軟体動物がすきなんだ〜イカ大根となんちゃってイカリング、そしてタコも
いろいろ回り道をしてしまったが、ようやく一週遅れで9月最終日曜日PMの狂い咲きクリエイションたちに手をつけることにしよう。
狂い咲きというくらい、一口コンロの割には欲張って一度に作り過ぎた。一気に書くと間違いなくとっ散らかりそうなので、3回くらい小分けにしてお届けしたいと思う。
今日は第1弾、海の章。勝手に心の中で結成している「イカを深く愛する会(私含め会員現在3名)」の活動の一環、恒例のイカ祭りに加えて、TOP写真に収まらなかったタコも、あるよ。
ラウンド0 マルシェで仕入れ
お空に旅立った実家犬アンちゃんが、無事に火葬場から家に帰ってきた知らせで起きた日曜日。よかったね、これで安心して大好きなパパとずっと一緒にいられるよ・・・。
気を取り直して、フラフラとミルゥを連れて近所のマルシェにむかう。
夜は酒処をオープンして、精進落としを模したご馳走をつくろうと決めていた。でも、メニューは限りなくノープラン。
寒くなるのは嫌なのだが、こと、マルシェは寒くなるにつれ活気付く気がする。個人的には、牡蠣屋&魚屋さんの出店が多くなるのが何よりもうれしい。
マルシェに到着すると、入り口らへんの魚屋さんで、夏のおわりに大人の自由研究と称して窓際に干していたイカのような小さめのヤリイカ的なものが売っていた。即買いしそうになるものの、心のなかのA型な私が声をあげる。
「いやちょっとまて、なまものは終盤のほうがよかろう」
一度全部見てから戻ってくることにしたが、秋の野菜や果物、きのこや、お肉などを横目に、ああ、あのイカどうしようかなあと。イカを深く愛する仲間のチョコチップクッキーさんが、前にイカの胴体に詰め物をして洋風にしていたけれど、それを和っぽくしてみようかなあ。ぶつぶつ。。
だが数十分後、ちょっとフラフラしすぎたのか、入り口の魚屋さんに舞い戻るも時すでに遅し。
魚屋のお兄さん、「あのイカはもうないよ、これならあるけど」と。
あの時頑張っておいてくれたらよかったのに、B型の私・・・。
ということで最終的に購入したのが、お兄さんに代替提示されたイカの胴体の切り身。袋にすでに入れられていたので大きさがわからないまま購入したけど、結構な巨大さですよこれは、ハイ。

腕輪にもなっちゃう。これが本当の「イカリング」。次回のパリコレは、このホワイトイカリングブレスがモデルの手元を席巻することだろう(イカが絡むと若干テンションがおかしい。いつもか)。

そしてイカといえば、タコ。タコといえば、イカ。
思い描いていたイカが手に入らなかったので、勢いでタコも600gほど仕入れてみた。この状態で買うの、そういえば初めてだ。

