見出し画像

子どもの成長が嬉しくて少し寂しい

今回読んだのは『あんなに あんなに』。
ヨシタケシンスケさんらしい、何気ない日常の中にある大切なものを優しく描いた絵本です。
小さかった子ども。
手をつないで歩いていた頃。
転ばないように気をつけていた日々。
「早く大きくなってほしい」と願っていたはずなのに、気がつけばできることが増え、少しずつ親の手を離れていきます。
あんなに一緒にいたのに。
あんなに小さかったのに。
あんなに頼ってくれていたのに。
ページをめくるたびに、子どもの成長の嬉しさと、少しの寂しさが静かに胸に広がっていきます。
子どもにとっては「大きくなること」が当たり前でも、親にとっては一つひとつがかけがえのない思い出なのだと改めて感じました。
いつか子どもが大きくなった時、この絵本を読み返したら、また違う景色が見えるのかもしれません。
特別な出来事が描かれているわけではありません。
それでも、何気ない毎日こそが宝物なのだと教えてくれる一冊でした。


いいなと思ったら応援しよう!