レポート:自己組織化の魔法〜個人、チーム、組織の可能性を解き放つ【第2回ホールシステム・リーダーシップ探求ワークショップ開催記念鼎談】
本記事は、NPO法人場とつながりラボhome’s vi/ティール組織ラボが主催した『第2回ホールシステム・リーダーシップ探求ワークショップ開催記念鼎談:自己組織化の魔法〜個人、チーム、組織の可能性を解き放つ』についてレポートしたものです。
本鼎談企画は事前に80名近くの申し込みがあるなど、杉本匡章さん、小笠原和葉さん、嘉村賢州さんの3名による対話や、今回のテーマである「自己組織化」への注目度の高さが窺えるものとなりました。
まず、昨年9月に開催された『ホールシステム・リーダーシップ探求ワークショップ―個人と組織の「変容」を探求する合宿』とは、北海道美瑛町を舞台に全国各地から集った参加者が……
『ホールシステム・リーダーシップ(Whole System Leadership)』とはどういったものか?
探求していった先に、個人、人々の関係性、コミュニティ、組織、社会はどのような変容を遂げるのか?
といった問いについてさまざまな角度からアプローチし、互いに学び合得ことで、私たち一人ひとりを取り巻く複雑に絡み合い、相互に影響し合うシステムへの洞察を深め、個々人の変容から社会へ変容を広げていくことを試みた、探求と実験の場でした。

そして、この探求と実験の場には、ゲストとして以下の5名、さらに通訳の2名が参集しました。

下段左から、小笠原和葉さん、ナーディア、内村真澄さん
前回第1回のプログラムから約4ヶ月。
今回の第2回開催記念鼎談には、第1回プログラムのゲストとして参加していた以下の3名が再び集い、新たなキーワードとして降りてきた『自己組織化の魔法』についてさまざまな意見やアイデアが交わされました。
京都のまちづくりや組織開発のファシリテーターを経て、『ティール組織』や『ソース原理』をはじめとする進化型組織の研究実践・普及啓発に取り組む嘉村賢州さん。
宇宙物理学修士号を持つボディーワーカーにして、身体性の観点で社会や人を読み解き、支援するための学問である臨床身体学を立ち上げ、探求を進めている小笠原和葉さん。
経営者、経営コンサルタント、コーチ、ヨーガ療法士、YouTuberなどのさまざまな顔を持ち、ホラクラシーをはじめとする一人ひとりが自律して才能に輝く組織作りや日本型の進化型組織の探求をしている杉本匡章さん。
以下、『ホールシステム・リーダーシップ(Whole System Leadership)』について、そして鼎談企画「自己組織化の魔法」での気づき・学びについてまとめていきたいと思います。
ホールシステム・リーダーシップとは?
ある日の3人の対話から生まれた概念
『ホールシステム・リーダーシップ(Whole System Leadership)』とは、イベントページにおいては以下のように紹介されている概念です。
ホールシステム・リーダーシップ(Whole System Leadership)とは?
・感情・思考・身体性も含めた、個々人の中にあるシステム
・様々な問題の原因ともなりやすい、コミュニケーションや人間関係といった関係性のシステム
・多様な人が織りなす、複雑なダイナミズムがある組織やコミュニティ(社会)のシステム
この3つを行ったり来たりしながら、自ら変容したり、個人/チーム/組織の変容をサポートしたりする概念です。
そして、この概念は賢州さん、和葉さんが匡章さんのオフィスで対話している際に降りてきたものだと言います。
三者三様にそれぞれの仕事について話していると、クライアントの多くが恐れや緊張に由来するストレスを抱えていたり、合理的な意思決定が為されたはずのプロジェクトが失敗に終わることがあったり、身体感覚や身体性が置き去りにされていたり……という、ある部分にのみ特化した環境への適応や、全体性(Wholeness)を排除したあり方が社会全体に及んでいるのではないか?という共通するテーマが浮かび上がってきました。
また、三者三様にそれぞれの専門性についても話す中で、ボディワークやヨーガ療法、ファシリテーション、新しい組織のつくりかたなどの領域の違いはあれど、いずれもあるレベルにおいて対象を健康的な状態へ導こうとしたり、多様な領域の知見・視点を取り入れることでより包括的にシステムの健全性を志向しているという点で共通していました。
そういった中で賢州さんの中に生まれた問いの1つが、以下のようなものです。
「組織の緊張関係や硬直した状況を、個人の身体をほぐすことからアプローチすることも可能ではないか?」
そして、上記のようなテーマを包摂する概念として降りてきたのが、『ホールシステム・リーダーシップ(Whole System Leadership)』だと言います。
この『ホールシステム・リーダーシップ(Whole System Leadership)』の概念が誕生したまさにその頃、賢州さんのもとにナーディアの再来日の報が届きました。
ナジェシュダ・タランチェフスキ氏(Nadjeschda Taranczewski)
ナーディア(Nadja)ことナジェシュダ・タランチェフスキ氏(Nadjeschda Taranczewski)は、心理学修士号、国際コーチ連盟(ICF)のマスター認定コーチ資格を持つ、『Conscious You: Become The Hero of Your Own Story』の著者です。

