唯一お断りしたお申込み
これまでに1度だけ、利用のお申込みに対して、お断りのお返事をしたことがあります。
お子さまがダウン症でした。
当時私はまだ経験も浅く、
ダウン症の子とは接したこともなく、
きちんとお預かりできるとは
全く思えませんでした。
また、ダウン症などの子は
放課後デイなどに行くものであって
うちはデイをうたっていないし、何かあっても責任が取れないとも考えていました。
正直、新規利用のお申込は喉から手が出るほど欲しかった。でもそこを判断材料にしてはいけないという気持ちは強く持っていたこともあり、やんわりとお断り気味のお返事をお返ししたのです。
ところが、それでも構わないと言ってくださったのです。
私としては専門家がいないことが1番引っかかっていました。自分自身が接したことがなかったから、不安しかありませんでした。なので、他の子と同じようにしか対応できない。特別扱いもできない、といろいろ条件をつけました。
でも、それで構わないと。
最終的には、断る理由がなくなってしまった、と言ってもいいぐらいな感じで、利用することになりました。
そこから6年間通ってくれました。
たくさん思い出があります。
もちろん私の中のダウン症の子に対する見方もすっかり変わりました。なんら他の子と変わりない愛すべき子たち。頑固だったりと特性はあり、てこずったことも多々あります、笑。
でも、特性は誰にでもあるもので、程度の違いがあるだけ。そう分かっていればなんとでも対応できるものです。
そんな考えが備わったきっかけはこの6年間の経験だと思っています。
数年後、とあるきっかけでご家族とも再会し、うちに通って良かったと言ってくださったのですが、こちらの方が感謝でいっぱいです。
この子がいてくれた6年間は、私にとっても、我がコミュニティにとっても本当に大きな学びでした。
当時、自分が歌って踊るのを観ろ!と先生たちをみんな目の前に座らせて、延々と独壇場を繰り広げていたあの子は、今、舞台の上で堂々と歌い踊っています✨
今年もその舞台観に行かてもらいます。
また泣いちゃいそうです、笑。
