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【公開版】2026年3月15日(日)|WBCと確定申告とテヘラン(テヘランでロリータを読む)

朝から気合いを入れて、WBCを観戦する全ての準備を整えて、ソファの真ん中に位を構える。準決勝は月曜日、決勝は水曜日。会社を休んでしまおうか、なんて考えていて、試合開始後にはじめて、そうか負ける可能性もあるのか、とはっとした。そして、本当に負けてしまった。

中盤、これは互角というか、結構厳しい戦いだなという気がしていた。まだ1点差で勝っていたにも関わらず、すでに負けている気がしていた。そういう空気みたいなものは、現地だろうがスクリーン越しだろうが、たぶん共有されるものなんだろう。ここから立て直すのだとしたら、なんとスポーツの世界とは厳しいものだろう、と思ったし、それがプロなのかもしれないと彼らに畏怖の念も持ったけれど、結局後半、日本チームは滑るように、あまりにあっさりと負けてしまった。

WBCロスを抱えながら、とうとう延しに延していた確定申告をやる。土曜日に会った友達が、今年はAIに手伝ってもらってかなり楽にできた、と言っていたので自分もそうしようかなと思っていたけれど、そもそもAIにフィードさせる情報が全然まとまっていないのだった。必要な情報や書類を整理していなかった過去の自分と、もっと早くやっておかなかった自分を心底恨む。

去年は家を建て直した関係で、必要な書類がいつもより多くあったことも忘れていたし、去年は不動産の収入が減っていたことも今さら気がついた。来年はもっとちゃんとトラッキングして、必要な書類は一つにまとめて、確定申告の手順を何処かに書いて置ければこんなに慌てることもないだろう、過去の必要ない書類は分類して別の場所に保管して、Notebook LMに毎月の情報を貯めていければ来年はこんなに焦らず、もっと手際良くやれるはずだ。
そう、毎年そう思っているのだ。結局終わったのは6時過ぎで、バーンが買ってきてくれたCrisp Salad Worksのサラダを食べて、夜は『The Fall Guy』を観た。ライアン・ゴスリングとライアン・レイノルズは似ている。

ベッドで『テヘラン』を読了。良すぎて感想がまとめられない。この本の素晴らしさは、まず文学の力がふんだんに感じられるところで、著者がそれを信じ、最大限に活用して声のない人々に声を与えていることだ。それからもちろん、作品に登場する女性たちはもちろん、革命派の学生たちとの議論を通じて、彼らのイデオロギーだけでなく、個人的な体験なども垣間見れること。それによって、この本は単純に二元論的な視点で彼らを裁くことを拒否する。著者は、時に批判的に彼らを描きながらも、常に自分は正しいのだろうかと迷い、もがいている。多くの問いを立て、読者である私たちに、それを問い続けてほしいと懇願しているように見える。そして何より、この本に出てくる誰にも知られない人々を、想像することで存在させてほしいと願っているのだ。その祈りのような願いの強さが胸を打つ。

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