一度 愛した 人
とうにとうに忘れたと思ってても
忘れたいとものすごおくつよおく思ってても
幾人もとって代わった人が出てきても
その中の人と長く深く熱く愛し合ってても
それでも
消しゴムでゴシゴシ消そうとしたって
紙がやぶれそうになって
ついにやぶれて穴ができてしまっても
冷たい風の吹く川沿いを何時間も何時間も夜遅く歩き回ったって
髪の毛をひっぱってもひっぱっても
地団駄踏んでも
天をうらんでも
そうしても
どうしても
どんなにしても
一度 愛した 人を
愛しやめることは
できない
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