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三世代人狼戦線。

10歳の姪っ子は、人狼ゲームが大好き。


遊びに来ると、
私のiPadで人狼ジャッジメントを
プレイしたがる。


「こわいから横で見てて。」
と頼まれるので、私もその間、
これにじっくり付き合うことになる。


CERO B・チャット形式のゲームのため、
助言と見守りなんかも兼ねているが、
私もこんなアプリをとるくらい、
人狼ゲームが好き。

割と楽しみながら、
姪っ子に付き合っている。


そして、もちろん、
私はカード版も持っている。

こちらも、姪っ子のお気に入りだ。


11役職のものを愛用しているが、


…Amazon現時点、

高っ。


今何故か、
ショッピングサイトで高くなっている。


買ったとき、こんなにせんかったはず…。


プレミアついた?

置いとこ。




そんな人狼ゲーム・カード版は、
最低4人から遊べるものの、
4人だと、すぐに終わってしまい、
あまり推理やドキドキ感を楽しめない。


4人でやるなら、
ワードウルフの方が断然楽しい。

🐺 人狼ゲーム(じんろうゲーム)

村人になりすました「人狼」と、正体を見抜きたい「村人」たちが、議論と推理で戦う心理戦ゲーム。
昼は全員で話し合い、怪しい人に投票。夜は人狼がこっそり村人を襲う。
正体を隠しながら、いかに信じさせるかがカギ!


🐺 ワードウルフ

みんなで同じテーマの言葉(お題)を与えられるが、1人だけ「ちょっと違うお題」を渡されるのがワードウルフ。
みんなでフリートークをしながら、「誰が仲間はずれか」を探し出すゲーム。
言いすぎてもダメ、黙ってても怪しい、絶妙なバランスが問われる!

ChatGPTテネシー。


なので、カード版は、
5人以上集まるのが望ましい。



「カードの人狼ゲームやろうよ!」



姪っ子がそう云うとき、
「はーい!」と寄っていくのは
まず、姪っ子のママである妹と、私。


甥っ子は、気が向けば寄ってくる。


夫陣も、大人の話が終わっていれば、
寄ってくる。


我が子達は、家から出ている。
ただ、帰省していれば寄ってくる。


そして、
人狼ゲームのルールを
まったく把握していない、
うちの父母が、
少し遠めに座っている。


という風に、
姪っ子がそれで遊びたいときには、
5人集まるか集まらないか、
いつも危ういところなのだ。



つい先日も、遊びに来た姪っ子から、
ひと声かかった。

「カードの人狼ゲームやろうよ!」



いつものように、
「はーい!」
と寄っていく、妹と私。


甥っ子は受験生のため、
この日はついて来ていなかった。


夫陣も留守タイム。


我が子達は、まだ夏季休暇になっておらず、
帰って来ていない。


そして、
人狼ゲームのルールを
まったく把握していない、
うちの父母は居る。



「5人集まった!」


姪っ子の喜びの声。



という訳で、

姪っ子、妹、私、そして、
まったくルールがわからない父母という、
危ういメンバーが集結した。



何事も、やってみなければわからない。

何か化学反応が生まれるかもしれない。

とりあえず、渋る父母にお願いして、
参加してもらうことになった。



本来なら、
【司会者】がいることが望ましいが、
今回はかつかつなので、
全員がプレイヤーとなる。

まずは、
5人編成用の役職を混ぜたカードが、
ひとりひとりに配られた。


【人狼】(1)、【市民】(3)、【預言者】(1)

