【創作大賞2024感想】作品:それは、パクリではありません!/みくまゆたん
これは純粋な感想というより、オリジナル作品を掲載しているnoteの住民の皆さんに、
「ちょっとコレ読んでみてよー」
というような感覚で。
本の制作の仕事に憧れながら、派遣社員として働く紀子が主人公。
ある時、漫画サイトに連載されている作品が、自分が高校生の時に小説サイトに掲載していた作品に酷似していることを知る。
序盤の紀子の仕事に対する姿勢に少し苛立ちながらも、パクリに気がついた後からは完全に感情移入。
もうね、ムカムカ来てました(笑)
出版社にメールをするも、まぁ、相手にされず、あることから漫画の作者に逆に名誉毀損で訴えると言われてしまう。
そこに現れた、味方になってくれる人物。
その人物が、この場合、裁判ではこうなんです、とか、こう言われたら逃げられてしまう、などと、様々な角度から一緒に考えてくれる。
こっちはすっかりアタマに来てますからね、主人公と同じテンションで「なるほどなるほど」「あちゃー、やっぱりまずかったかー」などと思いながら読み進める。
小説を読んでいるというより、漫画を読んでいる感覚。
映像が見えるのではなく、コマ割りの中の絵が見える。なんだか不思議な感覚。
そして、裁判になったら勝てるように頑張るぞー!ってところで終わる。
続き、書いてくれますよね?(笑)
読みたいなー、続き(笑)
この2人の行方も気になる。恋に発展しますよね?(笑)
なんて作者を困らせるようなことを書きましたが、冒頭にあるように、
「コレ読んでみてよー」
なんです。
インターネット上に作品を掲載しているということは、そういう危機に晒されているんですよね、ボクたちは。
考えてもみなかったけど、この小説のようにアイデアが別のメディアの形で使われる可能性もある。
そして盗作を立証するのが難しい可能性も大。
レアなケースかもしれないけど、自分が書いた笑えるショートショートが、売れない芸人のネタの一部としてお笑いライブで使われる可能性だってないワケじゃない。
ちなみに、作者はこの小説と似たようなことがあって、盗作について調べたそうです。
ボクの娘は絵を描いてネット上にアップしていたらしいんだけど、今はAI生成画像の素材に使われてしまう可能性が高くなっているらしく、アップするのをやめたそうです。
絵の世界ではもうかなり大きな問題になっているそうですよ。
そんな訳で、盗作について、ちょっと考えるキッカケとして、この作品はおすすめです。
終
