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回避型を克服 恋愛嫌いの私が「この人となら」と思えた理由

私は昔から、「追われる恋愛」が苦手でした。というか両想いが嫌い。ずっと片思いがいい。相手からの好意が気持ち悪く感じてしまい、なぜか逃げたくなる。LINEの返信ができなくなって、会うのも億劫になって、結局フェードアウト。そんなことを繰り返していました。

でも今、やっとこの人ならという人に出会えた気がしています。どうして今回は回避行動がでないのか。振り返ってみると、彼がしてくれたことは特別なことじゃありませんでした。ただ、私を否定しなかった。それだけです。

この記事が回避型に悩む人や回避型のパートナーを持つ人の役に立ちますように。

わたしの過去の恋愛パターン

冒頭でも触れましたが、私は追われる恋ができない人間でした。たとえば、相手の一目惚れから始まった恋愛で、最初はうれしかったんです。でも相手の気持ちの大きさや毎日何通も届くLINEの通知、また会うの?と思うくらいに会おうとする姿勢。気がつくと息が詰まっていました。

付き合う前に既読無視するようになって、そのまま自然消滅。相手からは「何考えてるか分からない」「他に好きな人でもできた?」と言われました。

これは、自分から好きになった人との恋愛でも同じでした。最初は楽しいんです。連絡先を聞いて、デートして、お互いいい感じになって。でも相手の好意に気づいた瞬間、急に怖くなるんです。連絡の頻度が落ちて、会うのも避けるようになって、相手が不安になって束縛っぽくなって、「重い、無理…」となる。

いつも自分に言い聞かせていました。「関係が深くなる前に切ろう。相手を傷つける前に終わらせよう」って。

一番つらかったのは、スマホの画面を開いても指が動かない夜でした。相手からのメッセージが来ているのは分かるのに、既読をつけることすらできない。そんな自分が嫌で、でもどうしていいか分からなくて。

彼のどの行動が回避スイッチを入れなかったのか

彼と出会って、決定的に違ったのは「押し引き」ではなく「尊重と合意」をベースにしてくれたことです。

  • 連絡のペース 遠距離でお互いフリーランスという事情もあり、彼も忙しく返信は速くないし、連絡をしすぎない。私も返信が遅くなっても、「遅いね」とか「忙しいの?」とか言われない。意味のないLINEが苦手だと伝えたら、「LINEが嫌なら電話にする?」と聞いてくれました。

  • 境界線の扱い 私が「まだ好意はない」と正直に伝えたときも、「大丈夫。俺が飽きないから」と笑って言われました。普通だったら、そんなこと言われたら傷ついたり、怒ったりしますよね。でも彼は本当に大丈夫そうでした。私が「今日は一人でいたい」と匂わせても、引き留めない。引くのではなく、尊重して止まってくれる感じ。

  • 衝突したとき 私が素っ気なくしてしまったとき、彼は感情合戦をしませんでした。「ばかだな〜、そんなんで冷めないって。大丈夫だよ」と、軽さと本気のちょうど真ん中で受け止めてくれた。責める、試す、黙る——そのどれもしなかったのが大きかったです。

結果として、胸の圧迫感が薄れ、連絡が「義務」から「できたらしたい」に変わりました。彼と一緒にいると、違和感がなくて一緒にいて楽。落ち着く、がしっくりきます。

「他の人と違う」と思った決定的瞬間

「3回ご飯食べて告白しなかったらただの友達になってしまうよ」なんてよく言われていますが、回避型にそれは通用しません。3回で心開けるわけなくない?なので、「他の人と違う」と思った瞬間はなく、「この人なら大丈夫かも」という安心感が積み重なった感じでした。

  • 本音をぶつけた夜 心を開き始めた頃、私は彼に好意を匂わせたあと「ごめん、今のきもいよね」といったり「そういうところいいなって思った。なんかわかんないけど。」と逃げる表現をしていました。そんなときに彼は間を置かずに「嬉しいよ!ありがとう。素直に伝えてもらって嬉しくない人なんていないよ」と返してくれたりしました。

  • 初めて頼った日 初めてちゃんと相談をした日。「相談のってくれてありがとう」と言うと、彼は「こちらこそだよ。頼ってくれてありがとう」。頼ることを「負担」ではなく「信頼」として受け取る人がいるんだと驚きました。

  • 境界線への態度 そして身体の関係。彼は何カ月も求めてきませんでした。「本気なのに、なんでそんなリスクあることしなきゃいけないの。俺は理性失って嫌われる方が嫌だ」と。過去の男性たちと一緒にされたくない、という言葉の通りの行動でした。

この人は私を変えようとしないで、私を見ている。その積み重ねが、私の中の回避行動を徐々におさえていきました。

友人から見た私の変化

優しい友人からは「そろそろ追われる恋愛を経験してほしかった」と言われました。確かに、今まで「追われる恋愛なんて絶対無理」って思っていた私が、彼の気持ちに向き合えています。

回避型が安心できる関係性とは何か

回避型の私にとっての「安心」とはなんだろうと思い、考えてみました。

  • 否定されないこと(評価より理解が先に来る)

  • 干渉してこないこと(観察はするけど支配はしない)

  • 受け入れてくれること(できない日も含めて)

  • キャパシティーが広いこと(感情をぶつけない、溜めない)

  • 向き合い続ける姿勢があること(結論を急がない)

正直、回避型は自分の力だけでは、克服できないと思っています。素を出すのは怖いし、相手によっては否定されることもあります。そんなのリスクが大きすぎる。また、回避型を克服しようと「この人なら回避しないかも」と相手に期待すると、結局うまくいかなかったときのダメージが大きい。期待じゃなくて、相手の行動を見て判断する方が安心でした。

回避型は「治る」ものじゃない、安心できる人と出会うもの

彼と出会っても、私が劇的に「変わった」わけではありません。私の回避スイッチは今もどこかにあります。ただ、彼の「待つ」「尊重する」「言葉にする」が私の中の安心を少しずつ大きくしてくれている。それだけのことです。

「追われる恋愛なんて無理」だった私が、今は彼の好意に向き合えています。もし今、誰かの好意が怖いと感じているなら、まずは相手の行動を静かに観察してみてください。きっと、あなたのペースを「大丈夫」と言ってくれる人が、必ずどこかにいます。少しでも多くの人が回避型から克服できますように。

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