はじめての猫の保護と飼育ガイド
ネットでは捨て猫のニュースが後を絶ちません。一方で、高級な長毛猫をお迎えしたというニュースも多いです。ペットショップ、保護団体、知人、里親募集サイト、あるいは我が家のように庭で繁殖してしまった猫など、猫をどこからお迎えするかはひとそれぞれでしょう。どの猫も猫と暮らす人も幸せになってほしいことはいうまでもありません。

そこで、今回は私が猫を拾って飼うまでに重要だと思ったポイントをまとめてみました。自分の経験から、ネット情報や生成AIを使って調べた情報をさらに生成AIを使ってスライドにまとめました。本来は実体験に基づいた注意ポイントを書きたかったのです。しかし、そこは省かれて一般的な猫の飼い方のまとめになってしまいました。これはこれで意義があるのかもしれない・・・とも思ったので、スライドに実体験を加筆してお話します。※個人の見解が多く含まれています。
1.はじめに🐾🍃

猫は愛玩動物です。本来はペットとして人間に飼われている生き物です。しかし、野生化で繁殖した歴史も古く、自然発生して品種登録されている猫も多くいます。多くの野生生物と同様に猫を見かけても、エサをあげたり、拾って飼ってはいけません。しかし、私のようにどうしても保護したい気持ちになる方も多いのではないでしょうか。拾って飼うことは推奨されないよね?とはわかりつつ、保護したい猫を見つけて飼う場合どのような行動をとるべきかまとめてみました。
一般的な猫の飼い方や法律については、専門のサイトをご覧ください。
家庭動物等の使用及び保管に関する基準(環境省「動物愛護管理法」より)
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/laws/nt_r02_21_1.pdf
2.猫を見つけたら❓⛺🐈

「特に、家畜化されていない野生動物等については、本来その飼養及び保管のためには当該野生動物等の生態、習性及び生理に即した特別の飼養及び保管のための諸条件を整備し、及び維持する必要があること、譲り渡しが難しく飼養の中止が容易でないこと、人に危害を加えるおそれのある種が含まれていること等から 限定的であるべきこと及び適正な飼養には十分な経費等が必要であることを認識し、その飼養に先立ち慎重に検討すること。さらに、これらの動物は、ひとたび逸走等により自然生態系に移入した場合には、生物多様性の保全上の問題が生じるおそれが大きいことから、飼養者の責任は重大であり、この点を十分自覚す ること。」
まだ幼い子猫を保護する場合、授乳中である場合があります。母猫と子猫をいっぺんに保護できる状況でも、すでにある程度の月齢になっていると子猫の数が把握できておらず数頭を外に取り残してしまう可能性も高いです。外で出産した猫の場合、子猫の多くは感染症や他の野生生物に食べられて命を落とします。それが忍びなくはありますが、授乳中の子猫を育てる場合には24時間人間が授乳する必要も出てきます。母猫に育ててもらうのが理想かもしれないと考えたので、私は昨年の3回の子猫の保護の時には、母猫の保護をいったんはしたものの、外に脱走してしまった後はしばらくそのままにしました。すでに生後2か月以上の子猫ばかりでしたが、外にまだ子猫がいる可能性もあると思ったからです。また、すべての猫のケアを十分にできる自信がありませんでした。母猫の避妊手術は出産後1か月はみる方がよいようです。
3.捕獲場所を限定しよう

SNSで動物の保護の投稿についてのコメントを見ると、「猫(あるいは犬や鳥)が無事でよかったです」「猫たちのためにありがとうございます」というものが多いです。一方で、保護した人の安全を心配するコメントは少ない気がします。実際に猫を捕獲するとなると私は、早朝や夜が多かったので足場が暗かったですし、複数猫がいるので、捕獲機をしようしても他の猫から攻撃を受ける可能性がありました(猫たちの仲がいいので)。頑丈な手袋と靴は必須。服装も長袖、長ズボンがいいです。
深夜や早朝にガサガサやることを考えると、私の”猫活”の範囲は家の敷地に今のところ限られます。自分の家にやってきた猫でも、母猫や父猫がよその飼い猫でないか確認も必要です。外に出ているから勝手に保護していいわけではありません。猫の保護は近隣トラブルの原因にならないように行う必要があります。特に問題は、”エサやり”と言われる行為です。
たとえ、我が家の敷地で猫が繁殖して困った状態でも、野生生物の捕獲や管理が推奨されているわけではありません。捕獲の上でやむを得ないとはいえ、長期のエサやりは「猫を増やしている」という近隣からの苦情にもなりかねないため、実際に捕獲活動を始めると、「再び繁殖する前に、去勢・避妊してしまいたい」と焦る気持ちになるのです。1年もエサやりして、去勢・避妊が全く手つかずだと、猫がかえって増えてしまうので、人馴れさせて安全に捕獲すべきか、とにかく捕獲を急ぐべきかは難しい問題です。
頭数が増えれば増えるほど、猫は群れで生活するグループが一部にみられるようになります。群れで生活する猫はボス猫の縄張りで守られて、ボス猫を頼りにして生きるようになり、猫同士で助け合うこともあります。その場合、野良猫というより自活するノネコに近くなり、人間への警戒心も高くなります。
4.かかりつけの動物病院を見つけよう

