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「弱いから」じゃないよ。パニック障害は、あなたの体が一生懸命あなたを守ろうとしている証。

私も、過去に数回、突然激しい動悸や、手足が冷たくなる、呼吸が上手くできなくなるようなことがありました。

突然くるときもありましたが、ちょっとこれはまたあの時の動悸がきそうかも…と思う(予期不安)こともありました。

私は、そのような症状がでる時は、仕事や育児等いろいろなストレスが重なっている時期でした。




「私が弱いから、こうなるんだ」

パニック発作を経験された方から、この言葉を何度聞いてきたかわかりません。(私もそう思ってしまうこともありました。)

でも、最初にはっきりとお伝えさせてくださいね。

違うんです。

パニック障害は、決してあなたの心が弱いから起こるものではありません。

脳の中の「警報システム」が、ちょっと頑張りすぎているだけ

パニック障害は、例えるなら脳の中にある「警報システム」が少し過敏になっている状態です。

本来は、本当に危険なときにだけ鳴るはずのアラームが、安全な場所でも、何でもないときにも、突然鳴り出してしまう。

つまり、あなたの体が、あなたを守ろうとして、一生懸命になりすぎている状態なんです。

「弱い」のではなく、むしろあなたの体はずっと頑張り続けてくれている。

そんなふうに捉え直してみるだけで、ほんの少しだけ、自分への眼差しが優しくなりませんか。

発作が来たとき、あなたを助けてくれる「3つのお守り」

パニック発作が起きると、頭の中が真っ白になります。
「このまま死んでしまうかもしれない」
そう感じるのは、決しておかしなことではありません。
ごく自然な反応です。

だからこそ、発作が起きていない「今」のうちに、対処法をそっと知っておくことが、あなたを守る「お守り」になってくれます。

1. 息を「吐く」ことだけに集中してみる

発作の最中は、無意識に息を吸いすぎてしまいます。すると過換気になって、余計に苦しくなる……という悪循環が起きやすくなります。

ポイントは、「吸う」より「吐く」こと。

ゆっくり、長く、ふーっと吐き出してみてください。 4秒で吸って、7〜8秒かけて吐く。完璧にできなくても大丈夫です。

「吐くほうを長くする」。それだけ意識できたら、もう十分です。

2. 五感を使って「今ここ」に帰ってくる(グラウンディング)

発作の最中は、意識が恐怖に飲み込まれて、現実感がふっと遠のいてしまうことがあります。

そんなときは、五感をそっと使って、意識を「今、ここ」に連れ戻してあげましょう。

・足の裏が床に触れている感覚に、そっと意識を向けてみる
・周りに見える「物」や「色」を3つ、心の中でゆっくり数えてみる
・手のひらで冷たいペットボトルや壁にそっと触れてみる
・遠くから聞こえてくる音に、静かに耳を傾けてみる

これは「グラウンディング」と呼ばれる技法です。
体の感覚を通じて、あなたの心をそっと「今」に繋ぎ止めてくれます。

全部やらなくても大丈夫です。
どれかひとつ、できそうなものだけで十分ですよ。

3. 「これで命を落とすことはない」という事を、そっと思い出す

心臓がバクバクして、息ができない。その恐怖は本当に凄まじいものだと思います。
一度経験したことがある人なら分かると思いますが、この症状は本当に怖いと強く感じてしまいますよね…。

しかし発作には必ずピークがあります。
そしてそのピークは必ず過ぎ去ります。

この知識を「頭の片隅にそっと置いておく」。
それだけで、次の発作がきたとき、ほんの少しだけ踏みとどまれる力になってくれるはずです。

おわりに

パニック障害と向き合っているあなたへ。

あなたは弱くなんかないです。
あなたの体は、ただ一生懸命あなたを守ろうとしてくれている。
しかし、一生懸命頑張りすぎてしまっている状態です。

その「頑張りすぎている警報」は、適切なケアで、ちゃんと穏やかになっていきます。

ひとりで抱え込まなくて大丈夫です。

もし発作が繰り返されたり、日常生活がつらくなっているなら、どうか遠慮せずに医療機関も頼ってみてくださいね。


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