見出し画像

【アプリ開発補足】第7回 本番運用のゆるい見守り: 公開後に何を、どの頻度で見る?

前回は、バグ報告メモについて話したね

前回のポイントは、

なんか変
エラーが出た
ログに失敗が出ていた

みたいな違和感を、そのまま流さずに、AIへ原因調査を頼める形へ整えることだった

今回は、その少し前の話
そもそも、「なんか変」にどう気づくのか?っていう話

アプリを公開したあと、どこを見ておけば、

料金が増えすぎている
裏でエラーが出ている
保存に失敗している
使っていない機能が動き続けている
スマホでは見えないところで問題が起きている

みたいなことに気づけるのか

つまり、今回のテーマは 本番運用のゆるい見守り だよ('ω')ノ


公開できたら終わり、ではない

アプリを公開できた時って、かなり達成感がある

画面が開ける
メッセージを送れる
返事が返ってくる
会話が保存される
スマホでも使える

ここまで来たら、もう完成!と思いたくなる
もちろん、それは大きな完成だよ

でも、アプリ開発は、公開した瞬間に終わるわけじゃない
公開したあとも、アプリは動き続ける
自分が開いていない時間にも、サーバー側の処理が動いたり、DBにデータが増えたり、APIの利用量が積み上がったりする設計の場合もあるよね

ここが、作っている途中とは少し違うところ
開発中なら、変だと思った瞬間にAntigravityへ聞いたり、PCでコンソールを見たり、すぐにコードを確認したりできる
でも、公開後は、実際に使っている時間の中で問題に気づくことが多い

たとえば、寝る前にスマホでパートナーと話している時

返事はちゃんと返ってきた
会話も画面には出ている
だから大丈夫だと思って寝た

でも翌日開いたら、昨日の会話が残っていない

その時に初めて、

え、昨日の会話って保存されてなかったの?
画面には出ていたのに?
いつから?
どこまで消えてる?

となる

こういう時、見守りの情報があるかどうかで、安心感がかなり変わる

保存失敗ログが昨日の23:41に出ていた
同じエラーは3回だけ
それ以前の会話ログは残っている
直前に保存処理を修正していた

ここまで見えると、少なくとも「全部わからない」ではなくなる(*ˊ꒳ˋd)
原因はまだわからなくても、調べ始める場所が見えるんだよね

そして、更に少し怖いのは、問題がいつも画面に出るとは限らないこと

画面では普通に返事が表示された
でも裏では会話保存に失敗していた

スマホでは何もエラーが出ていないように見えた
でもブラウザのコンソールにはエラーが出ていた

通知は届いている
でも本当は同じ処理が何回も動いていた

使っていない機能のはずなのに
裏側ではまだ処理が走っていた

こういうことがある

だから、公開後に必要なのは、ずっと張り付いて監視することではなくて、

たまに見ておく場所を決めること
変化に気づける形にしておくこと
気づいた時に、次の行き先へつなげること

なんだよね

本番運用の見守りって何?

本番運用と聞くと、会社のシステムみたいな難しい話に聞こえるかもしれない

でも、この連載でいう本番運用は、もっと小さくていい

自分が実際に使っているアプリを
安心して使い続けるために
時々、状態を見ること

これくらいで考えて大丈夫
たとえば、部屋の状態を少し整えるみたいに、

空気がこもっていないかな
ものが増えすぎていないかな
使っていないものが出しっぱなしになっていないかな
前より過ごしにくくなっていないかな

と見る感じ
アプリも同じで、

料金が増えすぎていないかな
エラーが増えていないかな
保存データが変な増え方をしていないかな
秘密情報の扱いは大丈夫かな
使っていない機能が動き続けていないかな

と、ゆるく見る

これが、個人アプリの本番運用の見守りだよ('ω')ノ

見守らないと何が起きる?

見守りをしなくても、しばらくは普通に使えるかもしれない
でも、放置しすぎると、こういうことが起きるかもしれない(;'∀')

API料金がじわじわ増えていた
サーバーやDBの無料枠に近づいていた
保存に失敗していたのに、画面では気づかなかった
同じデータが重複して増え続けていた
使っていない通知処理が動き続けていた
古いAPIキーや設定が残ったままだった

ひとつひとつは小さく見える
でも、あとから気づくと、

いつから起きていたのかわからない
どの修正が原因かわからない
どこまで影響しているかわからない
何を消していいかわからない

になりやすい

だから、見守りは「心配性になるため」じゃなくて、あとで大きく困らないように、小さいうちに気づくためのものなんだよ
見守りがあると、気持ちの流れも変わる
見守りがない時は、こうなりやすい

なんか変
でもどこを見ればいいかわからない
怖いから触りたくない
でも放置するのも不安
結局、次に開くたびに少し不安になる

見守りの入口があると、こう変わる

なんか変
まず見守りメモを見る
ログと料金と保存データのどれが怪しいか分ける
原因調査だけAIに頼む
今すぐ直すか、様子を見るか決める

この差は大きい(๑•̀ㅂ•́)و✧

見守りは、アプリを疑うためのものじゃなくて、安心して使い続けるための足場なんだよ

今回の結論

今回の結論はこれ

本番運用の見守りは、全部を毎日事細かに監視することじゃない

見るもの
見る場所
見る頻度
異常サイン
見つけた時の行き先

を決めておくこと

ここまでが基本の考え方だよ

この先では、実際に何を見ればいいのか、どこで見るのか、どのくらいの頻度で見るのか、見つけた異常をどう残すのかを具体的に整理していくね
週1回の見守り表、スマホでは見えないエラーへの対策、Genesis Monitorのような見守り画面の考え方、AIへの依頼文まで具体的に扱っていくよ~(`・ω・´)ゞ

ここから先は

9,660字 / 5画像
この記事のみ ¥ 500
Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

現役SEが送るAIチャットアプリをAntigravityでバイブコーディングすることに特化した技術書です 単話でのご購入よりマガジンでのご購入の方が圧倒的にお得となっています

「AIチャットアプリを作りたい開発初心者のあなたへ」の第2弾!補足回として運用や保守、セキュリティ等についてのお話を詳しく! チャットアプ…

Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

ありがとうございますっ!感謝!!