MiniMax H3 5秒の動画生成が15分から3分30秒に CUDA13.0を使え
MiniMax H3が使えるようになったものの、うちでは5秒の生成に15分かかっていたところから、いろいろと高速化を試してみた記録です。
RTX4060ti16GB RAM32GBの環境です。
前回の記事はこちら。
SageAttention + ComfyUI-SolAttn + EasyCache
まず調べてみて行き着いたのはこちらの記事で、kijaiさんのカスタムノードを使うものです。
やっぱり高速化といえばkijaiさんですね。
GitHubはこちらです。
カスタムノードのフォルダに移動して、git cloneします。
git clone https://github.com/kijai/ComfyUI-SolAttn_triton
ついでに、前回インストールしたSageAttentionもカスタムノードから使えるようにするために、こっちのカスタムノードもgit cloneしておきます。
git clone https://github.com/kijai/ComfyUI-KJNodes.git
これで、EasyCacheも加えて、最初の記事にあるとおりに設定してやってみます。


さて、どうかな。
[INFO] Prompt executed in 00:10:08
おー、効果あるね。EasyCacheもよく効いていて、後半加速した。
もう一回やってみよう。
[INFO] Prompt executed in 561.55 seconds
ついに10分を切ったよ。
ComfyUIのアップデート(v0.31.1)
うちのComfyUIはv0.30.2なんだけど、ComfyUIをアップデートしたら速くなるという話もあるようなので、やってみた。
ComfyUI-Managerから、ポチッとアップデートした。v0.30.2 → v0.31.1
さて、どうだ。
[INFO] Prompt executed in 581.90 seconds
初回から10分が切れた。たったこれだけでも効果があった。
Kijai/MiniMax-H3-experimental
kijaiさんが、なにやら高速なモデルも作っているらしい。
w4a8 is experimental format using 4bit weights and int8-convrot activations, at testing phase, further info here:
https://github.com/Comfy-Org/comfy-kitchen/pull/90
Requires ComfyUI 0.31.0
こう書いてあるが、意味はよくわからない。comfy-kitchenってのがいるのかな?
とりあえずモデルは、
minimax_h3_fl2va_pruned_w4a8_mixed.safetensors
minimax_h3_ref2va_pruned_w4a8_mixed.safetensors
minimax_h3_video_vae_int8_convrot.safetensors
とあって、サイズも小さくなっている。
これでR2Vをやってみよう。
どうかな。
[INFO] Prompt executed in 00:12:20
あれ、12分。遅くなった。
もう一回やってみよう。
[INFO] Prompt executed in 00:11:24
あまり速くならん。
CUDA13.0
なかなか速くならんなぁと思いながら、ComfyUIの起動ログを見てみると、
[WARNING] WARNING: You need pytorch with cu130 or higher to use optimized CUDA operations.
ん、Warningが出て、cu130以上が要るよって書いてある?
さらにその下には、
[INFO] Found comfy_kitchen backend triton: {'available': True, 'disabled': True, 'unavailable_reason': None,
なんかcomfy_kitchenのことが書かれているし、disabeled:Trueってあかんのちゃう?
ChatGPTにログを投げてみた。
<ログを貼って>
というのがあります。やっぱりcu130にしたほうがいいのでは。
はい。このログを見る限り、今回は cu130 以上に上げる意味がかなりあります。 これまでの「まず12.8のまま様子を見る」という判断より、優先度を上げてよさそうです。
ComfyUI本体の現在のコードを見ると、torch.version.cuda < 13.0 の場合、comfy_kitchen の CUDA backendを明示的に無効化して、
You need pytorch with cu130 or higher to use optimized CUDA operations.