ソース原理(Source Principle)の探求・実践の中で賢州さんが出会うことになったナーディアですが、ナーディアは2014年にピーター・カーニック氏の提唱した概念を初めて論文(Whose Idea Was it Anyway? The Role of Source in Organizations)として紹介した人物であり、ソース原理の基となったマネーワーク(取り戻しワーク:Reclaiming Work)の卓越した実践者でもあります。
そして現在、ナーディアは自身の組織であるConsciousUにて、パートナーであるオルガ・タランチェフスキ氏(Olga Taranczewski)らと共に世界中のCEO、創業者、企業に対し、コーチやファシリテーターとして意識の変容をサポートしています。

美瑛町滞在中、聖子さんが2人を青い池へ案内した際の様子
ドイツ系とロシア系のルーツを持ちながら第二次世界大戦後のドイツ・ベルリンで育ってきたナーディアは、世代を超えて受け継がれる痛みや傷、それがもたらす個人、家族、人間関係、コミュニティ、社会、地球における影響や悪循環に向き合い続けてきました。
そして、世代を超えて受け継がれる痛みや傷、不健全なシステムの連鎖を止める鍵は、人々がそれらに影響されて無意識に振る舞う状態から意識的・自覚的になること(conscious)だと考えました。
この気づき以降、ナーディアは組織やコミュニティがConscious Tribe(意識的な部族)へと変容していけるよう、さまざまなプログラムやトレーニングコースを開発・提供されています。
そして、『ホールシステム・リーダーシップ(Whole System Leadership)』について話を聞いたときに、自身もそのようなテーマについて昔から関心があり、最近になって新たなフレームワークである『コンシャス・ホイール(Conscious Wheel)』を構築していると話が盛り上がったということです。

ホールシステム・リーダーシップ×コンシャス・ホイール
このような経緯から、今回の『ホールシステム・リーダーシップ探求ワークショップ―個人と組織の「変容」を探求する合宿』は、大きな2つのストーリーが交わることで生まれました。
そして、新しく生まれたばかりの概念である『ホールシステム・リーダーシップ(Whole System Leadership)』と、ナーディアのこれまでの知見を新たなフレームワークとして体系化した『コンシャス・ホイール(Conscious Wheel)』を融合させながら、参加者の皆さんと共に探求するというチャレンジングな場の仕立てとなりました。(なお、コンシャス・ホイールを対面講座で紹介するのは本邦初とのことでした)

そして、美瑛町在住の聖子さんのご協力のもと、美瑛町地域人材育成研修交流センターが会場に決まり、全国各地から参加者が集い、『ホールシステム・リーダーシップ探求ワークショップ』の開催に至りました。

その時の様子は以下のレポートからもご覧いただけます。
昨年2024年10月に開催された本プログラムは、好評につき即、第2回開催が決定。
今回の鼎談企画『自己組織化の魔法〜個人、チーム、組織の可能性を解き放つ』は、この第2回ホールシステム・リーダーシップ探求ワークショップ開催決定を記念して企画されました。
第2回ホールシステムリーダーシップ探求ワークショップの情報は以下をご覧ください。

