中国受験戦争の裏側:地方都市の学校で起きている隠された真実
11月に訪れた中国では、ガイドブックには載っていない地方都市の学校を実際に見学しました。
学生たちが必死に勉強する姿や先生との対話を通じて、中国の受験戦争の実態を肌で感じました。
地方都市と主要都市では、受験事情が大きく異なります。
日本とは比べものにならない勉強量の中で、多くの子どもたちが心を病んだり、自ら命を絶つケースもあります。
その影響は、学生だけでなく先生たちにも及んでいるのです。
今回は、実際のインタビューを交えながら、中国の受験戦争の現実をお伝えしていきます。
🇨🇳ランク分けされる中国の都市
中国には「1級〜4級都市」と呼ばれる都市ランクがあり、人口や経済規模などで分類されている。
1級都市には北京 、上海 、広州 、深圳 といった誰もが知る大都市が並び、その下に成都 や重慶 、杭州 、武漢 、天津などの「2級(新1級・2級)都市、今回行った邯鄲は3級都市。
数字が大きくなるほど地方色が強まり、教育格差や受験戦争の厳しさが増していきます。
📚地方ほど激化する受験戦争
1級都市の子どもたちは、比較的豊富な教育資源や塾、進学校にアクセスできる一方、3〜4級都市では「大学進学だけが人生を変える道」と信じて、家族ぐるみで受験にすべてを賭ける家庭がほとんど。高校自体の数も一級都市よりも少なく、進学高校にいくための受験戦争も激化しています。
その結果、地方の子どもほど、少しでも上の大学に行こうと必死に勉強し、競争のプレッシャーは都市ランクが下がるほど重くのしかかります。

🤯毎日12時間以上勉強!
見学した学校では、登校は朝7時、下校は夜10時という生活が当たり前です。
授業と自習がぎっしり詰め込まれ、休憩と呼べる時間はほとんどありません。
日本の感覚からすると「部活のあとに深夜まで勉強している」ような状態が、毎日ずっと続いているようなものだ。 毎週土日が休みとは限らず、土日も学校で子どもたちは勉強しています。
💔崩れる心と衝撃的な事件
このような生活の中で、いじめや不登校、自殺に追い込まれてしまう子どもも少なくありません。
集中力や成績を維持するために薬を飲む生徒もいます。
プレッシャーは生徒だけでなく教師側にも重くのしかかり、なかには教師が教師を刺すような事件まで起きているが、そうしたニュースは多くが表に出てきません。なぜなら国がその事実を国民に知らせないために隠すのです。
☎️監獄のような学校
校内は携帯電話の持ち込みが禁止されていて、見つかると3日間の登校停止になります。

唯一の連絡手段は校庭に立つ公衆電話で、そこから家族に短く電話をかけれるだけ。
スマホに厳しい制限がある一方で、校庭でのびのびと遊ぶ学生たちの姿が印象的でした。

🚽衝撃!校内のトイレ
トイレを案内してもらうと、そこには日本では考えられない「仕切りのないトイレ」がありました。
プライバシーよりも管理や効率が優先される空間で、子どもたちは黙って列に並び、用を足したらすぐに教室へ戻っていく。 徹底した「管理」の空気が支配しているように感じられました。
トイレは撮影し忘れましたが衝撃的な光景でした😂
📚国が定めた勉強時間を守らない現実
中国政府は子どもの過度な負担を減らすために、学習時間を制限する政策を打ち出している。
しかし、実際にその制限をきちんと守っている学校はほとんどなく、表向きのルールと現場の実態には大きなギャップがあります。
かつては夜遅い時間まで校内の明かりがついている光景が一般的だったが、現在は外から明かりが漏れないようにしながら、子どもたちは深夜になっても勉強を続けている。

🤔なぜ1級都市に憧れるのか?
1級都市や2級都市には、より多くの教育資源やチャンスが集まっているため、「いつか1級都市に移住したい」と願う家庭は多いです。しかし、中国には戸籍(フーコウ)制度があり、生まれ育った地域によって住める場所や通える学校が制限されています。そのため、地方から北京や上海などの1級都市に「教育のために移りたい」と思っても、実際に移住して子どもを通学させることは簡単ではありません。実際に2級都市に行ってみると、3級都市にはない芸術系の学校や、おしゃれな街並みが数多く見られました。芸術に打ち込めるということは、心にもお金にもある程度の余裕がなければ難しいことです。また、1級や2級都市には学校も数多くあり、子どもたちは複数の選択肢の中から進学先を選ぶことができる。 この点は、日本の状況とよく似ていると言える。
🤯3級都市の先生の衝撃発言とは?
取材の中で印象的だったのは、3級都市の先生の言葉でした。
「日本の教育カリキュラムであれば、子どもたちは十分に睡眠が取れますね」と。
日本では、授業時間はおおよそ8時30分から15時30分までの6時間程度で、中国の約半分だと言える。 受験戦争が激化している都心部では、授業が終わったあとに塾や予備校へ行くのが一般的になっているが、それでも中国ほど極端ではありません。
また、塾や予備校に通うかどうかも、本人や家族の意思、そして資金力によって大きく左右されます。私自身、日本で「受験が厳しい」と言われる地域に住んでいたが、中国の現実を目の当たりにすると、日本の受験はまだ「大したことはない」と感じました。

党在我心中
→「党は私の心の中にある」
永远跟党走
→「永遠に党について行く」
😢受験戦争が生み出した闇とは?
中国の受験戦争は、国の発展を支えてきた一方で、子どもたちと教師たちの心身に大きな犠牲を強いている。 精神安定剤を幼少期から飲んでいる子どもたちも少なくない。 そして、それは中国だけでなく、日本の大都市である東京でも数多く見られた光景だ。医療現場で働いていた当時、受験戦争が激化している地域では、まだ幼い子どもたちに不眠症の薬や安定剤が多く処方されていた。
さらに、子どもに処方された薬を、実際には両親も一緒に飲んでいるのではないかと思われる場面も何度も目にしてきました。こうした問題は、先進国アメリカでもよくある事例として取り上げられている。 その具体的な内容については、またの機会にお話しします。
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🔮次回は…外国人排除政策で見える日本の未来とは?
高市首相へと政権が移り、中国人や外国人を排除しようとする動きが強まっている日本。
今後どのような政策が取られるかによって、日本の未来は大きく変わっていきます。
なぜ外国人を排除すべきではないのか、そして日本はこれからどのような行動を取るべきなのか。
次回は、このポイントについて解説していきます。

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