深海に潜り続けたら、光が生まれた日
暗闇に、色と一緒に潜り続けていたら、自然と光が生まれたみたいな感覚になった。
虚無感 孤独 寂しさにのまれそうな感覚が
久しぶりに来ていて
何か身体の中から引っ張られてしまいそうな感覚が
広がっていた。
電気を消して、キャンドルの灯りだけで絵を描いてみた。
部屋は静かで、炎だけがゆらゆらしていた。
描いているときの感覚と、出来上がったものの色合いが全然違っていて、少し感動した。
最初は青だけで描き始めた。
深海みたいに、ただ青を重ねていく。
途中で、緑と黒を足した。
広がるように、塗りつぶすように、何も考えずに色を置いていった。
そのとき、子宮のイメージがふっと浮かんできた。
形を描いてみたけど、
その形すらも色の中に溶けていった。
輪郭は残らなかった。
全部、暗闇と色の中に飲み込まれていった。
しばらく塗り続けていると、
深海から浅瀬を見上げているような円が浮かんできた。
そこから、少しずつ光が入ってきた。
作ろうとしたわけじゃないのに、
ただ色の中に潜っていただけなのに、
自然と光が生まれていた。
最後に、水晶のさざれ石を置いてみたくなって、
無造作に置いてみた。
理由はわからない。
でも、それがしっくりきた。
呼吸と、内側の感覚と、身体に全部を委ねていた。
さっきまであった感情は、色の中に溶けていったみたいだった。
今は、ただ静か。
暗闇に潜り続けていたら、
光は外から来るんじゃなくて、内側から生まれるのかもしれない。