カードの内訳。



配るやいなや、父母は早速、


「え?!…ほんまこれ、どうすんの?」

「え?!このカード見ていいの?」


矢継ぎ早に質問状態になっていたので、
まずは逐一説明をはさむ。


「まず、自分のカード見て、
そこに書いてる役職だけ覚えといて。」


あとは、プレイしながら、
伝えていくことにした。

おそらく、最初にルールを説明しても、
複雑なので覚え切れないだろう。


父母はテンパると、
あまり話を聞かなくなるのは、
長年の付き合いで、わかっている。

リアルタイムでルールを伝えるのが、
一番かと思った。



それでも、

「え?!これ、なんやて?!」

「え?!カード見ても良かった?!」

という無限ループに陥っている父母。


「なんでやねん。」
と言いたくなりながらも、
やっとどうにか
1戦目を始められる雰囲気になった。



配られたカードをめくると、
私が【人狼】だった。

これは有利かもしれない。



さてここで、5人編成の流れを
ざっと書いてみよう。



ゲームは、「朝」のターンから始まる。


「朝」はとにかく、
お互いの情報を探るために、
たくさん話し合う時間となっている。


この「朝」の話し合いで、
一番怪しまれたプレイヤーが、
メンバーから【追放】される。


このときに上手く、
【人狼】を【追放】出来れば、
最初の「朝」で【市民】陣営の勝利!
となることもある。

その逆で、
【市民】陣営を【追放】してしまうと、
生き延びた【人狼】が「夜」のターンで、
残るメンバーのうち1人を【襲撃】する。


そうすると、
残りのプレイヤーは3人。


その3人で、
次の「朝」、また話し合いをし、
同じく、その中の誰かを【追放】する。

ここでも、
【人狼】を【追放】出来れば、
【市民】陣営の勝利!となる。


しかし、
また【人狼】が【追放】されなかった場合、
残っているのは、【市民】陣営1人と、
【人狼】1人ということが確定する。

その時点で、
【市民】陣営は逃げ場がなくなり、
【人狼】の勝ちが確定となる。


5人編成なら、こんな感じの流れだ。



ーうまく【市民】を騙し続けるー


それが【人狼】となったプレイヤーの
腕の見せどころとなる。

つくづく、
性格の悪さを全面的に出すゲームだと思う。



そんなこんなで…、

いざ、プレイゲーム!


