別々に暮らして気づいた、“心の絆”という夫婦のかたち
はじめに
結婚すれば、毎日一緒に暮らすのが“当たり前”だと思っていました。
喜びも不安も、日々のご飯や何気ない言葉も、全部共有していくのが夫婦なんだって。
幸せな日々がずっと続いていくんだって。
でも、現実は違っていました。
わたしたちは別々に暮らしています。
それでもわたしは、夫婦関係を続けることを選びました。
別居を始めてからの
この1年10ヶ月、自分の心と深く向き合いながら
見えてきた「絆」のかたちを、ここに残しておこうと思います。
---
「別居か、離婚か」――選択を迫られた日
一昨年の6月
その3ヶ月前から
一緒に暮らすなかで音や気配が負担になり、
心も体も限界だと夫から打ち明けられた。
夫はもう、同じ家で生きることが難しいと思い詰めていた。
でもそれは、「嫌いになったから」ではなかった。
なので、わたしは夫に自由な時間を与えるために
週何回か実家とアパートを行き来するようになったが
行ったり来たりと体力的に限界で・・・
4ヶ月が経過したときに
完全別居へと切り替えた。
そして
一昨年の12月、夫から告げられた言葉は
とても静かで、でも重いものでした。
「体調の回復の見込みが立たない。一緒に暮らすのは難しい。
だから、別居を続けるか、それとも白黒つけて別れたほうがいいか」
彼の気持ちは、離婚のほうに傾いていたようです。
それでもわたしは、「離婚はしない」と決めました。
心のどこかで、まだ彼への想いが消えていなかったからです。
---
孤独の中で気づいた“わたしの本当の気持ち”
別居が続き、月日が過ぎるたびに不安は募った。
そして夫の転勤をきっかけに遠距離別居となった。(表向きは単身赴任)
実家の家族に散々イライラをぶつけたり
会社に行っても
【普通に一緒に暮らしている夫婦とは違うんだ…】
【ただの単身赴任で離れているんじゃない
ガチの別居だから・・・】
【わたしは一人ぼっち・・・】
どんどん自信を失っていった。
その気持ちが積み重なった結果、
身体が動かなくなってしまいました…
---
再構築ー小さな灯(ひかり)
身体が動かなくなってしまうのが
頻繁になってきたことを
夫に打ち明けた。
そして、
【傍にいて、夫のことを支えたかった】と
これまでの気持ちも涙を流しながら
精一杯伝えた。
そしたら
『今まで苦しめて申し訳なかった、生活にも慣れてきて
気持ちの余裕が出てきたから
これからはYUIさんを支えたいと思う』
『離婚しないって言ってくれたことに
感謝してる』
この言葉がきっかけとなり
わたしたちの関係性が少しずつ少しずつ
良くなっていく。
3ヶ月ぶりに会えても、たった数時間。
「また次はいつ会えるかわからない」
寂しさに耐えながらも、気づいてしまった。
「それでもやっぱり、彼のことが好きなんだ」
昨年の冬、夫がぽつりと言いました。
「今すぐ離婚とかじゃないけど、
この先何か事情があって夫婦じゃなくなっても、
YUIという人として、ずっと関わっていきたい。
支えてくれる人がいるって、心強い。」
一緒に暮らせなくても、
思うように会えなくても、
それでも心の奥で、夫を想い続けていた。
---
変わることを受け入れて、関係を信じる
ずっと“また一緒に住める日がくる”と信じていたけれど、
その期待は、時に自分を苦しめるものでもありました。
だからわたしは決めました。
「一緒に暮らせなくても、
しょっちゅう会えなくても、
心のつながりがあれば、それでいい。」
「夫婦とはこうあるべき」
その思い込みを手放したとき、
肩の荷が少し軽くなった気がします。
---
“支える人になりたい”と願って歩き始めた、わたし自身の旅
身体のことも、
傷ついた過去も、
夫との距離に苦しんだ今も、
すべてを癒すために、わたしは心理学を学び始めました。
ユーキャンで心理カウンセラーの資格を取り、
今は行動心理士の勉強をしています。
わたし自身のため
そして、夫の力になりたい。
そんな想いが、わたしを突き動かしました。
今までのわたしなら
『今年から勉強し始めて
心理カウンセラーの資格を取ったんだよ😄
あと今は行動心理士の勉強もしてるんだよー✨️』
って誉められたくて
いつもなら正直に言ってしまうわたしだけど
でも、今回は違う。
夫に言えないのは、秘密にしたいからとかではなく
これは「わたしが過ごしてきた時間の中での出来事」だから。
自分で見つけて、わたし自身の足で
前へ歩いてみたいと思い始めたから。
身体のことで
失ってしまったものは
たくさんあるけど
その中でも
【自分の生活を充実させたい】
ほんのちょっと芽生えてきた
わたしの新しい気持ち。
それから
資格を有してるわたしではなく
わたしはわたしのままで接したいから😌
---
さいごに
今年の8月で、彼と出会って10年になります。
付き合って4年、
結婚してから6年でちょうど10年。
一緒に暮らしていたのは4年でした。
付き合ってたときが
いちばん輝いていたと思う。
『YUIさんの純粋さは、天然記念物だね😉』
付き合って3年記念日のときに
彼から言われたこの言葉。
あのときは
笑いながら聞いたけど、
ほんとはうれしかった。
ちょっとだけ、誇らしく思えるかもしれません。
今は、あの頃みたいに純粋さはないけど(笑)
夫を想い続ける強さも、
苦しみの中で学ぼうとした自分も、
たとえ形が特殊でも、これがわたしの夫婦のかたち。
これからも
「ただ一緒にいたい」と思えるこの気持ちを、
大切にしていきたいと思います😊
みなさんにとって“夫婦の絆”とは、どんなかたちですか?