愛してやまない軟体動物の筆頭格、イカ様🦑とタコ様🐙
煮ても焼いても揚げても、ついでに干しても、如何ようにも対応できるポリバレントぶりが魅力だと常々思っている。
さてこの優秀な軟体動物ズ、買ってみたはいいものの、どう調理して差し上げようか。「イカ・タコ」×「煮る・焼く・揚げる」の組み合わせをひたすらに考えながら、家路についた。
それにしても、この時点でイカイカ言いすぎて、「以下」も「如何」もイカに変換される、イカフレンドリーな私のmac🍎
ラウンド1 タコを茹でる
イカリングはそのまま調理できるので、まずはタコをなんとかしなくては。タコ茹で初めてなので、こちらのサイトを熟読。
以下抜粋↓
タコのコリコリとした食感を楽しみたいのであれば、単純に言えば、柔らかく茹でるときの反対にすればよい。だからといって塩もみの工程を飛ばしてしまうと、茹でたときにアクが多く出たり、色が悪かったり、汚れが残っているなど美味しい茹でダコからは遠ざかってしまう。そのため、食感を強く残したいときでも、塩もみはきちんと行う必要がある。
一方、茹で汁は、塩と番茶のみでよいだろう。茹で方も基本と変わらず、弱火で足から頭までじっくりと茹でていく。茹で時間は5~10分と長めを目安にするが、湯が再沸騰しないよう気をつけよう。沸騰した湯で茹でてしまうと、コリコリとは別の硬い食感になり、美味しさが半減してしまう。茹で上がったら、氷水につけて身を引き締めるとよいだろう。
なるほど、茹でるには大きな鍋と塩と番茶があればなおのことよいのだな。これについては、頂き物のお茶とお茶パックがまだ残っているので、モーマンタイ。
そして、塩もみはきちんと行う必要があると。こんな興味深い記述もあった。
昔から、タコを大根で叩くとよいと言われているが、これはタコの繊維を壊すために行う。大根に含まれる酵素「アミラーゼ」が繊維を壊し、タコを柔らかくするほか、棒よりもタコに傷がつきにくいといった理由からだ。だが、そのために大根を用意するのもおかしな話なので、大根がなければ棒を代用しよう。
ん?大根?わざわざ用意するまでもなく、近所の八百屋さんで最近発見した「Radis marteau(直訳すると、ハンマーかぶ)」という小さな大根っぽいのがあって、煮物用に買ってきていたのであった。タイミングがよすぎてうまく行く気しかしない◎

コリコリは残したいけど、ちょっと叩いておこうかな・・・と思い、塩もみしたあと一部分皮をむいてコンコン叩いておいた。叩いている様子はご想像にお任せしよう。

パスタを茹でる寸胴鍋に水をたっぷりいれ、お茶パックもいれて沸騰させる。

温泉につかるように、足からゆっくりと御入浴いただく。

沸騰しないように見張りながら、間をとって7分ほど御入浴。「いっい湯っだーな、あははん♪」

立派なおみ足ですこと。ほれぼれするわあ。

湯あがり一丁。これが本当の茹でダコ状態ってやつだな。

冗談もつかのま、速攻水風呂に浸かっていただく。これできゅっと毛穴も締まるわよね。

数分後、ためしに付け根から1本切ってスライスしていただいてみたところ、私の背中のチャックから吉田類がこんにちは。
「こ、これは、イケる」
レモンをたっぷり効かせたハイボール片手に、調理中のつまみとして結局足1本分食べた。どう考えても食べ過ぎだろう、しかもこんなピクニック用のプラ容器で。

他はブツ切りにしてラウンド4用に避けておき、残りはジップロックINの冷凍庫。ちなみに一昨日に投稿した「ロシアンたらこ缶第2章」に登場したタコは、このときに冷凍したものである。
ラウンド2 イカを煮る
ラウンド1の大根もどきの登場でもうお気づき、というかTOP画像ですでにお気づきのことかと思うけれど、「煮物」はイカ大根に。
先日、イカ新入会員のケイチェルおじさんが作っていた「ブリ大根」がとても美味しそうで🤤
本当は私も、日本でよく作っていた寒い時期定番のブリ大根が作りたいのだけど、フランスにブリってどこかで売っているの・・・?どなたかご存知でしたら教えてシルブプレ。

ブリ大根を思いながら、イカ大根の調理に入ろう。
まずは大根もどきを輪切りにして、皮をむき、面取りをする。いつも面が取れすぎる、私の面取り。。

明後日登場予定の「飯もの」の準備で使用した米の研ぎ汁で、大根を煮る。

スッと串が通るくらいに茹で上がったら、ざるにあげ、水でさらしておく。


鍋に大根がつかるくらいのだし汁と、砂糖・みりん・酒・醤油(少し→のちほど味見して調整)を入れてひと煮立ちさせたら、イカリングの中でも割と小さめなイカを入れて、火を通す。ケイチェルおじさんも言っているけれど、和煮物のこのあたりの分量は、そのときの五感で。

