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hamahama2020
【子育てエッセイ】娘に「頑張ったね」を言い続けたら、それが私に返ってきた
「ママ、なんでいつも怒ってるの?」
ごはんのとき、娘にそう言われた。
私は怒ってなんかいないつもりだった。
努めてやさしい声で話していたし、怒鳴ったりしているわけでもなかった。
でも、その言葉を聞いたとき、胸の奥がじわっと痛くなった。
たしかに最近、毎日くたくただった。
気づけば口ぐせのように「疲れた〜」と言っていた。
心の中では「もっと笑顔でいたい」と思っているのに、現実はなかなかそうはいかなくて。眉間にシワがよっていた。
だから私は、ごまかすのをやめた。
「ママね、怒ってるんじゃなくて、ちょっと疲れてるだけなの」
そう言ったら、娘は小さくうなずいて、私の頭をそっと撫でてくれた。
びっくりした。
それは、いつも私がしていることだった。
私は毎日、保育園のお迎えのときに、「今日もがんばったね」「えらかったね」って声をかけて、娘の頭をなでていた。
仕事帰りの私はいつもクタクタで、正直、ごはんやお風呂や寝かしつけのことばかり考えていた。でも、娘の頑張りをほめる瞬間だけは、ちゃんと目を見て、声をかけていた。
娘は、それを覚えていたのだ。
私は娘に優しくされて「ちゃんと伝わっていたんだ」と思えた。
そして、自分のしてきたことが、ほんの少しだけ報われた気がした。
子どもに笑顔で接したいのに、ついイライラしてしまったり、
ぎゅっと抱きしめたいのに、「早くして」と急かしてばかりいたり。
ああ、また今日も余裕がなかったな…と、寝顔を見て反省する日ばかり。
忙しい日々のなかで、小さな「おかえし」があると、それまでの全部がやさしく包まれていくような気がした。
これからも私は、「頑張ったね」って伝えていきたい。
たとえ余裕がない日でも、小さなその言葉が、きっとまた、どこかのタイミングで
私にも返ってくると信じて。
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