「子持ち」「専業主婦」「ワーママ」「独身」「子どもがいない夫婦」—どれが一番大変? その問い自体が間違っている
「子どもが1人なら楽でしょ?」
「専業主婦だから暇でしょ?」
「独身だから自由でしょ?」
こんな言葉を聞いたことがある人は、多いのではないでしょうか。
でも、本当にそうでしょうか?
たとえば、ボクシングをしている人が水泳をしている人に、
「殴られないから楽でしょ?」と言うでしょうか。
誰もそんなこと言いませんよね。
ボクシングにはボクシングの大変さがあり、水泳には水泳の厳しさがあります。
全く違う競技なので、「どっちが楽?」なんて比べようがありません。
専業主婦も、ワーママも、独身も、それと同じではないでしょうか。
✅ 専業主婦は、一日中子どもと向き合うプレッシャー
✅ ワーママは、仕事と育児の両立に追われる
✅子どもがいない夫婦は子どもを作れというプレッシャー
✅ 独身は、自由だからこそのプレッシャーを感じる
それなのに、「○○だから楽でしょ?」という言葉が世の中にはあふれています。
でも、それって本当に正しいのでしょうか?
そもそも、「どれが一番大変?」なんて比べること自体が間違っているのかもしれません。
「○○だから楽でしょ?」の裏にある、それぞれの大変さ
「〇〇だから楽でしょ?」の裏には様々な苦労が隠れているように思います。
専業主婦 子どもと向き合い続けるプレッシャー
「専業主婦だから楽でしょ?」
たしかに、仕事をしていないぶん、家事や育児に時間をかけられます。
でも、専業主婦には「終わりのない育児」と「家を守るプレッシャー」があります。
私は転職前の2か月間、専業主婦をしていました。
ワーママのときより家は片付き、書類の管理もできました。
でも、子どもとずっと一緒にいるプレッシャーは想像以上でした。
まだ言葉を話せない子どもは、危ない場所にも平気で近づきます。
一瞬目を離したすきに、階段をのぼってジャンプしたことがありました。
幸いケガはありませんでしたが、心の底から反省しました。
「ずっと見守るって、こんなに神経を使うんだ…」
育児には終業時間がありません。
専業主婦は「家にいるから楽」なんかではなく、
むしろ、「子どもを守る責任の重さ」に押しつぶされそうになることもあります。
ワーママ 時間のなさと、両立のプレッシャー
「仕事があるから気分転換できるでしょ?」
「保育園に預けられるから楽だよね?」
そう言われることもあります。
でも実際は、朝から晩まで時間とのたたかいです。
仕事を終えて迎えに行き、ご飯を作り、お風呂に入れ、寝かしつける。
夜になっても、次の日の準備や家事が待っています。
「仕事も育児も、どちらも手を抜けない」
そのプレッシャーは、想像以上に大きいものです。
「仕事を理由に育児をおろそかにしていないか?」
「育児を理由に仕事をセーブしていると思われていないか?」
そんな不安を抱えているワーママも多いのではないでしょうか。
独身 自由だからこそのプレッシャー
「独身だから気楽でしょ?」
たしかに、子育ての負担はありません。
でも、その分、仕事では「独身だから残業できるよね?」という空気があることも。
私も独身のころ、「若いうちに苦労しろ」と言われ、仕事を押しつけられました。
休日は疲れ果てて寝るだけ。
気づけば、心がすり減っていました。
「結婚しないの?」と何度も聞かれ、
「このままでいいのかな?」と不安に思うこともありました。
独身だからといって、自由で気楽とは限らないのです。
子どもがいない夫婦 「なんで子どもを作らないの?」という無神経な言葉やプレッシャー
私は結婚してから2年ほど、子どもがいませんでした。
そのころ、職場の年配の女性にこう言われました。
「子どもはまだ?若いうちに作らないとね!アハハ!」
きっと気を遣って言ってくれたのでしょう。
その場では笑って流しましたが、心の中はモヤモヤしました。
子どもを持つタイミングは、人それぞれです。
そもそも、子どもを望まない人もいれば、望んでいても授からない人もいます。
そのことを考えずに、「まだ?」「作らないの?」と聞くのは、
とても無神経だと思いました。
「○○だから楽でしょ?」と言いたくなる理由
なぜ「○○だから楽でしょ?」という言葉が生まれるのでしょうか。
それは、「自分の大変さをわかってほしい」 という気持ちがあるからかもしれません。
育児に疲れたとき、「仕事してる人はいいな」と思うことがあります。
仕事で追い詰められたとき、「専業主婦は楽そう」と感じることもあります。
独身のとき、「家庭がある人はいいな」と思うこともありました。
でも、その気持ちの奥には、
「私も大変なんだよ」「誰か助けてよ」
という叫びが隠れているのかもしれません。
だからこそ、比べるのではなく、お互いを認め合おう
本当は、「誰が一番大変か」を競う必要なんてありません。
それよりも、
「あなたも大変なんだね」
「私も大変なんだ」
と認め合えたら、もっと生きやすくなるのではないでしょうか。
もし、「○○だから楽でしょ?」の代わりに、
「お疲れさま、大変じゃない?」
「何か手伝えることある?」
「話を聞こうか?」
こんな言葉が増えたら、少しずつでも変わるはずです。
まとめ 「比べるのではなく、認め合える社会へ」
「どれが一番大変?」と比べるのではなく、
「みんな、それぞれ違う大変さがある」と考えてみませんか。
そして、もし助けがほしいときは、「助けて」と言えること。
誰かが「助けて」と言ったときに、そっと手を差し伸べられる社会になればいいですね。
「私は頑張ってる。でも、あなたも頑張ってるね。」
そんなふうに、お互いを認め合いながら、助け合える社会になればいいなと思います。
きっと私がそう思っても社会は何も変わらないけど
次「〇〇だから楽なんでしょ」
って言われた時には
「大丈夫ですか?」「大変なんですか?話聞いてもいいですか?」
「手伝えることはありますか?」
という声かけをしたいと思います。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
みなさんの1日が優しさであふれますように。
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