毎日ジムに通う夫がミステリーすぎる件
うちの夫、ボクシング歴15年。
ほぼ毎日ジムに通っている。
雨でも、風でも、体調イマイチな日でも、なぜか行く。
「今日、ちょっとダルいな」と言いながらも、タオルとバンテージを持って出ていく。
…そこまでして通う理由、気になりませんか?
ジムってこういうところ
「ボクシングやってます」と言うと、だいたいこう返ってくる。
「ダイエット?」
「キックボクシング?」
「暗闇で音楽流れるやつ?」
……キック、してない。
「ボクシング」と言ってるのに、なぜ蹴らせようとしてくるのか。毎回ちょっと心がざわつく。
世間にとって“ボクシング”は、まだまだ未知の存在らしい。だから誤解されるのも無理はない。
私たち夫婦が通っているジムは、子どもからシニアまで、プロ志望の選手も通う本格的なボクシングジム。テレビで見るような「試合」に出る人もいれば、ただの運動不足解消、趣味、ストレス発散という人もいる。
シャドーにサンドバッグ、ミット打ちに筋トレ。
思い思いのスタイルで汗を流す人たちの中に、例の“毎日来る男”=うちの夫もいる。

テクニック派の夫のこと
夫はジム歴15年のベテランだ。
私の6年なんて鼻くそみたいなもので、真剣に向き合い始めたこの2年もまだヒヨコだと思わされる。
彼がボクシングを始めた理由は、意外にも「腰痛対策」。太らないようにして、筋肉で腰を支えるためだった。
それがなぜかここまで続いてしまったのは、性格による。とにかく真面目。教えてもらったことを、黙々とこなす。フォームを見直し、反復し、コツコツ技術を磨いていく。
その結果、気づけば“毎日ジムに行く人”になっていた。
強くなりたいというより、「正しくなりたい」タイプ。
テクニック派の王道を行く、そんな男だ。
私も、彼から教わることが多い。
フォームを見直し、録画して確認し、筋トレで支える。たぶん私は「テクニックとフィジカルどちらも派」なんだと思う。
実際、こんなにやってる素人もなかなかいない。
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結局、なぜ通い続けるのか
夫は休館日を喜ぶ。
そして「今日は行きたくない」と言いながらも、タオルとバンテージを持って出ていく。
その理由を聞いてみたら、こう言った。
「だるい時もイライラする時も、とにかく身体を動かすとよくなる。それでもダメなら“本当にダメな時”だと分かるから休む」
なるほど、15年の継続には理由がある。
実際、筋トレや運動で分泌される“幸せホルモン”は、科学的にも証明されている。明るくて朗らかなマッチョが多いのは、伊達じゃないのだ。

かくいう私も、ボクシングは楽しい。
体が変わると褒められる。上手くなれば上級者とマスもできる。
それに——私は素手でショッカーを倒すという目標がある。
この目標、笑われるかもしれないけれど、私は本気だ。
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