上記で話した通り、猫の保護のためには人間の安全の確保も必要です。捕獲の際に人間が大けがをして病院に行くことになると、猫を動物病院に連れていくどころではありません。ましてや、そのことが原因で自分が命を落としてしまうと猫の保護どころではありません。
動物病院によっては、ノミダニの駆虫ができていない猫はお断りされる場合があるそうです。避妊去勢や健康チェックを受ける前に、ノミダニの駆虫ができていれば理想ですが、そうしようと駆虫して放した猫2頭をその後1か月経過しても私はまだ捕獲できていません。猫から人間に移る感染症もあります。動物病院にしばらく連れていけない状態で保護する場合は、より入念な準備が必要です。下痢の症状がある猫は、お腹に虫がいたり、他に持病がある場合が考えられます。可能であれば、乾かないうちに採取して動物病院に持っていき、検査してもらいましょう。
また自治体によっては、猫の避妊手術が無料でできるか、あるいは助成金が申請できる場合があります。しかし、捕獲してない段階で助成金を申請するわけにもいきませんし、無料でできるとしても予約制です。その後の治療などは近所のかかりつけの動物病院が必要です。長距離の移動は猫の負担になります。キャリーケースに数時間以上入れて移動するのは避けた方がいいようです。
猫の避妊・去勢手術については、譲渡を検討する場合、その後のトラブルの原因にもなっています。法的トラブルに発展する場合もあります。あらかじめ譲渡先を決めている場合でも捕獲する前に健康チェックができる動物病院を予約しておく必要があるでしょう。
5.予約前に相談内容をまとめておこう

猫はフードの切り替えが難しい動物です。同じ味では飽きてしまうんじゃないかところころフードを変えてしまうと、吐き戻しの原因になってしまいます(実体験1)。また、猫によっては、食物アレルギーの症状がある猫もいます(実体験2)。猫のフードについて獣医師さんに相談したら、それほどこだわらなくてもいいと言われるかもしれませんが、幼齢の猫を保護した場合は、適切な食事管理について特に質問しておいた方がいいでしょう。人間の病院と同じと考えたら、長時間質問に時間を割いてもらうことは躊躇うかもしれません。予約する時点で相談内容を伝えておけば、いくつかはまとめて答えてもらえるかもしれません。
また、最近はSNSやYouTube等で長毛猫を保護する動画も増えてきました。若い猫の夏毛は長毛か短毛か分かりづらいので、長毛か短毛か確認してもらうと良いでしょう。足が大きい雄猫は大きくなる可能性が高いので、将来を見据えて大きい猫用品を用意するのがベストです。
長毛猫の場合は被毛のトラブルもありますので、被毛のケアについても予約時に相談しておけば、その後のスケジュールも組みやすくなるかもしれません。猫は口腔内のトラブルも多いです。長毛猫は被毛が歯にひっかかりやすく、歯槽膿漏になりやすいです。全身麻酔の時に口の中を見てもらい、人馴れしていないなら、お財布と相談にはなりますが、麻酔や鎮静剤を伴う治療が必要な際に歯石取りや爪切りをお願いしてもいいかもしれません(実体験3)。
子猫の場合は月齢が2か月すぎてからワクチン接種を行います。5種ワクチンの場合、2回目のワクチン接種まで間隔があきますから、それまでに猫飼育における疑問も増えてくるのではないでしょうか。質問したい内容を箇条書きにして、飼育方法についても自分の中に知識を増やしていきましょう。猫の去勢や避妊手術は、子猫の体重が1㎏を過ぎてから行います。子猫の兄弟の場合は体重がそろってから予約するとまとめて1日で終わるケースもあるかもしれません(実体験4)。とくにオスとメスの兄弟がいる場合は、同じ空間で過ごしているならば、早めにすませた方が無難です。早ければメスは、生後4か月で発情期がきます。大型長毛の雄猫の場合には性成熟が1歳近くになる場合もあるようです(実体験5)。
6.猫の月齢に合わせて環境を整えよう

キャットフードだけでなく、猫の月齢に合わせて生活環境を整えることも必要です。事前に完璧な準備をすることは難しいので、状況に合わせて臨機応変に対応していきましょう。先住猫がいる場合は、新しい猫たちのワクチン接種が終わるまで別の空間ですごすなどした方が感染症が蔓延することを防げます。子猫の場合は、特に家の中には危険がいっぱいです。幼齢の猫の場合、まだ体温が低いので母猫がいない場合は寝床を温かくする必要があります。子猫はどこの隙間に入り込むか分かりません。ケージを必ず用意して、安全な場所を確保しておきましょう。また猫たちを隔離できる部屋があれば脱走の心配も防げます。たとえば、部屋を大掃除するとき(実体験6)、例えばクーラーの付け替えなど電気工事が必要な時(実体験7)、あちこち人が動き回り、扉の開閉も頻繁になるので、猫たちの脱走の危険や思わぬところに隠れて出てこられなくなる危険も高まります。
子猫に限らず、人馴れしていない猫の場合、人間や環境が怖くて思わぬ攻撃をしかけてくることがあります。すぐには爪切りや十分な体のケアをすることも難しいので、お互いの安全のためにケージに慣れさせることが必要です。
7.まずは一頭飼いから多頭飼育へ

