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Rhythm ChangesでのI TonicのSubstitute 7thやSynmetric Augment Scaleを使う解釈やReharmonizeの話

リズムチェンジ(俗に言うBb循環)って難しいよなぁって話。
現時点でJoel Frahmのリズムチェンジを3ソロ、Dario Deiddaのソロを2つ詳細にアナライズしたけど、コードの解釈が沢山あって、なるほどーと同時に難し!とも思う。
動画にして上げてるのはこの内まだ1つ。(Joel FrahmのOleo/この記事の始めに載せたやつ)

分析は全部大体終わってるけど、練習して完全に弾けるまではまだ至っておらず。
ただ各フレーズやコードのリハモなどは部分的に吸収はできていて、他の曲のアドリブで応用できるくらいにはなっている。
そもそもリズムチェンジはVertical(垂直/各コードに対して素直にアプローチ)にアドリブを取る部分とHorizontal(水平/細かなコード進行を大きくkeyで捉えて1つのスケールをコードを跨いで使う)やり方を最も顕著に使いながらアドリブを取るのが今のコンテンポラリーなやり方なのかなと思う。
あるあるはBb循環というだけあって、AセクションはBb(I Tonic)コード1発と考えて、それに対してあれこれ解釈を加えていくやり方(例えばB△7を想定してBメジャースケールを使ってHalf-Step Up Outsideの響きを出すやり方とか大堂のやり方かも。Michael BreckerとかJoel Frahmとかはかなりよくやってる)
一方Dario DeiddaはやはりBebop的アプローチが多く、コード進行に対して素直にアプローチしていく箇所が多く見られた。

それで、Joel FrahmとDario Deidda、アプローチが結構異なるのだけど、共通する解釈などはあって、例えば
Bb△7( I Tonic )をBb7( I7 )と解釈して、その裏コード(Substitute 7th)のE7に行ったり戻ったりしてる場所があって

Dario DeiddaのBb7→E7の繰り返しリハーモナイズ
Joel FrahmのBb7→E7の行き来での
Synmetric Augment Scaleの下降フレーズを
全音で上昇していく


ダリオはBb(I tonic)→B(裏コードE7に対するドミナント的立ち位置)→E(Bb7の裏コードのE7のトライアド)→F(元のI tonicのBb7に対するドミナント的立ち位置)→Bb(I tonic)→B(裏コードE7に対するドミナント的立ち位置)→E(Bb7の裏コードのE7のトライアド)→Bb(元に戻る)
↓の動画の2:10辺りから


ジョエルはBb7→E7の行き来して、Bb Synmetric Augment→E7と解釈して、Cの音から始まるE Synmetric Augment→Bb7に戻り、Dの音か始まるBb Synmetric Augment→E7と解釈して、Eの音から始まるE Synmetric Augment
↓の動画の2:49辺りから


ここでSynmetric Augment Scaleについて触れておくと、最近のコンテンポラリージャズではよく使われるスケールで(特にKurt Rosenwinkelが愛用して広まった)2つの半音違いのオーギュメントを組み合わせた6音のスケールで、これがまあ最強のスケールでして。
殆どのコードで使えるチートスケール。
例えばC Synmetric Augmentが使えるコードは、Cルートのコードだと、Caug、C△7、Cm7、C7など。
ただ、Semi-Outな響き、かつ、かなり印象的な響きのスケールなので多用しすぎるのは注意。

後はAセクションでF#7とかDb7とかからCycle of 4thに従ってドミナント進行していって、I TonicのBbに解決するリハーモナイズ。もはやあるある。
ただこれもよくあるJohn Coltrane的なR,9,3,5の並びとかR,3,R,b7→3,5,R,7の繰り返しで上がっていくとあまりにも露骨なので、Joel Frahmとかはそこら辺をCycle of 4thを感じさせながら音使いは中々カッコいい感じにアドリブしている。
↓の動画の2:29辺りからと3:06辺り

Joel FrahmのOleoでのソロの一幕
Db7からCycle of 4thでBb(I Tonic)へ解決
こちらも同じJoel FrahmのOleoでのソロの一幕
だが2回目の出現の為、定番のR,9,3,5フレーズとTime Moduletionを組み合わせてコンテンポラリー感を出している


それで、話は少しだけ変わるけど、これらの解釈はファンク系の7thコード1発とかで応用できるよなーという話に繋がる。
C7(Cissy Strut)やF7(Squadlive)やE7など、ファンクには7th1発でアドリブを取ることがよくあるけど、この上記の解釈やスケールを使ったりしたら一気にジャズコンテンポラリー感出るなーと最近は密かに実践中。
例えばC7がI TonicのCissy Strutなら上の解釈をin Cで考えたら使えるよねって話。
自分みたいなJazz Fusion人間はインサイドに留まっておくことができず、どうしてもOutsideに出たい欲望に駆られる。
V7想定でAltered Scale,Half-Whole Scale,Whole Tone Scaleなど、それもAltered Scale = 半音上Melodic Minorなので4,5番目のダイアトニックコードのトライアドを上昇したり、Half-Whole Scaleでもしかり。
とかMichael BreckerフレーズのSequenceでOutsideにでたり...
で、そのOutsideに出たい欲望の手段として上記のリズムチェンジの手法を応用できる、みたいな話でした。

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