イカに火が通ったら一度イカは取り出して、大根を入れる。

あらかじめ用意しておいたゆでたまごを加えて、落とし蓋をして弱火で煮込む。

20分くらいするとこんな感じでいい感じに味が染み込む。なんともいい匂いだ。

よけておいたイカを投入。すっかり入れ忘れていた生姜も、遅ればせながら投入し、さらに少し煮込む。

ラウンド3 イカをなんちゃって揚げに
大根を煮ている間、なんちゃってイカリング揚げを。
かれこれ3回ほどリピートさせていただいた、ケイチェルおじさん由来のソースかつ。
キャベツじゃなくてじゃがいも添えでもイケた。むしろOtto氏はキャベツよりも喜んでいた。

こちらで習得した技。「パン粉をオリーブオイルで炒めて揚げ感をだしてから食材に纏わせ、オーブンで焼く」をこのイカリングにも応用できまいか・・・ということで、レッツトライ。
ますは例のごとく凶器化した硬いバゲットでパン粉を。気分はバイオリニスト、ムッシューHAKASE。情熱大陸のテーマが聞こえる。

例の如く、パルミジャーノもちょこっとすりおろし、オリーブオイルとともに炒める。洗い物を極力出さないようにと、フライパンは後ほどタコで使う卵焼き用のスクエアフライパンで。油断していたらちょっとかたまりが出来すぎた。

塩胡椒したイカリングに小麦粉をまぶし、卵→パン粉の順でつけたら、クッキングペーパーを敷いたバットにのせよう。いやはや、いかにも、これは大きすぎだろう。上から適当に余った卵とかパン粉もかけたので、なんかもうぐちゃぐちゃ。。

ま、焼いたらどうにかなるっしょってことで、230度のオーブンに入れて、30分くらい放置。
ラウンド4 タコをなんちゃって焼きに
我が家唯一のIHが空いたら、タコの出番。
うちのOtto氏はあのボール状のタコ焼きが大好きで、日本にくるとよくおやつに銀だことか、スーパーのお惣菜でたこ焼きとかを好んでよく食べていた。私の誕生日プレゼントの一環でくれた小さなたこ焼き板付きホットプレート(ドンキで買ったらしい)で、よく一緒にたこ焼きをしたものだ。
これはちょうど2年前のクリスマス当日に羽田に降り立ったOtto氏とのクリスマスディナー。サンタがまるでろくでなしブルース。

残念ながら、日本製の電化製品をフランスで使う際は電圧が異なるので、変圧器が必要。さらに熱を発するものは変圧器も驚きの重量級なので、このたこ焼き器は実家に現在眠っている。
ということでたこ焼き器不在の我が家。
なんとか「っぽく」ならないかなと思いついたのが、卵焼きのフライパンでつくる、四角いたこ焼きもどき。構成材料が一緒ならなんとかなるだろうとお得意の見切り発車でスタートした。
生地は、薄力粉80gくらいと卵1個とほんだしを入れて、覚えのあるシャバシャバ感になるまで水を加える。200ccくらいかな。
フライパンを熱してオリーブオイルを引き、生地液を流し入れる。油が多くて浮いているけど、気にしない。
タコはどれくらいの間隔でのせるかをあらかじめカウントしておいた。縦5つ×横4つの合計20個を等間隔に並べる。

天かすと紅生姜(もどき)と長ネギの代わりにシブレットのみじん切りを振りかけて、しばしそのまま待機。

火が通ったら、ひっくり返す。あらよっと。コレだけみたらまさか中にタコが入っているなんて誰も思うまい。再度、数分待つ。

ファイナルラウンド 完成品エントリー
これらの過程を経て出来上がったのが、イカならぬ以下。
煮物エントリー:イカ大根

茹で卵は半分に切って、まだあるか、涙なしでは語れない自家製糸唐辛子を上にのせた。
なんちゃって揚げ物エントリー:イカリングフライもどき

熱を加えたらさすがにちょっと縮んだけれど、それでもやはり巨大なイカリング。マヨとレモンを添えて。
焼き物エントリー:なんちゃってたこ焼き

ピザカッターでタコ区画に沿ってカッティングする。パリ20区ならぬ、タコ20区。その後、お決まりのソース・マヨ・鰹節、青のりをかけたらできあがり。

「なんちゃって」が多すぎやしないか???というツッコミは甘んじて受け入れながら、明日の肉編に続く。
