【北陸旅行⑦】雪の富山、ガラスの余韻。北陸旅、最終章
■2026年1月20日(火)~1月24日(土)北陸旅行の記録です■
1月24日(土)
富山、そして北陸旅行最終日。
この日も朝から雪が降ったりやんだり。
部屋でまったり過ごしたいところだけれど、チェックアウトの時間は迫っている。気合を入れて身支度を整え、チェックアウト。
路面電車に乗ってTOYAMAキラリという複合ビルに向かった。

路面電車はそろそろと到着。道路に敷設されたレールは雪に埋もれ、かなり走りにくそうだ。
あとで知ったのだが、この日、富山県高岡市では路面電車の脱線事故があったらしい。幸いケガ人はいなかったとのこと。たしかにこの雪では仕方がないよね、と思ってしまう。
電車内では、ご婦人がオットに座席を譲ってくれた。今回の北陸旅行では、こうして座席を譲っていただくことが三度もあり、とても助かった。皆さま、本当にありがとうございました。

日本の代表的建築家・隈研吾が設計したという、TOYAMAキラリ。中に、富山市ガラス美術館と図書館を併設。

2階から6階にかけての吹き抜けが印象的で、明るく開放的。こんな場所で日常的に読書を楽しめる富山の人たちが、なんだか羨ましい。
6階にある「グラス・アート・ガーデン」では、現代ガラス作家の巨匠、デイル・チフーリ氏によるガラスアートを見学。撮影はOKだが、SNSへの掲載は不可とのこと。
暗闇に浮かび上がる美しいガラス作品たち。万華鏡のような模様をちりばめたガラス玉や、植物のような造形物が、完璧なバランスで配置されている。幻想的で幻影的。地下迷路で宝箱を見つけ、ふたを開けた瞬間って、きっとこんな感じなのだろう。
ただ、網膜に障害のあるオットには、暗闇の中の作品などまったく見えない。少しでも伝わればと、拙い言葉で必死に説明する。
「まっくらな空間の中央にね、木舟が置かれているの。長さは7~8m、もっとあるかなぁ。古いけど、長年丁寧に扱われてきた、といった感じの舟でね。その上に何十個ものガラス玉が置かれているの。大きさも色も模様も全部違う。たぶんその配置にも意味があると思うのだけど……でね……」
こんな説明で、アートの本質が伝わるわけがない。それでも、そう説明するしかない。
オットは聞いてはくれているけれど、きっと十分には理解できていないだろう。どうすれば伝わるのか……思わず、ため息がこぼれる。
そんな私たちを見ていたのか、ひとりの学芸員さんが近づいてきて、作品について丁寧に説明してくれた。
この笹舟は富山の神通川で実際に使用されていたものであること、ガラス玉はぜんぶで117個あること、そのうちの95個はガラスの街・富山で作られたものであること、真っ黒な土台は免振設計になっていて、2024年の能登半島地震のときも割れることがなかったこと、など。
数字が好きなオットは、ふむふむと頷き、すっかり満足そう。
やっぱり具体的な説明には説得力がある。ありがとうございました。
オットは、PCに取り込んだ画像ならなんとか見えるので、ほかの作品も含めてたくさん撮影した。帰ったら、ゆっくり見ようね。
作品の一部はこちらのサイトに掲載されているので、よかったらご覧ください。
館内で時間をつぶし、雪が小降りになったところで、すぐ近くにある池田安兵衛商店へ(生薬に興味のある方には、サイト内のコラムが面白いかも↓)。
江戸時代に作られた胃腸薬、「反魂丹(はんごんたん)」。
元禄3年(1690年)に富山藩主・前田正甫公が江戸城に参勤中。突然の腹痛に苦しむ三春城主・秋田河内守にこの反魂丹を飲ませたところ、たちまち回復。それを見ていた他の領主たちも、「ぜひこの薬を、我が領地でも販売したい」と申し出が相次いだことから、正甫公は藩の商人たちに諸国を行商させた。
これがかの有名な、「富山の薬売り」の由来らしい。

雰囲気のある店構え。ここだけどこぞの時代村のよう。

主力商品は胃腸薬「越中反魂丹」と、便秘薬の「いけだや通じ丸」。かなりいいお値段だが、身体に優しい生薬ならば、致し方なし。

江戸時代の薬の作り方などのレクチャーを受けた後、いけだや通じ丸を購入。とくに便秘がちというわけではないけれど、お腹が痛くならないらしいので、いざというときのためにね。
*
もう1軒行きたいところがあったが、雪が強くなってきたので、富山駅に戻ることにした。
富山最後のランチは、回転寿司で締めるとしよう。
富山駅内にある廻る富山湾 すし玉へ行くと、お昼時とあって長蛇の列ができていた。
でも外は雪だし、とにかく寒いし。やることもないので、大人しく列に並ぶことに。
……で、1時間待ち。疲れた~!

ビールとお茶で乾杯。だって寒かったんだもん。

回転寿司だけど、ここも回らない回転寿司。タブレットで注文すると、すぐ目の前で握ってカウンター越しに出してくれる。


私はおすすめランチメニューのかがやき7を注文。
のどぐろ、甘エビ、ヒラメ、紅ズワイガニ、ブリトロ、ホタルイカ、手むき白エビ。

やーっとありつけたホタルイカ!酢味噌が乗ってて、とぉーっても美味。今度はホタルイカのシーズン中に来たいなぁ。

オットは好きなものを自由に頼みたいとのことで、さっそくマグロ三種や、白身三種、のどぐろ生&炙り、煮アナゴなどを注文。これで最後だからね~、好きなネタを好きなだけどうぞ!



お腹がいっぱいになったところで、ホテルに荷物を取りに帰り、バスで空港へ移動。
そこからのことは、【北陸旅行②】エピローグに書いた通り。いやー、無事に帰れて、よかった。よかった。

空港のカフェで時間をつぶす。カフェラテ、美味しゅうございました。
*
今回の金沢・富山の北陸旅行は、『10年に一度、今季最強・最長寒波』のおかげでどうなることかと心配したが、その中でもタイミングよく観光もでき、移動もでき、またまた守られているなぁと感じた旅だった。ありがたいことだ。
訪れた街並みや雪景色、あの日あの場所でいただいた味覚を思い出しながら綴ってきた北陸旅行記。長々と書いてきましたが、最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
締めは、お土産に買った富山名物・ブラックラーメンにて。
うん、美味しかった!ご馳走様でした💖

チャーシューを豚しゃぶで代用。ブラックラーメンなのに、ブラックペッパーを切らしていた。くぅぅ、痛恨なり!😂
⭐これまでの旅行記をまとめています。是非ご覧ください。
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