自己組織化の魔法
「自己組織化の魔法」に込めた思い
まず初めに、登壇者のお一人である賢州さんからは、今回の「自己組織化」として「魔法」という表現に至るきっかけについてお話しいただきました。
最近、国際政治の状況が混沌としてきていたり、組織においても旧来から変わらない閉塞感が漂っていたり、諦めも多い世の中に感じられる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、果たして本当にそうでしょうか?
そうした状況に、「自己組織化の魔法」という切り口から問いかけてみよう、というイメージが湧いたんですね。
「自己組織化」……これって、すごい創造性や可能性を感じさせるもので、それは「魔法」とも呼べるようなものじゃないか?
生命や人間の創造性が、先に述べたような現実に向き合うと無力に思えることもありますが、一方で「自己組織化」のはたらきは本来、私たちが誰しも持っているもので、起こすものか?という思いもあります。
私には娘がいますが、娘も初めは小さな細胞同士の出会いから始まり、そこから複雑な生成と発達のプロセスを経て、1人の人間として成長してきました。
このように、「自己組織化」はあらゆる場所にあります。
私自身の中にもありますし、組織、社会、自然界においても「自己組織化」は見られるのではないかと思います。
この、「自己組織化」の力……その「魔法」に心を開いたら、私たちの本来の創造性を解き放つことができるのではないか?
そうした思いがありますね。
以上のような賢州さんからのお話の後、匡章さんからは簡単に「そもそも、自己組織化(Self-Organization)とは?」についてお話しいただきました。
当日のお話も踏まえつつ、以下、自己組織化(Self-Organization)についていくつかの文献も引用しつつ、まとめられればと思います。
自己組織化(Self-Organization)とは?
「自己組織化」と検索して真っ先に出てきたのは、東京大学による以下のような定義です。
自己組織化
複雑なシステムが、自発的に組み上がる手法
水の分子は、酸素ひとつと水素二つが「く」の字型に結合しただけの、極めてシンプルな構造です。しかし、水をある条件下に置いてやると、六角形の美しい形状をした結晶を形作ります。誰かが手を加えているわけでもないのに、自然にこうした形をとるというのは、考えてみれば非常に不思議なことです。
このように、簡単な要素から、自発的に複雑なシステムが組み上がることを、「自己組織化」と呼びます。種から植物が成長することや、人間社会における秩序の形成なども、広い意味での自己組織化とみなすことができ、多くのジャンルで注目を集めている概念です。
この「自己組織化」についてもう少し詳しく見ていこうとすると、大きく2通りの見方があると、芹沢高志氏は紹介しています。
自己組織化とは、文字通り、自然に進行する自発的な秩序形成あるいは組織形成のことだ。
今日、自己組織化についてはふたとおりの考え方がある。ひとつは結晶の成長などに見られる保存的自己組織化と呼ばれるものだ。
(中略)
しかし、近年注目を浴びているのはもう一つのモード(様式)だ。それは生命のモードともいえる散逸的自己組織化だ。このタイプの組織化においては、動的な秩序状態にある構造が生まれ、それが代謝、すなわち定常的なエネルギー散逸によってのみ維持される。
この中で述べられている散逸的自己組織化とは、ベルギーの化学者イリヤ・プリゴジン(Ilya Prigogine)の散逸構造論に由来する名付けと言え、プリゴジンが実証した散逸構造(dissipative structure)をきっかけに現代的な「自己組織化」のイメージが形作られました。
ニュートン及びデカルトの世界観に端を発する機械論的・要素還元的パラダイムに則った19世紀の熱力学においては、例えば沸騰させたお湯に水を入れるとやがて熱の移動が落ち着いてぬるま湯になり、それは不可逆な現象であると結論づけられてきました。
しかし、この考え方では解決できない現象を起こしているのが「生命」です。
私たち人間も含め、生命は絶えずエネルギーを取り入れ、秩序ある構造を生み出し続けることで動的な平衡状態を生み出し、生命であり続けています。(身体の細胞は入れ替わっても、私たちであり続けているように)
プリゴジンは化学者として見出した散逸構造が、生命の本質に通じると考えたのでした。
プリゴジンは散逸構造の概念の定式化に、すでに1946年までには取り組んでいたという。自然界には外部からエネルギーを取り入れて、自己の中でエントロピーを生産し、それを外に排出することによってのみ形成される、ある種の秩序、またそれゆえの構造が存在する。そして非平衡状態の中でのみ維持されるこのような構造を、彼は生命の本質であると考えたのだ。
この一連のプロセスで取り扱われている「自己組織化」は現在、自然科学の領域だけではなく社会科学や組織においても扱われるようになりました。
新たな世界観に基づいた組織コンサルティング、執筆・講演活動を行うマーガレット・J・ウィートリー氏(Margaret J. Wheatley)は、著書の中で「自己組織化」について以下のように述べています。
組織に対する考え方は、官僚主義時代の時代に隆盛だった機械論的産物から抜け出している。もっと流動的で有機的な構造、境界がなくシームレスな組織が今、真剣に語られている。私たちは組織を全体システムとして認識し始めた。「学習する組織」や「有機的な組織」を構築しており、人間には自己組織化の能力があることに気づきつつある。これらは、私たちの初めての旅、現代の組織に必要な変化がこれからどんどん認識されていくことを予感させる旅なのだ。組織は生きているシステムであり、あらゆる生命体に共通する、適応し、成長する能力を持っている。私自身の経験から言えば、この認識を持てるなら、変化、カオス、大きすぎる情報負荷、型にはまったふるまい、などの組織によくある事象の果ての絶望に先手を打つことができる。
