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祈りの絵とは何か 〜見えないものを描くということ—What is a Painting of Prayer

私は、「無条件の愛」と祈りの絵を描いています。
そう言うと、ときどき
「宗教画ですか?」と聞かれることがあります。
けれど私にとっての祈りは、
特定の宗教を指すものではありません。


もっと静かで、もっと個人的な、
心の奥にあるものです。


悲しいとき、
苦しいとき、
言葉にできない想いを抱えたとき。
人は、自然と祈るのではないでしょうか。


誰かの幸せを願うとき。
大切な人の無事を願うとき。
あるいは、自分自身を見失いそうになったとき。


祈りとは、
とても静かで、けれど深い、
魂の行為なのだと思います。


私が描く人物たちは、
どこか現実を超えた存在のように見えるかもしれません。
けれどそれは、
遠い世界の存在を描いているのではなく、
人の内側にある、
「祈る心」のかたちを描いているのです。


目を閉じた表情、
静かな手の動き、
わずかな光の気配。


そこにあるのは、
声にならない想いです。


絵を描く時間は、
私にとって祈りの時間でもあります。
一筆一筆を重ねながら、
心を静かに整えていく。


その過程の中で生まれるものは、
ただの形ではなく、
目には見えない何かを宿していくように感じています。


だから私は、
完成した作品そのものよりも、
そこに込められた時間や、
流れていた静かな想いを、
大切にしています。


祈りの絵は、
何かを説明するためのものではありません。


ただ、そこに在るもの。


そして、見る人それぞれの中にある
祈りと、静かに響き合うもの。


もし作品を通して、
ご自身の内側にある何かに触れることができたなら、
それが、私にとって一番の喜びです。


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