宇宙視点では6つのサインしかない〜月を愛する視点は地球人の重要な視点
先日、獅子座の月を持っている方から「反対側の水瓶座が重要なのはどういうことなのでしょうか」とのご質問を受けました。占星術には「地球から見たら12のサインがあるように見えるけれど、宇宙視点では6つのサインしかない」という概念があります。これってややこしいし、難しいですよね。(どういうことやねん)
初めは私も頭が混乱しましたもの。サインとは方向(方角)なのです。出生時、(地球から見て)あなたの太陽は牡羊座方向にありましたから、あなたの太陽は牡羊座のエネルギーを持っていますねーーというのが基本的な考え方です。月が獅子座の方向にありましたから、あなたの月は獅子座のエネルギーを纏っていますねーーということで、方向がサインです。
占星術は天動説・ジオセントリック(地球中心)の視点に立っています。地動説・ヘリオセントリック(太陽中心)の視点のものもありますが、あくまで基本は地球目線です。私たちは地球人なので、地球体験こそが大事だからです。本当は太陽の周りを地球が巡っていますが、地球に生きている人類視点で解釈しているので、「地球の周りを太陽が巡っている設定」で(一般的な)ホロスコープが描かれています。
つまり、ホロスコープのど真ん中に地球がある。ホロスコープのど真ん中に「主人公である私たちがいる」という設定です。その中心点から見ると、12の星座領域(12サイン)が存在しているように見えます。しかし、その外側から見るとどうでしょうか。地球を飛び出して宇宙へ出てみる。視点をグーンと離して見る。すると、12サインは6本のラインになります。

お察しの通り、私に絵心はございません。それなのに、まさかの手書き😂ですみません。地球にいる私たちの視点から見たら、360度の全天には12サインが存在しています。(空間を12分割できますので)明確な12の空間があります。でも、地球を離れてみたらどう見えるでしょうか。宇宙視点を取り入れるとはどういうことでしょうか。

空間というよりもラインになります。エネルギーベルトのようなものが6本あるわけです。ということで、地球物理次元を離れた視点では「6つのサイン」しか存在しません。宇宙的には牡羊座と天秤座でひとつ、牡牛座と蠍座でひとつ、双子座と射手座でひとつ、蟹座と山羊座でひとつ、獅子座と水瓶座でひとつ、乙女座と魚座でひとつです。対極のサイン同士で1本の軸。地球物理次元では獅子座と水瓶座が別々のエネルギーであることは確かな真実です。でも、本当は同じコインの裏表であり、二つでひとつなのですね。
射手座の太陽なら射手座だけを追求していたら、頭打ちになります。反対側の双子座のエネルギーを内包できてこそ、一本の軸として完成します。獅子座の太陽なら水瓶座を、乙女座の太陽なら魚座を内包しないといけないのです。太陽だけではありません。火星だって暴発しやすいので、反転サインを意識するとバランス化されます。全ての天体がそうなのです。
特に月は非常に不安定なものであり、尚且つ、その働きに無自覚なために月の囚われや不安感に強く引っ張られます。ゆえに、自分の月のパターンを意識化して成熟させるためには、反転サインの視点を意識的に取り入れることがとても有効なのです。たとえば、月獅子座であれば「自己肯定と自己愛」「自信と生きる喜び」「自己の尊厳性や特別性」を必要としている月です。
それを強く必要としているのに、そこが満たされないと月が暴れ出します。自分で自分を認められない、自分で自分を愛せないーーその欠落を埋めようとして、いつも心が外側に向かい、他者からの承認(外からの愛)を求めようとするのです。それをどうにかしようとしても難しいので、手っ取り早い方法は反転サインの水瓶座の視点を取り入れることです。自分を手放して、大きな視点に立つ。友愛と博愛の精神に立脚する。自分が輝くこと、自分が承認されることは一旦脇に置いて、「みんなが、世界が、人類が」という視点に立つ。
月とは感情です。自分の細かな気持ちと常に向き合うことが「自分を愛すること」です。月を冷静に受け入れ、成熟させていく視点は大切ですが、その前にもっと重要なことは「私(月)に寄り添うこと」です。自分の感情の面倒を見てあげる。声を聞いてあげる。<そうかそうか、すぐに「私なんて・・・」と、あなたは自信をなくしてしまうんだよね><そうだよね、それは嫌なことだよね、怖いことだよね。わかるよ>と感情をまずは認めてあげること。それが月を安定化させるための王道です。
そうすることで、月が暴れ出すことはなくなります。月は自分を愛することの重要性を教えています。地球に生きる者がはじめに向き合うべきは月ですよと教えてくれています。私たちは外側にばかり視点が向きます。外にある情報、外にいる他者の反応、外側のあらゆる状況。自分の感情を自分で受け止められずにすぐに他者に話す、外に発信する。そうしたくなった時、まずは丹田に力を入れて、ベクトルをグッと自分に向けることです。
「自分の感情を自分で受け止められないから、すぐに外に依存する」そのベクトルは月を無視していることになるのです。SNS依存も行き過ぎると「月=生身の自分自身を無視すること」になります。まずは自分が何を感じているのかを全力で感じる。どんな心の形を持っているのかと寄り添う。問い合わせるべきはいつも自分です。自分が自分を愛したらそれでいいのです。親の愛が得られなかったとしても、本当は大丈夫なのだと教えてくれています。
私たちが感じる苦しみや不安定さの多くは「アンバランスであること」が原因です。視点が一箇所に凝り固まっていることが原因になっていることが多い。そういう時は反転サインに目を向ける。地球視点から宇宙視点に拡大してみる。苦しい時は外側に逃げ込むのではなくて、自我を手放して大きな視点に立ってみましょう。あなたは一人であって一人ではありません。いつだって、宇宙に抱かれていますよーー占星術はそう教えてくれています。