という警告を出す実装になっています。つまり今の torch 2.10.0+cu128 では、H3のINT8 ConvRotで重要な高速CUDAカーネルを使えていません。
さらに、
特に今回使っている
minimax_h3_ref2va_pruned_int8_convrot
では int8_linear や ConvRot の量子化処理がまさに関係します。comfy-kitchen 自体もINT8 ConvRot向けの高速カーネルを実装しています。
ほら、最初からcu130にした方がいいんちゃうってゆったやん。
まあいい、じゃあ早速にcu130にアップデートしよう。
で、どうするの。
で、cu130にするにはどうしたらいい
はい。今の環境なら、OS側のCUDA Toolkitを13.0へ入れ替える必要はありません。まずは comfy-env 内の PyTorchを cu128 → cu130 に差し替えるのが本命です。
PyTorch公式には 2.10.0 + cu130 のLinux用wheelが用意されています。今の 2.10.0+cu128 と同じPyTorch 2.10系のままCUDAビルドだけ上げられるので、変更範囲を最小限にできます。
まずバックアップを取ってください。
source ~/comfy-env/bin/activate pip freeze > ~/comfy-env-cu128-backup.txt
次に現在のTorch系を削除します。
pip uninstall -y torch torchvision torchaudio
そのあと、公式のcu130版を入れます。
pip install torch==2.10.0 torchvision==0.25.0 torchaudio==2.10.0 --index-url https://download.pytorch.org/whl/cu130
PyTorch公式の対応表でも、この組み合わせがCUDA 13.0用として案内されています。
わかった。じゃあ早速やってみよう。
source ~/comfy-env/bin/activate
pip freeze > ~/comfy-env-cu128-backup.txtpip uninstall -y torch torchvision torchaudiopip install torch==2.10.0 torchvision==0.25.0 torchaudio==2.10.0 --index-url https://download.pytorch.org/whl/cu130よし、これでいってみよう。
カスタムノードの影響は改めて見てみたいから、とりあえず公式のテンプレートのままやってみよう。
どうだ。
[INFO] Prompt executed in 509.43 seconds
おー、速いやん。8分29秒。
comfy_kitchenとかいうのも有効になるなら、kijaiさんのw4a8のモデルも速くなるのでは??
w4a8でやってみよう。
[INFO] Prompt executed in 444.47 seconds
きた。やっぱり速い。7分24秒。
CUDA13.0 + SageAttention + ComfyUI-SolAttn + EasyCache
CUDA13.0にしたから、SageAttentionのバージョンがずれてるはずなので、これを入れ直そう。
source ~/comfy-env/bin/activate
pip uninstall -y sageattention仮想環境を抜けて
sudo apt install cuda-toolkit-13-0仮想環境に入り直して
source ~/comfy-env/bin/activateexport CUDA_HOME=/usr/local/cuda-13.0
export PATH=$CUDA_HOME/bin:$PATH
export LD_LIBRARY_PATH=$CUDA_HOME/lib64:$LD_LIBRARY_PATHcd ~/SageAttention
rm -rf build dist *.egg-infoexport EXT_PARALLEL=2
export NVCC_APPEND_FLAGS="--threads 4"
export MAX_JOBS=4
python setup.py installこれはホイールを入れたらいいんだろうけど、ChatGPTがコンパイルを指示してくれたので、それでやってみた。
よし。これで、カスタムノード挟んでやってみよう。
モデルはw4a8のままで。

[INFO] Prompt executed in 239.01 seconds
熱い。3分59秒。ついに3分台がきた。
もしかして、w4a8じゃない方がさっきも速かったから、int8_convrotでやってみよう。
どうだ。
[INFO] Prompt executed in 212.05 seconds
やっぱり。こっちの方が速いわ。3分32秒。
2回目だと、さらに速くなるかな。
[INFO] Prompt executed in 194.07 seconds
ついに200秒を切った。すごい。
できた動画も、15分かかってたのと変わらない。
CUDA12.8で公式のテンプレートのR2Vだと5秒の動画生成に15分かかっていたのが、CUDA13.0にアップデートして、SageAttention+ComfyUI_SolAttn+EasyCacheを使えば3分30秒で生成できた pic.twitter.com/7NAAlgSCHZ
— Yuki (@Yuki_mec) August 9, 2026
これならどんどん生成できそうだわ。
次は15秒もやってみようかな。
ではまた。
