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転職は人生を楽しむためにするもの

転職すべきか否か、または転職回数が多い方が良いか、少ない方が良いかという議題について本日は考察していきたいと思います。

勿論一概に決められる話ではなくケースバイケースであることは間違いないのですが、この議論をする際に企業側の視点に立つか、1人の人生からの視点にら立つかで話は大きく変わってくると思います。

【双方の視点】
1. 企業側の視点
基本的には長く続けてもらいたいという考えでしょう。
特に新卒で採用した人は戦力になるまでは投資期間になるので、すぐに辞められたら目も当てられないはずです。また、会社の文化・習慣、独自のルール、人間関係にも慣れてもらいたいはずなので、そう考えると会社側は長い年数働いて欲しいというケースが大半ではないかと思います。

2. 1人の人生からの視点
企業側の視点と比較すると、考え方は大きく変わって来るでしょう。
まず社会環境としては、年功序列が崩壊し、かつ働き続けても将来昇格や昇給があるか不透明な状況下になっており、10年20年前に比べると同じ会社で長年働きたいという人の割合は減っているのではないでしょうか。

また、最初に入社した会社に満足できているかという観点でも、そうではない人が一定数いるのが現状だと思います。
仮に新卒で総合商社などに入社できていれば、なるべくそこの会社で長く働きたいと思うのかもしれませんが、全人口の中でこのような人はほんの一握りとなります。

そもそも高校生や大学生の時点で自分に最も合った職業や会社を見つけ出し、かつそこに就職できるという確率は限りなく低いでしょう。
だからこそ、社会人になった後にやり直しができる仕組みが整備されている現代は素晴らしいと感じています。

従って、私個人の考えとしては、転職することは大賛成です。


また、頭の柔らかい、柔軟性のある大人になるためには転職は必須と考えます。
※勿論、職人技を磨いて1つのことを極めるという人生も選択の一つなので、あくまで柔軟性を保ちたい人向けになります。

そう考える理由と具体例を下記にて述べていきます。

まず、新卒で入った会社の上司や先輩は、ビジネスマンとしての親になります。
その親が良くても悪くても、長年親の背中を見続けるとそれが自分の中での正解になります。

ビジネスマンとしての価値観が凝り固まってしまう前に、他の環境も見てみることがその人の人生の視野の拡大に繋がります。

おそらく、5年背中を見続ければ無意識のうちにその親に染まり、10年経てばそのやり方を変えることが難しくなります。

例えば、新卒から10年間新規飛び込み営業をひたすら親から教え込まれた人は、営業=飛び込みとなり、他の案件獲得手法を知らないまま中堅の年次になっていきます。
そうなった人が、何かしらの理由で別の会社へ転職することになり、次の会社は全く別の営業手法を使っていた場合どうなるでしょうか?

今まで10年間親から教わったやり方、自分が時間を掛けてきたやり方を否定することは自身のキャリアの否定になるため、
おそらく新しいやり方を受け入れることにかなり苦労されると思いますし、人によっては過去のやり方に固執していくでしょう。
(そうでない人も中にはいるかもしれませんが)

これが巷で言われるサンクコストというもので、自分が時間を掛けて手に入れた経験やモノはなるべく手放したくないというのが人間の真理になります。

おそらく、「35歳転職限界説」は上記の理由もあると思います。
ただ、同じ35歳でも、凝り固まっている人もいればものすごく柔軟な人もいるので、
そこは採用側が年齢という表面的な数字で判断しないように心がけるべきかと思います。

上記より、20代のうちに最低1回は転職した方がいいというのが私の考えです。
さらに、35歳ぐらいまでに3回以上転職すれば、その後も柔軟な大人として新しいやり方を受け入れる脳の土壌ができるでしょう。

いずれにしても、視野が広がるということは人生の豊かさにつながると思いますので、
私はガンガン転職することを推奨します。

その上で、「この会社に居続けたい」と思わせるのが経営者の腕の見せ所であり、
転職が当たり前になることこそが従業員が働きやすい会社を増やす、またはブラックな会社を減らす要因になると考えています。

最後に例え話ですが、仮に40年間働くとして2年に1度転職しても、たったの20社しか経験できません。

日本には300万社以上存在しますので、そこから考えると人生の中で経験できる職業・会社はとても少ないです。

短い人生、様々な職業にチャレンジして楽しみませんか?

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