろん、プレゼント代の感覚については今でも驚くことがあるけれど。
国際結婚をしていると、
言葉だけじゃない。
こういう価値観の違いにも、毎回新しい発見がある。
