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ゲーム会社でリモートワークは可能?在宅と出社のメリットをそれぞれ解説!


普及するリモートワーク

今日は、ゲーム開発で広がりつつある在宅勤務やリモートワークについて、僕の考えをお話ししたいと思います。

最近はコロナ禍をきっかけに、リモートワークを導入する会社がぐんと増えましたよね。ところが、これを継続する会社もあれば、あえて廃止して出社に戻す会社もあります。

結論から言うと、僕はリモートワークに基本的には賛成ですが、アクションゲームの開発に限っていえば、フルリモートよりもハイブリッドワークをおすすめしたいと思っています。通勤時間が減るメリットや優秀な人材を遠方からでも採用できるメリットは大きいのですが、アクションゲームの特徴を考えると、どうしても出社が必要だと感じる部分があるからです。

リモートワークのメリット

コロナ禍を境に、リモートワークが爆発的に広まりました。これはゲーム業界においても例外ではなく、在宅勤務を取り入れたスタジオが増えた印象があります。特にプログラマは「自宅のほうがコーディングに集中できる」「通勤時間がなくなることで体力的にも楽」といった声がよく聞かれますよね。僕も同じように感じていて、スラックやオンライン会議ツールを駆使すれば、コミュニケーション不足は十分カバーできると考えています。

さらに、フリーランスの人や遠方に住んでいる優秀な人材を採用しやすくなるのも、リモートワークの大きな利点だと思います。とくに中小のゲーム会社は優秀な人材の確保に苦労するケースが多いので、勤務地を限定しない採用は魅力的ですよね。リモートで仕事が回りやすいよう、Gatherなどのオンラインオフィスツールを導入する事例も増えていますし、雑談できる“バーチャル休憩室”を用意するなど、チーム内でいろいろ工夫しているところも多いのではないでしょうか。

よく、「頻繁に顔を合わせることで、チームの連帯感が高まるメリットがある」と言われますが、僕はこれはあまり同意できません。オンライン通話ツールの使い方や、チームの文化づくりしだいで、カバーできる部分かと思います。個人的な交流関係を作るなら、月1回程度の食事会を開催するくらいで十分で、毎日会う必要は無いかと思います。

アクションゲーム開発ならではの難しさ

それでも僕が「アクションゲーム開発では、完全リモートはおすすめできない」と感じる理由は、アクションゲーム特有の“手応え”や“絶妙なテンポ感”を突き詰める作業がリモート環境だと難しいからです。

アクションゲームでは、「今どのボタンをどう押しているか」や「0.1秒単位での指の動き」が、ゲーム体験の良し悪しに直結するんです。オンライン画面越しにプレイしても、微妙な遅延や画質の問題で、細かい反応がわかりにくかったり、実際に手元を見せ合えなかったりします。この操作感を細かく調整するためには、プログラマ・アニメータ・ゲームデザイナーが毎日のように顔を合わせて、手元を見ながら「どう? ここやりづらくない?」と直接聞き合う時間が大事だと思っています。

アクションゲームは、いろんな人にテストプレイしてもらうべきです。開発者の感覚だけで作っていると「これなら大丈夫」と思っても、実際に遊ぶプレイヤーには難しすぎたり、地味に感じられたりするケースがあります。リアルタイムで手元を確認し、すぐに感想をフィードバックできる環境は、やはり出社しないと手に入らないと感じています。

少し強い言い方をしますが、アクションゲームを作っている人が「リモートワークで十分作業可能」と言ってきたら、僕はその人の能力を少し疑います。もし「自分一人で調整が可能」と思っているのだとしたら、カジュアルなプレイヤーや子供も含めた世界中の人たちに楽しんでもらえない作品になる可能性が高いと思います。

作業領域ごとのハイブリッドワークの導入

そこで僕は、週2~3日ほど出社し、残りはリモートで作業するハイブリッドワークを推奨し、自分のチームでも導入しています。アクションゲームの核心部分を作っているメンバー、具体的にはプレイヤーキャラクターのアクションを担当するプログラマやアニメーター、ゲームデザイナーたちが集まる日を頻繁に設定し、対面でテストプレイを実施しています。

一方、背景アートやUI制作など、3Dの操作感とは無関係なパートを担当するメンバーに関しては、フルリモートでも問題ないケースが多いはずです。もともと仕様どおりにアセットを作り込むことが中心だったり、対面での打ち合わせの頻度がそこまで多くなかったりしますからね。

プロジェクトに合わせた働き方を

もちろん、すべてのゲーム開発がアクションゲームのように“手元の操作”を重視しているわけではありません。使用書や企画書がガチガチに固まっていて、量産作業に近いスタイルのゲームなら、フルリモートでも問題なく完成させられるでしょう。オンラインでのやり取りだけでスムーズに進むなら、通勤時間をまるごと作業に充てたほうが効率的だと思います。

ただ、もしアクションゲームを作るなら、プレイヤーの指先の動きと画面上の動きを同時にチェックできる環境をどう整えるかが大きな鍵になるはずです。高画質カメラで手元を映しながらオンライン会議をするという手段もありますが、通信環境やメンバーの自宅設備など、導入ハードルが高い面もあるでしょう。

リモートか出社か、もしくは両方組み合わせるか。ゲームの内容やチームの規模、社内のカルチャーによって最適解は変わってきます。「自分たちが作りたいゲーム」に合わせて、働き方を選ぶことが重要ではないでしょうか。僕自身も、プロジェクトの種類によって柔軟に切り替えるのが理想だと思っています。

ゲーム開発の現場で、これからもリモートワークは続いていくでしょう。ただし、特にアクションゲームを狙う人や、プレイヤーの操作感を大事にしたい人には、ぜひ「ハイブリッドでいいとこ取りをする」というアプローチを試してほしいと感じています。


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