猫のペースは人間にも心地よいと感じることが多々あります。静かに健康な暮らしを人間が心がけて、暮らしの中に猫とのコミュニケーションの機会を取り入れていけば、お互いのペースがつかめて同居生活もスムーズにいきます。すでにおとなの猫の場合、人馴れは簡単にいかない場合もありますが、健康な猫を一頭飼う場合は、人間のスケジュールに合わせて猫に過ごしてもらうことが可能だと思います。しかし、2頭以上になると猫と人間の予定の管理が難しくなってきます。ペット同伴の宿泊施設についても2頭目から別途料金が必要になることが多いです。出かけることがさらに難しくなります。また、多頭飼育をして猫と楽しく暮らすためには、どの猫にも幸せを感じてもらえるような工夫が必要です。多頭飼育の中には、保護猫活動される方の群管理の順番を取り入れてもよいかもしれません。群管理の説明については、サイトや専門書によって見解が異なるようですね。あくまで、実体験からの私の考えを後に書いておきます。
8.日常のケアに慣れるのには時間がかかる

日常の猫のケアは飼い主の責任です。猫との楽しい暮らしの中で、これがなかなかの負担です。動物病院に通院以外にも猫にお出かけが必要な場合があるかもしれません。キャリーに慣れてもらうことは非常に重要です。しかし、現状我が家の家猫5頭中、キャリー慣れができているのは3頭です。洗濯ネットを活用しようと言われるけれど、その洗濯ネットに入れるのがキャリーに入れるより難しいと感じることもあります。日々のお世話の中で、猫に慣れさせるよりも、人間が個々の猫の個性を理解してお世話に慣れることが重要なんだと心がけています。
多頭飼育になると、部屋の臭いケアも重要です。人間だけでなく、猫も清潔な環境が好きです。
・食事周り
・ケージ周り
・トイレ周り
・爪とぎ
・ベッド周り
など。
日々掃除をすべき場所がたくさんあります。しかし、なかなか行き届きません。YouTubeやSNS等で素敵で快適なおうちで暮らしている猫の暮らしを見るとうらやましくなって落ち込んでしまうこともあります。しかし、できることを前向きに自分にプレッシャーをかけずに、掃除は猫がいなくても人間の暮らす空間には必要なことだと自分を励ましています。
理想の空間にはならなくても、猫が清潔になった猫ベッドやトイレに喜んでくれるだけで報われた気持ちになるのです。
群管理とは?
多頭飼育で様々な状況に置かれた猫を多数お世話することになった場合、お世話の手順を決めておくことが重要です。やっていくうちに慣れていくという考えでは、個々の猫の状況によって何をすべきか把握することはできません。一人ではなく、複数の人間でお世話する場合にも、手順書などを作ってお世話の順番を把握してもらうと便利です。
例えば、
健康なグループ→馴化中→治療中
の順番でお世話するのが私は適切だと考えています。治療中の猫のケアが重要であることはいうまでもなく、お世話の順が全く真逆だと思われる方もいるでしょう。しかし、お世話が長期にわたる場合、ずっと治療中の猫を優先してしまうと、たとえば健康な先住猫を放っておくことにもなりかねません。特に幼い子猫がいる場合は子猫のお世話が先にはなってしまいます。先住猫のお世話が一番最後になってしまっていいのか、悩ましい問題です。
あくまで私の場合ですが、食事の回数が多い健康な子猫と健康な先住猫の食事やトイレの片づけを先に済ませて、まだ人馴れしていないケージ組も環境に慣れてきている方(先に捕獲している)から食事を与え、最後に余裕を持って治療中の猫のケアに当たっていました。健康な猫を遊ばせたり、自由時間にするのは治療中の猫様子を観察した後にもできます。また、人馴れしていない猫にかまいすぎてもなかなかうまくいきませんが、必要最低限のお世話しかしなくても、人馴れは全く進みません。
猫の個性や状況に合わせて、できればすべての猫が人間と暮らせるようにお世話したいものです。
適切な飼養ができていれば、自分にもしものことがあった時に猫たちを譲渡に繋げられる可能性も高まります。私自身、将来何がどうなるか分からないと思っています。至らないところが多々あって理想の飼い方など程遠いですが、できる限りのことをして明るく前向きに猫たちと暮らしていきたいと考えています。
最後に、動物の飼育頭数については、自治体によって届け出が必要な場合がありますので、特に親猫と子猫を一度に保護した場合には、お住まいの自治体のホームページなどでご確認ください。
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