まずは、「1日目」の「朝」を迎えた。


「【預言者】です!」


姪っ子がカミングアウトした。


【預言者】は、
気になるプレイヤーを占って、
その人が【人狼】であるかそうでないかを
知ることが出来る重要な役職である。

【人狼】にとっては厄介な存在なので、
カミングアウトすることにより、
【襲撃】の対象にはなりやすい。

しかも今回、《入門編》のため、
【ボディガード】の役職カードは
入れていない。
なので、【預言者】が
【襲撃】から守られることは皆無。

それでも、このカミングアウトによって、
【市民】陣営プレイヤー達からは、
絶対的信頼を得られる。

まずは、それが姪っ子であることに
少しほっとした。

何とかゲームになりそうだ。




ただ今回、
最初に【司会者】がいないので、
特別ルールを設けた。


通常なら【預言者】は、
「夜」のターンで占いたい相手の
カードを指し、【司会者】に知らせる。

それを受けて【司会者】が、
「人狼か否か」の結果を
【預言者】だけにこっそり伝える。

その後、同じ「夜」に、
【人狼】が【襲撃】したいプレイヤーを
こっそり知らせる相手もまた【司会者】だ。

ゲームの橋渡し的には、
居てくれるとありがたい存在が、
【司会者】である。


なので、特別ルールとして、
この【司会者】役を
「最初に【追放】されたプレイヤー」に、
担当してもらおうと決めた。



そこで、まず、
ルールのわかっている人を【追放】すれば、
色々スムーズだろな…と、私は目論んだ。


現段階の話し合いの中では、

父は無言。

母は「…何をしたらいいかわからん。」と、
頑なにカードを握りしめていた。

…この2人を追放するとややこしそう。


狙うは、妹だ。



とにかく、
【人狼】の私が【追放】されてしまえば、
即終わってしまうこのゲーム…、


この「朝」に怪しまれなければ、
私の勝機はかなりある。



色々と話し合う中でも、
【預言者】姪っ子は、
私を疑うことがなかった。

これを始める前に、
お絵描きのお相手を担当した甲斐があった。
しめしめ。


「…なんかさ…お母さんの顔が怪しい…!」

と、ふいに姪っ子が云った。


そう、
何故か顔つきだけで
姪っ子から怪しまれたのは、我が妹。

私の思惑が、姪っ子に通じたのだろうか。


「怪しいから、お母さん占おうかな!」


占い先は唐突に、
妹に流れがいきそうだった。


ふむふむ。

私が【人狼】、
姪っ子が【預言者】なので、
あと3人はオール市民。

私からはスケスケ。




「えー?私は【市民】だよ!」


怪しまれたためか、
咄嗟にカミングアウトした我が妹は、
姪っ子にそう答えていた。


いいぞ、
それは余計に怪しまれる場合もある。


特にこの妹、
これまでの戦いの中でも、
【市民】であるにも関わらず、
「【預言者】です。」
と、カミングアウトする撹乱技を
使うことが度々あった。

それが有効なときもあるが、
姪っ子の疑いのターゲットに
なることも多い。


「やっぱり、お母さんが怪しいと思う!」


と姪っ子が云い放った。



いい流れだ。

「私も怪しいと思えてきた!」

私は、姪っ子に便乗した。



「じゃあ、わしも怪しくなってきた。」


よくわかっていない父も、
何となく便乗してきた。


母は、
何だかよくわからないまま迷っていたが、
この時点で多数決は取れている。


ということで、

「今日はやっぱり、
お母さんを【追放】しよう!」



姪っ子がそう決定した。



そうして、まず1人目、
妹が【追放】されることになった。



これで、【司会者】も無事、
妹が担当することになった。
計画どおりだ。


その「夜」、私【人狼】は、
皆に目を瞑ってもらった間に、
妹【司会者】に伝えた。

姪っ子【預言者】を【襲撃】することを。

ここで、唯一の情報源だった、
【預言者】は、盤面から去った。




「朝」になり、
【司会者】から結果が伝えられた。

「えー!やられちゃった!」

姪っ子は、少し残念そうだった。




【襲撃】されたあとの【預言者】は、
いくら怪しい相手を占っていたとしても、
「翌朝」その結果を知らせることが出来ない。

姪っ子はきっと、
【追放】された妹以外を
占っていたはずだとは思う。

特別ルールのため、姪っ子【預言者】の
活躍出来る場がなかったのが
残念…と思いつつも、大人気ない私【人狼】。

ごめんよ、姪っ子。



さぁ、残るメンバーは、
ルールのよくわかっていない父母【市民】と、
私【人狼】。


しかも父は、
さっき便乗の便乗をしてきたので、
うまく騙せそうである。



3人で話し合おうとすると、
母が開口一番こう云った。

「…やっぱり人狼、じいじ(父)じゃない?」


日頃、
父への鬱憤が溜まっているのだろうか。

母は、
さっきの姪っ子のような唐突な疑いを
父にかけていた。

しかし、
「誰かを【追放】すればいい」というルールを
理解してきているようだ。

いいぞ、
ここで、母とタッグを組めれば…、

もう人狼の勝ちが確定する!



「…さっきの話し合いでも、
便乗の便乗してきたもんなぁ。
自分以外なら、誰が【追放】されても
良さそうやったし…。」

私も姪っ子にただ便乗した身だったが、
父に向かって、白々しくそう言ってみた。



急に家族2人から疑われた父は、
反論した。

「違うよ!」


きっと、残るプレイヤー全員、
疑われればこういうだろう。

このまま母と多数決を揃えれば、
父を【追放】出来そうだ。


「わし、【市民】ってカードに書いてある!」


父は云う。


ん。


やばい。



と思ったと同時に、
父はカードに書かれている文字すべてを
読み始めた。



「能力はありませんが、
人狼を追放して街の平和を云々…って
書いてある!」



…それは、


それぞれのカードに書いてある…

役職の説明文!!



…迂闊だった。

…初心者に最初に注意すべきだった…。


それを読むのはルール違反だと…!


恐れていたことが起こった。

禁忌を使われた。



さらに父はこう続けた。


「じゃあ、ばあば(母)は何て書いてある?!」



止まらん。


「読んだろか?!
…"能力はありませんが、
人狼を追放して街の平和を…云々"!
ほら、あんたと同じやろ?!」



母も、父と同じ文言をそっくり読み上げた。


二重の禁忌…!



「…あれ?…ほなこれ…、

人狼、yucaちゃう?



そうして、初心者・父母は、
初戦、特別勝利となった。


やはり、ルールはきちんと、
最初にすべて説明すべきだな…と学んだ。


でも、
色々と話し合えたり、
推理を楽しめる人狼ゲームは、
やっぱり面白い。


我が子達が帰省したら、またやろうっと。




《【幻冬舎】 会話型心理ゲーム 人狼 各種》

【基本6役職】


【13役職】


【28役職】


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