「言葉」と「季節感」
今日は6月末日。神社では夏越の祓の設えがされています。

言葉は夏を越えた「夏が終わった」と告げます。しかし外に出れば、これからが本番の暑さ。現代の日本語は「言葉」と「現象」は関係なくイメージ優先です。
改暦以前は、夏の真っ盛りを「九夏」「九夏三伏」と呼びました。
九夏(きゅうか)とは夏の九十日間のこと。
孟夏・仲夏・季夏の三ヶ月を数えた表現です。能「善知鳥(うとう)」の詞章に「九夏」能「東北」には「九夏三伏」の言葉が登場します。
三伏とは十干の「庚(かのえ)」の日と深く関わっています。
庚は五行で「金」、金は秋の気。夏の「火」に剋される(火剋金)。その庚の日に陰気が地に「伏す」。これが三伏の語源です。
令和8年(2026年)の三伏はこのとおりです。
初伏(しょふく):7月12日(庚午)旧暦五月二十八日
中伏(ちゅうふく):7月22日(庚辰)旧暦六月九日
末伏(まっぷく):8月10日(庚子)旧暦六月二十八日
この末伏を越えると、旧暦では六月の晦(みそか)を迎えます。
旧暦六月晦=新暦8月12日。ここでようやく暑い夏を越して「夏越の祓」です。
夏を越して立秋を迎え秋になります。
8月7日→立秋
8月12日→六月三十日(夏越の祓)
8月13日→七月朔
8月19日→七月七日(七夕)上弦の月
8月27日→七月十五日(盂蘭盆会・満月)
七夕は秋の始まり、天の川を眺める行事です。盂蘭盆会の満月は秋の夜空を照らし、祖霊を迎える灯りに重なります。
明治以後、満月を頼りにきたご先祖はお迎えなしですね😃
グレゴリオ暦の6月30日に夏越し、7月7日は数字だけ、お盆は8月15日
「言葉」と「現象」の関連のない現代は何もかもがバーチャル空間のような気がする時があります。
本日の夏越しの祓は季節先取り!秋の気分で参拝してみました。
暦を深く知りたい方は7月30日 寒川神社でばったり出逢いましょう😃
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