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脳梁欠損ライフハック 第15回|本を読むたびにやりたいことが増え、時間がなくなっていった。

 生きづらさを解消するヒントを求めて、本を読むことがあります。

 読み始めると、「これだ」と思うことが書いてある。実践してみると、確かに効果がある。「この本に出会えてよかった」と感じながら、ページをめくり続けます。

 でも、読み終わった頃には、次の本が気になっています。

読んでいる間は実践できる。でも読み終わると、次の本が気になる。


 読み進めている間は、実践できます。本の内容が頭に新鮮に残っていて、「やってみよう」という気持ちが続く。それ自体は悪くない。

 問題は、読み終わった後です。

 別の本を手に取ると、そこにも「これだ」と思うことが書いてある。実践したくなる。さらに別のことにも取り組み始めてしまう。気づくと、やりたいことがどんどん増えていきます。

 結果として、どれも中途半端になってしまう。時間は有限なのに、やることだけが積み上がっていく。「また続かなかった」という感覚が、また積み重なっていきます。

「続かない」のではなく、「やることを増やしすぎていた」だけだった。


 「また続かなかったな」——そう思うたびに、自分を責めていました。

 でも、よく考えてみると、問題の本質は「定着できない」ことではなかったかもしれません。「やりたいことが増えすぎた」ことの方が、根本的な原因だったのです。

 全部自分に必要なことです。どれも間違っていない。でも、全部同時にやることは無理でした。時間の使い方が下手なのではなく、「全部やろうとすること」自体が無理だったのかもしれない。

 脳梁欠損症の特性として、複数のことを同時に処理したり、優先順位をつけて行動したりすることに難しさを感じることがあります。やりたいことが増えるほど、何から手をつければいいかわからなくなる。その結果、どれも進まないという状態になりやすいのです。

今の自分に一番必要なことに、絞る。


 今の私が意識しているのは、「今の自分に一番必要なことに絞る」ということです。

 本を読んで「これをやりたい」と思っても、すぐに始めるのではなく、「今やっていることと比べてどちらが優先か」を一度考えてみる。全部やろうとせず、今の自分に合ったひとつを選ぶ。

 完全にはできていません。それでも、「やりたいことリスト」が増えたとき、「これは今じゃなくていい」と手放せるようになってきました。本を読んで納得することと、それを実生活に定着させることは、別のステップです。納得しただけで十分な本もある。全部実践しなくていい。

「また続かなかった」ではなく、「今はこれを選んだ」——その言い換えが、少し気持ちを楽にしてくれています。

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 本を読んで納得したのに続かなかった経験はありますか?問題は意志の弱さではなく、やりたいことが増えすぎることかもしれません。今の自分に一番必要なものをひとつ選ぶ。それだけで十分です。

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次回予告【脳梁欠損ライフハック 第16回|ぎこちなさは、常にある。それでも開き直って、続けていく。】

よかったら読んでみてください。
マガジンもあります。よかったらこちらも。

#脳梁欠損症 #生きづらさ #ライフハック #見えない障害

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