以上のような背景を持つ「自己組織化」ですが、今回の鼎談企画は3名のそれぞれの興味関心・専門領域から「自己組織化」から連想されるキーワードが持ち込まれ、それらについて探求する時間となりました。
自己組織化から発想したキーワード
鼎談された3名からは、以下のようなキーワードが持ち込まれました。
杉本匡章さんのキーワード
・「秩序から生まれる秩序」と「無秩序から生まれる秩序」
・スイミー
・レインメーカー
小笠原和葉さんのキーワード
・心と身体の自己調整
・どこに向かっているかに耳を傾ける
・介入と観察
・必要な時間
嘉村賢州さんのキーワード
・産霊(むすひ)と生成的ファシリテーション
・機械論から生命論的組織へ
・自己組織化は起こすもの?
ここからは当日のお話の中で印象的だった学び・気づきについてまとめられればと思います。
当日の印象的な学び・気づき
身体のダイナミクスに見る「全体性」
和葉さんのお話で興味深かった点としては、やはりボディワークから見る「自己組織化」の視点です。
ボディワークの技法には様々あるものの共通しているのは、「人間には自己調整力があり、身体の症状は自己調整の一つの表れ」という視点や、「調子を崩した時に身体について知覚しがちだが、健康的な状態な時に人は身体に意識を向けない」というお話には思わずハッとさせられたように思います。
また、わかりやすい症状や手前に見えているものに気を取られすぎず、その背景にはたらいているダイナミクスを「観察」することの重要性も強調されていました。
「右膝を治したい」というクライアントさんがいらっしゃって、「そうか右膝か」とそこへ介入する。これは一見、問題にアプローチしてそうで、痛いと感じているところは大抵、問題の本質ではないんです。
その方の右膝が器用で柔軟性があるために股関節や足の指先の動きを補ってたり、それらを引き受けている負担が右膝に集まっている、というケースもあり得るんです。
右膝に介入して一時、その方の気が紛れたり、介入者も短期的に効果が見えて嬉しく感じることもありますが、長期的に見るとまた結果は違ってきます。この時、クライアントだけではなく、介入者自身やそのあり方も含めたシステムになっているんですね。
これは身体の話ではありますが、それだけに止まらないさまざまな領域においても当てはまる意味が含まれているように感じます。
また、「身体は痛みを使ってコミュニケーションしようとしていることもある」というフレーズも印象に残りました。
「レインメーカー」と「自然(じねん)」あるいは「道(タオ)」
匡章さんのキーワードの中で印象に残ったものは、レインメーカー(雨乞い師)と「自己組織化」についてのお話でした。
そこではある雨乞い師の逸話をお話しいただいたのですが、心理学者・河合隼雄氏の書籍の中でも該当する箇所がありますので、そちらを引用できればと思います。
これはユングが中国研究者のリヒャルト・ヴィルヘルムより聞いた話として伝えられているものである。ヴィルヘルムが中国のある地方にいたとき旱魃が起こった。数ヶ月雨が降らず、祈りなどいろいろしたが無駄だった。最後に「雨降らし男」が呼ばれた。彼はそこいらに小屋をつくってくれと言い、そこに籠った。四日目に雪の嵐が生じた。村中大喜びだったが、ヴィルヘルムはその男にあってどうしてこうなったのかを訊いた。彼は「自分の責任ではない」と言った。しかし、三日間の間に何をしていたのかと問うと、「ここでは天から与えられた秩序によって人々が生きていない。従って、すべての国が「道(タオ)」の状態にはない。自分はここにやってきたので自分も自然の秩序に反する状態になった。そこで三日間籠って自分が「道(タオ)」の状態になるのを待った。すると自然に雨が降ってきた」というのが彼の説明であった。
強調引用者
余談になりますが、河合隼雄はこの逸話を心理療法家・治療者の4つのモデルのうち、自然(じねん)モデルについて語る際に紹介しています。
医学モデル
自然科学的な思考に基づき、病因と症状の因果関係の把握をした上で病因の除去・弱体化を行う。
教育モデル
問題に関する因果関係を把握した上で、それに対する指導・助言を行うことで問題解決を試みる。
成熟モデル
治療者が、クライアントの自由な心のはたらきを妨害せず、また自由な心のはたらきによる破壊性が強力にならないような態度で接することでクライアントの自己成熟過程が促進され、問題解決が期待される。
自然(じねん)モデル
治療者は、「オノツカラシカル」すなわち本来的にそうであるもの・こと、人間的な作為の加えられていないあるがままの在り方や、「物我の一体性すなわち万物と自己とが根源的には一つであること」を認める態度を持つ。その上で、 治療者が「道(タオ)」の状態にあることによって、非因果的に他にも「道(タオ)」の状況が自然に生まれることを期待する。
レインメーカー(雨乞い師)と「自己組織化」のお話は、このような関連や広がりが感じられるテーマでした。
「産霊(むすひ)」と現代の組織、社会
賢州さんの印象的なものとしては、賢州さんが代表を務めるhome's viの名前の由来でもある「産霊(むすひ)」についてのお話でした。
日本神話の神の名前にも使われることがある「産霊(むすひ)」ですが、賢州さん曰く「産霊(むすひ)」は「自然に物事が生まれる様」を表す大和言葉であり、home's vi(ホームズビー)もまた、「自然に生まれるものを促進するように、人や集団の創造性を引き出す」ことをめざして設立されました。
そして、フランス語読み的にhを意識しない場合、home's vi(ホームズビー)は「おむすび」と読めるという裏話も紹介いただきました。
人って出会った時、可能性もあるが対立やしがらみも生じることがあります。そんな時、どう可能性を引き出せるか?を探求しているときに賢州さんが出会ったのが、ハリソン・オーエン氏(Harrison Owen)が開発したオープン・スペース・テクノロジー(OST:Open Space Technology)というダイアログの手法でした。

