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【JR/国鉄】2024年08月 国鉄(有馬鉄道) 有馬線 有馬駅 廃線跡散策

2024年8月下旬。
久し振りに国鉄有馬駅跡に寄ってみました。


出発は神戸電鉄有馬温泉駅。
ここから北方向(写真右側)に向かいます。


神戸電鉄有馬温泉駅が地図(Google Map)の中央下寄りにあります。

ここから三田方面に車道を北上。
もしくは有馬川沿いにある遊歩道を北上します。

10分ほどで地図右上の赤ピンで示した場所に到着します。
ここが国鉄(有馬鉄道)有馬駅があった場所になります。


駅があった場所の手前には橋が架かっています。


橋の名前は乙倉橋。


橋の欄干には “有馬駅” と “乙倉橋” の説明文が掲げられていました。


当時の様子はこんな感じだったんですね。
正面に描かれている時計塔のある建物が有馬駅の駅舎です。


現在の様子。
正面にあった有馬駅の駅舎は跡形もなし。
ただ雰囲気は何となく伝わる気がします。


こちらは戦前に発行された絵はがきです。
当時の国鉄有馬駅の様子がよく分かります。


橋の欄干には “有馬鉄道” についての説明もありました。

有馬鉄道は山脇延吉さんによって設立された軽便鉄道で、1915/4/16に国鉄三田~有馬間を全線単線で開業させました。

開業と同時に鉄道院が借り上げ、1919/3/31には正式に国有化され、国鉄有馬線となりました。

残念ながら、軍需物質輸送を目的とした国鉄篠山線建設による資材転用のため、1943/6/30に営業休止となり、復活することなく現在に至ります。

なお、有馬鉄道を設立された山脇延吉さんは、1926/3/27に神戸有馬電気鉄道(現在の神戸電鉄)を設立させ、1928/11/28に湊川~有馬温泉、同年12/18に有馬口~三田間を開業させています。


欄干に掲げられていた、当時の有馬駅の様子。


1915/4/16の国鉄有馬線開通記念式典の写真。

駅構内は単式ホーム1面1線と機回し&留置線2線を合わせた3線が敷設されているのが分かります。


橋を渡って駅舎があった場所に向かいます。


かつて駅舎があった場所は更地になってました。


2011年撮影

実はこの場所。
以前は上記写真(2011年撮影)のように病院とホテルがありました。

駅舎は1961年の水害被害により解体された後、1962年に芦有バス・タクシー有馬営業所になったそうです。
1968年頃に営業所が移転した後、病院などがおかれました。


2011年撮影

こちらも2011年に撮影した写真。
北側(三田方面)を写しています。

右側に写っているのが、当時建っていた病院とホテルですが、両方とも2020年春頃に解体されました。


現在は建物が解体され、空き地が広がっています。

写真は駅舎があった場所から北側(三田方面)を望んだ風景です。
ここに駅舎とホーム、線路3線があったのですね。


空き地の北端付近には一軒家が建っていますが、空き家になっていました。
空き家の北側は木々が生い茂っています。

空き家を横目にみて、さらに北側を目指します。


北方向にしばらく歩くと、上り坂が現われました。


坂道を登ると駐車スペースが広がっていました。


同じ場所から南側(国鉄有馬駅方面)を振り返る。

先ほどの空き家から木々の茂みを超えるとこの駐車スペースに繋がります。
ここが有馬線の廃線跡となります。


再度振り返って、駐車スペースの北側(三田方面)を見てみると、さらに奥に進めそうです。


いかにも廃線跡のような道が続いていました。


ただ、すぐに写真のような状態になり、これ以上は進めませんでした。


上空に見えるのは県道98号線のバイパス道路です。

2013/9/14に全通したこのバイパス道路。
ここから先、西宮山口南ICまでの区間は国鉄有馬線の廃線跡を利用して整備されました。

これ以上、北方面(三田方面)には進めないので戻ります。


行き止まりから南側(有馬駅方面)を望む。

ここを汽車が走っていたんですね。
残念ながら、周りに遺構らしきモノは発見できませんでした。


駅舎があった場所まで戻ってきました。
空き地から南側を望むとこんな感じです。

ここまで、有馬線の遺構は何もなし。

営業休止から今年で81年。
「さすがに何も残ってないか」と諦めてしまいそうですが、実は一つだけ国鉄有馬線の遺構が確認できました。


それがこちら!


1本だけ残された木柱です。


「工」マークが付いているのが、何より国鉄有馬線の遺構の証です。


「大10年12月」と書かれていますね。


確認できた木柱はこの1本だけ。
おそらく有馬駅跡で現存する唯一の遺構ではないでしょうか?


空き地に1本だけ立っている木柱。
いつまでも残っていてほしい遺構ですが、実は心配事が…


空き地の片隅に、こんな看板が立ってました。


ホテルの建設計画があるようです。


病院が取り壊されて更地になったのも、このホテル計画があったから。

ホテルが完成すれば、最後の遺構となった木柱も取り除かれそうです…


ただ、計画では2020年8月着工で2021年10月完了予定。
すでに完成予定は過ぎてます。


有馬駅跡の南側もまだ空き地が広がったまま。
今後、どうなるのでしょうか?

もし開発されるのであれば、いち鉄道ファンとしては寂しい限り。
鉄ちゃんの我儘ですが、せめて木柱だけでも残してもらいたいモノです。


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