【キャリコン試験】論述対策 〜問い2〜
こちらで、まずは論述問題の問い1への対応についてまとめてみた。
3つの問いの中で最も時間がかかるものについて、指定語句の理解を自分なりに深めたり解答例文作成で使い方を落とし込んだりした。
また、試験当日の時間配分を考えて解答作成順番のアレンジも行った。
さて、今回は問い2への対応についてまとめてみたい。
【問い2での課題】
問い2では、「相談者の問題と根拠」について、逐語録に基づいて具体的に記述する。
この問い2でのわたしの課題は、「相談者の問題の絞り込み」であった。
そもそも受験団体をJCDAとしたのは、「テキストになっている会話からあれこれ妄想するのが好き」という特質によるところが大きい。妄想が止まらないので、試験問題を読んだ際に気になる箇所がそこかしこに見当たるのである。
しかし、問題点の指摘は2行、根拠は3行でまとめなければならない。
この点がわたしにとっての課題だった。
【課題の絞り込みで意識したこと】
ここで解答への記入を優先すべき問題点として、キャリアに関連した自己理解不足と仕事理解不足の2点に絞り込むことにした。余裕があれば、もう1点加えても良いが、問い2の解答と問い3の解答は整合性が取れていなければならない。問い2で3点課題を挙げたら、問い3でその3点それぞれに対するアプローチを書かなければならない。
問い3の解答欄は6行であるが、その中に3点の課題に対するアプローチを盛り込むためには簡潔な表現が求められる。そこまで自分の語彙力があるだろうかと考えた結果、欲張らず確実にできることをやろうと決めた。
【解答の書き方で意識したこと】
問題点の指摘順序は
①自己理解不足
②仕事理解不足
と固定し、問題文を読む際にこの2点を意識するようにした。
試験問題は情報量が多く、自己理解不足・仕事理解不足それぞれに幾つか挙げることができる点で厄介だなと感じた。
最初は何が何やら分からない状態であったが、答練を繰り返しイメージが掴めてきた頃に「幾つか挙げられる要素の中でどれを指摘すると高得点が得られる(=合格に繋がる)のだろうか」と悩むようになった。
この時に改めて考え直したのは、「カウンセリングの見立ては一つだけではない。」ということだった。
【SVの経験から考察したこと】
対人支援の現場でスーパーバイズを何度も受けてきたが、スーパーバイザーの先生から常に尋ねられるのが「何故そう考えた(見立てた)のか」である。
この問いに対し、根拠を示した上で自分の考え(見立て)を答えると、まず頭ごなしに否定されることはない。
ということは、明らかな勘違いでない限り「どの仮説でもおそらくOK」なのであろう。それが相談者の言動を引用した上で根拠として挙げられるのであれば。
そう考えた後は、高得点を狙おうとするのは止めた。
何度練習しても、解答を書き終えるのがほぼほぼ49分30秒から50秒の間というギリギリさである。迷っている暇はない。
自分の中で「ここかもしれない」と思った点に対して、残りの面談で提供できるアプローチを簡潔に書き記すことができると判断できたら、迷わずにその一点に集中して解答を作成することを意識した。
【根拠の示し方で意識したこと】
養成講座では、相談者の言葉を実際に抜き書きするようにと教わった。
その通りに当初は解答を作成していたが、個人レッスンを受ける中で、発言を抜き書きするだけでは足りないということを学んだ。
また、実際の面談であることをイメージすると、「相談者のオリジナリティと結びついた根拠」であることが大切だということも学んだ。一般論ではおそらく足りないのであろう、と。
その「相談者のオリジナリティ」(つまり自己概念)を理解しようと意識して問題文を読み、問い2の根拠で言動とセットで書くことを意識した。
【問い2の位置付け】
このnoteでもそうだが、わたしは物事を簡潔に話したり書いたりすることが苦手で、たくさんの言葉を必要とする傾向がある。
だから、わずか2行で相談者の課題を、3行で根拠をまとめることが非常に難しかった。
練習では小さな文字(1行あたり55〜60字)で目一杯埋め尽くすことが多かったのも、試験終了直前まで時間を押してしまう一因だったと思う。
それでも、この問い2は論述試験の鍵になる部分と捉えていて、問い3へスムーズに繋げていくこともイメージしながら練習を繰り返してきた。
実践場面において、クライエントの本質的な部分をああでもないこうでもないと考えるのが好きであるため、問い2での作業はそれほど苦とは感じなかった。
以上が問い2へのわたしの取り組みである。
相談者の問題点として「自己理解不足」「仕事理解不足」を使っているため、AIに採点して貰うと毎回こっぴどくこき下ろされたが、それでも国試は大丈夫だった(笑)。
そんなわたしの経験が、これから試験を受けようとするかたの参考になれば嬉しい。