人をコントロールしたり、調整するような手法ではない、「生成的なファシリテーション」、ファシリテーター自身もいなくなり、参加者一人ひとりの主体性が尊重されるファシリテーションに出会った賢州さんは、その後10年近くの探求を経て、ティール組織(Reinventing Organizations)をはじめとする組織論へ探求の軸足を移し、そして今回、「自己組織化の魔法」についての探求についてもお話しいただきました。
この時、「自己組織化は何か知識として新しく覚えなければいけないものではなく、既に私たちが体験していたり、組織、社会、自然界においても「自己組織化」は見られるもの」とお話しされていたことも印象に残っています。
終わりに
以上、まだまだ探求の冒頭というところではありますが、鼎談企画「自己組織化の魔法」での印象的な気づき・学びや、これまでの『ホールシステム・リーダーシップ(Whole System Leadership)』についてまとめてきました。
この3月から4月にかけて関連企画も随時、開催が予定されておりますので、さらに詳しくは以下の企画もご覧ください。
3/14コンシャス・トライブ・ホイール特別セミナー /チーム・組織・コミュニティの状態を可視化し、変容を導く羅針盤

4/13(日)〜4/16(水)ホールシステムリーダーシップ探求ワークショップvol.2

さらなる探求のための参考リンク
国内におけるソース原理(Source Principle)探求の潮流を概観する:2025年1月時点の現在地
『Conscious You』特別プログラム全4回解説ページ
いいなと思ったら応援しよう!
サポート、コメント、リアクションその他様々な形の応援は、次の世代に豊かな生態系とコミュニティを遺す種々の活動に役立てていきたいと思います🌱