我が家の庭の風景 part.224「日向」
ネットで調べた大繁殖しているという何とかという羽虫の名前を忘れてしまった。
その虫がまだ咲かないひまわりの葉裏にたくさんついていて困っていた。しかし対策に手をこまねいている間に、いつの間にか姿が見えなくなった。暑くなってきたからだろうか。
今年の7月は、例年よりも気温が高いようだ。
ここ5年以上は、6月は空梅雨で7月豪雨になることが多かった。しかも、梅雨時期には雨が降らないと思っていたら、やはりスコールのような雨が何回か来るような感じだった。
それでミントが蒸れて湿気で枯れていたが、
今年は枯れなかった。
代わりに、タイムが干からびそうになっている。
庭のハーブの様子を見ながら、それで今年は昨年よりももっと7月は暑いのだと気づいたのだ。
ひどい暑さの中で、復活したのがカメムシである。私は野菜をなるべくハーブのそばで育てているが、父は好き勝手に植えている。
こんなひどい暑さでは、ハーブをおいそれと植え替えることもできない。水分が抜けてすぐに枯れてしまうからだ。
モスバーガーで商品を買ったときにいただいた種で育ったオレンジアイコのトマトは、雑草とハーブの草いきれの中で元気である。

全く虫がつかない事はないが、周辺には青紫蘇も生えていて、それが虫除けになっている。そんなに収穫できても困るので、枝が倒れるままにしている。それでもどんどん綺麗な実をつける。
トマトはバジルと相性が良く、コンパニオンプランツが生育を良くすると言われており、オレンジアイコのそばに植えてある。
そのバジルも、1度だけ枝を折って挿し芽で増やしてみたが、今年は暑くて葉っぱがどうしても硬くなるようで、諦めてしまった。地元の物産館では、バジルの葉っぱが大量に1袋100円位で売られるようになっており、わざわざ育てる必要がなくなっている。それも暑さにやられず、柔らかそうな葉っぱばかりだ。
7月の連休に父に任せてサボっていた野菜苗の水やりを朝晩やってみた。朝はまだ良い。涼しい時間に起きればいいから。しかし、夕方は6時過ぎでもまだ気温が30度を超えている。夜の7時でも、九州の南部地域はまだ日暮れ時の明るさだ。
日が暮れてから水やりをするのは嫌だから、
夕方4時ぐらいには水やりをしていた。
数分位は、ホースの先から熱いお湯が出てくる。
それをかけても、雑草が枯れないことには驚いた。
キャットミントもクリーピングタイムもひからびそうになっているのに、ツユクサはピカピカと葉っぱを輝かせているのだ。
お湯でも育つ草花に水やりをした後に、やはり葉っぱが干からびそうになっているナスに水やりをした。
葉っぱがひからびそうなだけではなくて、シシトウのそばに植えてあり、シシトウにびっしりついたカメムシが、ナスの枝にも移っている。
裏庭には、ミントが育ってない。
例年繁殖しないのは、父が土を掘り返すからだと思っていた。ところが、父が雑に土を混ぜた位ではミントは復活すると言うことがハーブを育てて5年目にしてようやくわかってきた。
そして、樹木がおいしげってよっぽど涼しいと思っていた裏庭は、ご先祖様が、数百年前から畑にしていたほど日当たりが良かった。
最高気温が30度位の数十年以上、あるいはご先祖様がそこに家を建てた数百年以上昔には裏庭が畑でよかったのだ。
けれども、よく土が肥えた裏庭よりも池を潰して砂場から畑になった前庭の野菜苗の方が生育が良い。時が移ろい気象条件も変わっていけば、住み心地が良かったはずの土地柄もずいぶん変わっていく。裏庭は暑くて、ミントすら育たない。そんなところで、父が家庭菜園をしている。
里山の田舎の暮らしには、都会よりも雑草ほどの清涼感が咽せ返るほど感じられる。裏庭の蒸し暑さは、ろくに育っていないトマトや茄子の青臭さでより一層鼻を突かせるのだ。
裏庭はどうも、日当たりが良すぎる。

最近はまぁいい食べようと思える。
年齢を重ねるほど、性格のいい加減さに拍車がかかる。
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